神社でお守りなどを売る女性を巫女さんといいますが、男性の場合の名前は?
男性が「巫女」になるにはどうしたら良いのでしょうか?
男巫(巫女の男性)の名前は巫覡?読み方は?
男巫(巫女の男性)の名前は巫覡(読み方:ふげき)です。
巫=みこ。かんなぎ。舞楽をして神降ろしをし、祈祷をする女。対語は覡。
覡=みこ。かんなぎ。男のみこ。対語は巫。
「巫覡」も「みこ」「かんなぎ」の意味ですが、女のみこと男のみこを組み合わせた形です。したがって、「巫覡」は「巫女」の男性版にはなりません。性別を問わない「巫祝(ふしゅく)」(神に仕える者。みこ。はふり)のような語もあります
男巫(巫女の男性)になるには?
男性巫女であるオカンナギ(男巫)は、宮司でも神職でもなく、一般巫女と同等です。つまり、祈祷や神事を中心になって行うことはできません。あくまで神社の補佐役です。江戸時代には男巫が、祈祷や布教などを行ったり、神職風の姿をして処罰された事例もあります。
なお、宮司は神社の責任者であり、その下に禰宜、権禰宜という役職があります。
巫女さんに資格はいらないのですが、神社にいらっしゃる男の方はほぼ資格を持っている方だと思います。
ですので一般的には神職(しんしょく)さんとお呼びします。(厳密にはその中でもいろいろ階級がありますが)
また、女性でも有資格者は神職さんとお呼びします。
まとめ:男巫(巫女の男性)の名前は巫覡?読み方は?
ふげき (巫覡)は「神に仕えて、祈祷や神おろしをする人という意味です。
なお「巫」は女性です。
「覡」は男性にいいますが読みは「かむなき」とか「おかんなぎ」とかいう場合があります。
今も覡のいる神社が少しだけ存在します。