「界隈」
「恋愛記号」”128√e980″
などが「若者世代のコミュニケーション新常識」としてめざましテレビ(9月4日)で紹介されました。
「界隈」の意味は?めざましテレビ
「界隈」は従来、「銀座界隈」のように、場所や地域を表す言葉として使われてきました。しかし、近年では、SNS上を中心に、共通の趣味や価値観を持つ人々の集団を指す言葉として使われることが増えています。
例えば、「アニメ界隈」「アイドル界隈」のように、特定の趣味を持つ人々の集まりを表す際に使われます。 また、近年では、TikTokなどのSNSの広まりにより、「自然界隈」「回転界隈」「風呂キャンセル界隈」のように、従来の「界隈」という言葉からは想像しにくい行動や状況、属性を共有する人々を指す言葉としても使われるようになっています。
Z世代が「界隈」を使う理由
- 自己表現と共感: Z世代は、多様性を重視し、自分らしさを表現することに積極的です。 様々な「界隈」に属することで、自分の趣味や価値観を表明し、共感できる仲間と繋がりたいと考えています。 これは、MBTI診断やパーソナルカラー診断のような、自分をカテゴリー分けするツールが流行していることにも表れています。
- 情報収集: Z世代は、インターネットやSNSを通じて情報収集を行うことに慣れています。 特定の「界隈」に注目することで、自分に合った情報を得ることができると考えています。
「界隈」という言葉の今後
「界隈」は、「~系」などのように、一時的な流行語として終わる可能性もあります。 しかし、Z世代の価値観や行動様式を反映した言葉として、今後も使われ続ける可能性も十分にあります。
「恋愛記号」”128√e980″の意味は?めざましテレビ
恋愛記号とは、恋人へのメッセージや好きな人の名前といった恋愛にまつわる言葉を、数字や記号などで暗号化したもののことです。
一見すると意味不明な記号の羅列に見えますが、数字の語呂合わせ、携帯電話の入力方式、英語や韓国語、中国語などを用いることで、恋愛に関するメッセージが隠されています。
”128√e980″の意味は
”I LOVE YOU(愛しています)”
です。
この記号の上半分を隠すと、下半分に”I LOVE YOU”という文字が現れるのです。
恋愛記号の例
関係性
- 「6d」:推し
- 「tq6me」:片想い
- 「t;d」:彼氏
- 「rgJ」:好きぴ
好き
- 「14106」「114106」「3edw」:愛してる
- 「3322」「rg」:好き
- 「128√e980」「831」:I Love You(愛している)
辛い恋
- 「dz:y」「n:y」:失恋
- 「goe」:嫌い
- 「jQrg」:まだ好き
願望
- 「zg3eqe」:付き合いたい
- 「W5sdqe」:デートしたい
- 「Wy0dqe」:電話したい
その他
- 「6meW」:思い出
- 「4ever」:永遠に
- 「8V0」:指輪
恋愛記号の種類
- 数字の語呂合わせ: 数字の発音を利用して日本語を表現します。
- 例:「11014」(あいたいよ)
- ポケベル打ち(ツータッチ入力): 五十音表の行と段に数字を割り当て、2桁の数字で文字を表します。
- 例:「32434」(すきでした)
- ガラケー打ち: 従来型携帯電話(ガラケー)のボタン配置に基づいて文字を入力します。
- 例:「4#1133322」(だいすき)
- スマホのフリック入力: スマートフォンのフリック入力の際に、数字とかなのキーボードの位置関係を利用します。
- 例:「4(☆°\」 (だいすき)
- 英語: 英語の単語や文章をそのまま、あるいは数字に置き換えて表現します。
- 例:「831」(I love you)
- 外国語: 韓国語や中国語など、日本語以外の言語を利用します。
- 例:「486」(サランヘ/愛している)
自分だけの恋愛記号を作ってみよう!
- 日本語の同音異義語を活用する: 「愛」を「eye」と表記するなど
- 外国語を利用する: 韓国語のハングル文字やアラビア文字など
- 縦読みを利用する: 文章の各行の最初の文字をつなげて読む
- 花言葉を利用する: バラの本数でメッセージを伝えるなど
インターネット上には、暗号ジェネレーターや変換サイトも多数存在します。これらのツールを利用すれば、簡単にオリジナルの恋愛暗号を作成できます。
まとめ:めざましテレビ「界隈」や「恋愛記号」”128√e980″の意味
「界隈」という言葉は、従来の場所的な意味から、趣味や価値観を共有するコミュニティを表す言葉へと変化しました。これは、SNSの普及やZ世代の価値観の変化が大きく影響しています。
恋愛記号は、1990年代にポケベルが流行していた頃から存在していたと言われています。 当時のポケベルは文字を送信することができなかったため、数字を打ち込んで語呂合わせのメッセージを相手に送っていました。
その後、ポケベルが日本語入力に対応すると、ポケベル打ち(ツータッチ入力)を用いた暗号も登場しました。 携帯電話の普及に伴い、ガラケー打ちを用いた暗号も生まれました。
近年では、スマートフォンやSNSの普及により、若者世代を中心に再び恋愛記号が流行しています。 スマートフォンのフリック入力や、パソコンのキーボードのローマ字入力を用いたものなど、新しいタイプの恋愛記号も登場しています。