「MFゴースト」の意味は？
ヤングマガジン連載のMFゴーストの「MF」とはどういう意味なんでしょうか？何かの略？
MFゴーストの意味は？何の略？
「MFゴースト」の意味について、まず「MF」とは富士山（マウント・フジ、mountain fuji）ではないかと思われます。
MFゴーストの時代は車の自動運転が普及した日本で公道の自動車レースが開催されるようになった西暦202X年ですが、富士山が火山活動を起こしたことで大地震や大規模停電などの災害が発生したことになっています。
「MFゴースト」はその復興支援イベントとしての側面をもっていて、毎年収益から多額の義援金が被災地（箱根・真鶴・熱海地域は一般人の立ち入りが禁止）に寄付されています。
また災害の記憶を世間から風化させないため、いずれの開催コースにも災害に起因するハザードが仕掛けられています。
MFG年間スケジュールは以下の通り（漫画44話より）。第3戦～第4戦の間は約40日のサマーブレイクが挟まれ、年間表彰式は11月下旬に帝国ホテルで行われる。作中の人物が語ったところによると、翌シーズンから更にレースが2つ増えて全7戦、決勝進出枠が20に拡大され、レースの賞金も増額されるという話があるらしい。
開幕戦（5月上旬）：小田原パイクスピーク
第2戦（6月上旬）：芦ノ湖GT
第3戦（7月上旬）：ザ・ペニンシュラ真鶴
第4戦（9月上旬）：シーサイドダブルレーン
最終戦（10月上旬）：熱海ゴースト
近未来の設定なので中継はドローンだったりします。
一般の自動車は既にEV化されていて、作中のスポーツカーは旧車的な扱いになります。
一応、「頭文字D」の続編で、「頭文字D」のキャラや名前もちょいちょい出ては来るのでファンサービス作品的な意味合いも強いんですが、
なにぶん合法レースになっているので頭文字Dとは全体的に雰囲気が変わっています。
MFゴーストの前作・イニシャルＤの意味は？
イニシャルＤの意味は最終回に明かされました。
Ｄはドリフト（作者談）
プロジェクトＤのＤはドリーム
イニシャルDは走り屋の峠バトル
当時、80年代?2000年にかけ、バブルの影響やF1ブーム、ハイパワー競争で湧き湧いた過渡期の高級車ブーム、スポーツカー、コンパクトスポーツカーブームにハマった幅広い層にざっくり刺さる作品。コンパクトなライトウェイトカーでハイパワースポーツをぶっちぎるという需要は当時実際にあり、とんがった走行性能を持つ軽自動車やコンパクトカー、ラリーベースのハイパワースポーツが数多く存在した。
イニシャルＤの主人公藤原拓海は一見してどこにでもいそうな高校生で、本作出てくるマシンも読書達が実際に乗っていたであろう車種ばかりで、当時は実際に週末の夜に峠を市販車で攻めるということが行われていた時代である。
MFゴーストあらすじ
202X年、化石燃料を動力源とする自動車は世界中で生産中止となり、それに代わって自動運転システムを搭載した電気自動車や燃料電池自動車が普及していた。そんななか、今や絶滅危惧種ともいえる内燃機関を搭載したスポーツカーを用い、公道をクローズドコースとして行われるカーレース「MFG」が日本で開催され、世界の多くの人々を熱狂させていた。
そのMFGに参戦するため、英国のレーシングスクールをトップの成績で卒業した19歳の天才ドライバー、カナタ・リヴィントンが来日してくる。カナタはMFG参戦に加えて、行方不明になっている日本人の実父・片桐健を探すという目的をもっていた。
MFGのレースクイーンをしている女子高生の西園寺恋は、「外見だけでは人を好きにはならない」と友達に豪語していたが、自分の家に下宿することになったカナタのイケメンぶりに一目惚れし、それ以降なにかとカナタのことを気にかけるようになる。
カナタは父の姓を名乗り、「片桐夏向」の名前で選手登録をすることで自身の存在を内外にアピールし、西園寺夫妻の友人・緒方から提供されたトヨタ・86で出走。超高級スーパーカーが上位ランクに名を連ねるなか、スペックが圧倒的に不利な86を駆りながらも圧倒的なテクニックを発揮して、「神フィフティーン」と呼ばれる上位15位のポイントランカーに迫る快走を見せつける。
そんなカナタを鍛えたのは、伝説的な腕前をもちながらも事故でプロを引退した「悲運のラリースト」藤原拓海であった。彼を知るMFGのスタッフや、同世代の元走り屋たちも注目するなか、それまで「ヨーロッパ製の高級車が有利」とされてきたMFGに、「低馬力な86」を駆るカナタは新たな旋風が巻き起こそうとしていた。
