映画「ミッドナイトスワン」はなぜ失明して見えなくなった?
オムツの血は何らかの感染症だったのでしょうか?手術の失敗?
ミッドナイトスワン失明はなぜ?オムツの血?
映画「ミッドナイトスワン」で凪沙(草彅剛)はなぜオムツをしていたのかというと、手術の後のケアを怠ったため、血が止まらなくなったようです。
ただ実際には術後のケアを怠ったぐらいではあんなひどいことにはならないのでは?とYouTubeでトランスジェンダーの方も言っています。
凪沙の受けた手術後はアフターケアが必要で、それをサボるったことに起因して視力にも問題が出てしまったのかもしれません。
凪沙も劇中で金銭面で困っている描写もあるため、満足な治療すら受けられる状態ではなく「さぼっちゃったらこんななっちゃった」と言ってます。
ボランティアがいないと着替えることすらできないためオムツから血が漏れていた。そのくらいなぎさの生活はひっ迫していた、と言うことだと思います。
凪沙がタイで植えた手術は成功しても長い間自分でケアすることがとても大切で大変なようですがそのあたりは小説にちゃんと書いてありますので一読をお勧めします。
患部の消毒、壊死のチェックや手術のアフターケアがより適切にできていたら、あんな悲しい出来事は防げたかもしれないと思うといたたまれない気持ちになります。
ミッドナイトスワンで凪沙の最後は?海に入る一果は?
映画「ミッドナイトスワン」で凪沙の死を悟った一果が服を着たまま海に入るシーンがありました。
その後アメリカでコンクールに出ている様子が描かれているので、思いとどまり引き上がったのでしょう。
エンドロール後は、椅子に座ってタバコを吸っている凪沙がそのすぐ後ろでバレエのポーズをしている一果を見ている、と言うシーンでした。
スローで凪沙の表情が感慨深いシーンでしたが結末は分からないです。
小説では背後で羽音がして振り向くと(浜辺の方向?)海にいるはずのない白鳥が太陽に向かって飛んでいったみたいなことが書いてあって終わっています。
また一果の友達のりんが結婚式で踊りながら飛び降りましたが、その理由について
・足の怪我で自分が唯一好きだったバレエを辞めなければならなくなったこと。
・母親と父親から本質的な愛情を与えられずに育てられてきたこと。
・母親の「この子からバレエを取ったら何も残らない」という言葉を聞き、自分は「母の子供」ではなく「母の代用品」だったことを確信し、絶望してしまったこと。(この件のあとからりんは親と会話をすることもなくなったそうです)
主に親子関係が問題だとは思いますが、これらの原因から、りんは全てを諦めて飛び降りしてしまったのだと思います。