「メイドインアビス」はぐいぐいと引き込まれる作り込まれた世界観で、次の展開をワクワクしながら楽しめる作品。
2019年1月にはテレビアニメの総集編が放送され、2020年1月に続編となる映画メイドインアビス(深き魂の黎明)が上映されますが、
R12指定だったのがさらにR15指定までレベルアップしたことが話題になっていますね。
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映画メイドインアビス(深き魂の黎明)R15指定の理由は?グロいシーン(白笛ボンドルド)が原因?
たとえばテレビアニメ放送で最もグロいバイオレンスシーンと言われるのが10話(毒と呪い)。
タマウガチの毒針に左手を貫かれたリコは「上昇負荷」の影響で目、耳、鼻、口など穴という穴から血を噴きだし、
刺された左手は風船のようにパンパンに腫れて今にも破裂せんとばかり。
幻想にうなされるリコはそれでも必死に生きる道として左腕を切断するようにレグに指示し、
まずは毒がこれ以上全身に回らないように腕の骨をし折ったうえで切断。
こうした様子が音や間接的なアングルでぼかしたり、カットしたり、飛ばしたりすることなく、
むしろありありと描写されていました。
だからこそ、アビス特有の呪いによって「成れ果て」となったナナチの登場が際立ったわけですが、
正直な所、放送コードに良く引っかからなかったなと感じるレベルでした。
映画メイドインアビス(深き魂の黎明)R15指定のグロいシーンは白笛ボンドルド?
ここからは個人的な予想になります。
映画メイドインアビス(深き魂の黎明)ではテレビアニメを超えるような描写が待ち受けていることが予想されますが、
その描写で中心人物となるのは白笛のボンドルドではないかと考えています。
テレビアニメでは第13話(最終回)に登場した仮面とパワードスーツのボンドルドは立ち居振る舞いや言葉遣いこそ丁寧で紳士的ではあるものの、
アビスの謎を究明することに関しては常軌を逸していて、ナナチらを人体実験(アビスの呪いの肩代わり)させてきた張本人であり、
身体は滅んでもストックしておいた身体に「体の交換」を行うことで何度でも復活できてしまいます。
映画メイドインアビス(深き魂の黎明)ではおそらく人体実験の様子が克明に描写されたり、
レグを拘束して「調査のため」と称して右腕を切断するシーン、
さらにリコの「火葬砲」で肉体を半身吹き飛ばさるシーンなどがR15指定となった理由ではないかと予想しています。
いずれにしてもメイドインアビスはストーリーが進むにつれて残酷さはエスカレートしていき、
救いも少なく常に絶望感と隣り合わせとなっていきますね。
映画メイドインアビス(深き魂の黎明)R15指定に関するツイッターの反応
ツイッターでも、映画メイドインアビス「深き魂の黎明」がR15指定を受けたのはボンドルドのせいではないか?という意見が多く見られました。
逆に言うと、ボンドルドが関わる残虐でグロテスクなスプラッターシーンが好きな人にとっては、むしろ映画メイドインアビス「深き魂の黎明」は期待以上に楽しめるクオリティに仕上がっていると言えるのかもしれませんね。