ミッキー（Micki Kanesaki）殺害事件は、2006年5月25日に地中海クルーズ船「アイランド・エスケープ」号で発生した殺人事件
被害者のカネサキ・ミッキーさんを殺害したは誰？元夫のロニー・ココンテス？
ミッキー殺害事件の犯人は誰？元夫のロニー・ココンテス？
ミッキー・カネサキさんとロニー・ココンテスは、1995年に結婚し、2002年に離婚しました。離婚後も2人は資産を分割するために同居していました。
ココンテスは2005年に別の女性と再婚しましたが、カネサキさんと復縁し、2006年5月に地中海クルーズに出かけました。
クルーズ中、ココンテスはカネサキさんを絞殺し、海に遺棄しました。
ココンテスは当初、カネサキさんが海に転落したと主張していましたが、その後の捜査でカネサキさんが絞殺されたことが判明し、ココンテスは逮捕されました。
ココンテスは金銭目的でカネサキさんを殺害したとされ、2020年6月に第一級殺人罪で終身刑（仮釈放なし）の判決を受けました。
この事件は、1988年に同じ船で発生した別の殺人事件と酷似している点が指摘されています。 どちらの事件も、夫が妻を殺害し、海に遺棄するという手口で、金銭目的であった可能性が疑われています。
ミッキー殺害事件の証拠
ミッキー・カネサキさんの遺体が水中で発見されたが、肺には水がなかったこと。: 検死の結果、カネサキさんは水に入る前にすでに死亡していたことが判明しました。これは、溺死ではなく、殺害されたことを示唆しています。
カネサキさんの首に絞殺された痕跡があったこと。: 検死の結果、カネサキさんの首には絞殺された際にできるようなひどい痣があったことが明らかになりました。
ロニー・ココンテス氏がカネサキさんの死後、多額の遺産を相続したこと。: ココンテス氏は、カネサキさんの死後、約200万ドルの遺産を相続しました。FBI捜査官は、これがココンテス氏にとっての殺害の動機になった可能性があるとみています。
ココンテス氏がカネサキさんの死後、恋人であるエイミー・グエンさんの元を訪れたこと。: カネサキさんの遺体が発見される前に、ココンテス氏はアメリカへ帰国し、グエンさんの元を訪れていました。
グエンさんがココンテス氏がカネサキさんの殺害を計画していたと証言したこと。: グエンさんは、ココンテス氏がクルーズ船でカネサキさんを殺害する計画を立てていたと証言しました。当初、グエンさんは捜査に非協力的でしたが、司法取引に応じて証言しました。
ココンテス氏が姪のジュリー・サラニタさんとの電話で、カネサキさんのことを「遺体」と呼んでいたこと。: サラニタさんはFBIの依頼で、ココンテス氏との電話を録音していました。その会話の中で、ココンテス氏はカネサキさんのことを「遺体」と呼び、その状態について異常に執着していたことが明らかになりました。
これらの証拠は、ココンテス氏がカネサキさんを殺害したことを強く示唆しており、最終的に彼は第一級殺人で有罪判決を受けました。
ミッキー殺害事件の犯人｜ロニー・ココンテスの判決・現在は？
ロニー・ココンテスは、元弁護士で、2006年に元妻の金崎ミッキーさんを殺害した罪で、2020年6月に第一級殺人罪で終身刑（仮釈放なし）の判決を受けました。 ココンテスは、金銭目的でミッキーさんを殺害したとされています。
裁判では、ココンテスがミッキーさんの遺産約200万ドルを受け取るために殺害したという証拠が検察側から提出されました。
ココンテスは、ミッキーさんが気性の激しい性格だったと説明し、殺害を否定しましたが、陪審員は彼の主張を認めませんでした。
現在、ココンテスはカリフォルニア州サンディエゴにあるRJドノバン矯正施設で終身刑に服しています。
まとめ：ミッキー殺害事件の犯人は誰？元夫のロニー・ココンテス？
ミッキー（Micki Kanesaki）殺害事件の時系列は次のとおり。
1995年: ミッキー・カネサキさんとロニー・ココンテスさんは結婚。
2002年: カネサキさんとココンテスさんは離婚。しかし、その後も同居を続ける。
2002年: ココンテスさんは、出会い系サイトで知り合ったエイミー・グエンさんと交際を開始。
2005年: ココンテスさんとグエンさんはラスベガスで結婚。
2005年9月: ココンテスさんは、カネサキさんに対して、当時共有していたラデラ・ランチの家の売却を求める申し立てを裁判所に提出するも、後に取り下げる。
2006年: ココンテスさんとカネサキさんは関係修復のため、地中海クルーズへ出発。
2006年5月26日: クルーズ2日目、カネサキさんが船上から姿を消す。ココンテスさんはFBIに対し、カネサキさんがワインで気分が悪くなり、海に落ちた可能性があると説明。
2006年5月27日: イタリアの海上でカネサキさんの遺体が発見される。
2006年6月16日: 遺体の検死により、カネサキさんは絞殺された後、海に遺棄されたと結論付けられる。
2008年: ココンテスさんがカネサキさんの遺産100万ドルを自分の口座に移そうとしたため、FBIはココンテスさんを容疑者として捜査を開始。
2009年1月: グエンさんが、ココンテス氏がカネサキさんの殺害を計画していたと証言。
2013年: ココンテスさんをカネサキさん殺害の容疑で逮捕。
2020年6月: ココンテスさんは、金銭目的の第一級殺人で有罪判決を受ける。
ココンテスさんは現在、仮釈放なしの終身刑で、カリフォルニア州サンディエゴにあるRJドノバン矯正施設に収監されている。
■重要な証拠
カネサキさんの遺体は海で発見されたにもかかわらず、肺に水がなかったこと。
カネサキさんの首に絞殺された痕跡があったこと。
ココンテス氏がカネサキさんの死後、約200万ドルの遺産を相続したこと。
ココンテス氏がカネサキさんの死後、グエンさんの元を訪れたこと。
グエンさんがココンテス氏がカネサキさんの殺害を計画していたと証言したこと。
ココンテス氏が姪のサラニタさんとの電話で、カネサキさんのことを「遺体」と呼んでいたこと。
これらの証拠から、ココンテス氏がカネサキさんを殺害したとされ、有罪判決に至った。
