水を180度のお湯に沸騰させることはできる？
水の沸点は100度ですが180度のお湯まで沸騰はできないんんでしょうか？
水を180度のお湯に沸騰できる？できない？
お湯を180度にするのは難しいことです。水は通常、100度で沸騰しますが、それ以上の温度になるのは高圧下でない限り難しいです。
水を180度に加熱することは、一般的な状況では難しく、揚げ物などの調理には適していません。
しかし、お湯の代わりに油を使用すれば、揚げ物をカリッと仕上げることができます。油は水よりも高温で沸騰し、揚げ物の「衣」をパリパリに仕上げることができます。
また、お湯を高温にするためには高圧下で加熱する必要がありますが、これにより水分がうまく蒸発せず、望む調理結果が得られない可能性があります。
お湯の代用として、180度の温度を必要とする調理方法がある場合には、油を利用するか、特殊な条件下で高温に保つ必要があることを考慮すると良いでしょう。
10気圧はどのくらい？｜水を180度のお湯に沸騰
水を180度のお湯に沸騰させるには10気圧という環境ならば理論的には可能です。
10気圧は大気圧の10倍です。通常、大気圧は標準条件で1気圧とされています。したがって、10気圧は10倍の圧力を指します。1気圧は約101325パスカル（Pa）であるため、10気圧は約1013250パスカルに相当します。
つまり、空気が10倍もぎゅっと詰まっている状態です。
10気圧は、海の深さ約100メートルの水圧に相当します。
例えば、海の中に潜っているとき、水の圧力によって耳が痛くなることがあります。これは、耳の中の圧力が水圧によって外側の圧力よりも低くなるためです。
10気圧の圧力は、人間の体にも影響を与えます。10気圧の圧力下で長時間生活すると、減圧症（潜函病）という病気を発症する可能性があります。
減圧症は、血液や組織に溶けていた窒素が、急に高圧環境から常圧に戻った際に気泡となって血管を塞ぐことで起こる病気です。
減圧症の症状は、倦怠感、頭痛、関節痛、しびれなどです。重症の場合は、麻痺や意識障害を起こすこともあります。
まとめ：水を180度のお湯に沸騰できる？できない？
水を通常の大気圧下で180度に沸騰させることはできません。水の沸点は通常、大気圧下で100度です。この温度で水は沸騰し、水蒸気に変わります。
水を180度以上の温度に加熱しようとすると、通常の条件では水は沸騰する前に蒸発してしまいます。大気圧下では、水の温度を100度以上に上げることが難しく、沸騰には至りません。
しかし、高圧下では水の沸点が上昇します。例えば、圧力を10気圧に上げると、水の沸点も約180度に上昇します。このような高圧下でないと、通常の条件では水を180度のお湯にすることは難しいです。
