棗黍之丞を演じる桃山剣之介はNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に出てくるキャラクターで、尾上菊之助さんがキャスティングされています。
NHKの公式サイトでは3人のヒロインのものがたり全てに関わるキーパーソンと紹介されている重要人物ですが、桃山剣之介ならびに棗黍之丞に実在モデルはいるんでしょうか?
■桃山剣之介(ももやま けんのすけ)
通称:モモケン
配役:尾上菊之助
日本映画界を率いる銀幕の大スター。
時代劇映画の「棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)見参」が大ヒットし、シリーズ化される。
清新な演技と甘いルックスを兼ね備え人気を不動のものとする。
デビュー作の「桃から生まれた剣之介」からモモケンの愛称で親しまれる。
桃山剣之介(棗黍之丞)実在モデルは?妖術七変化で見参!カムカム朝ドラ
結論からいうと、NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で登場する棗黍之丞も桃山剣之介もどちらも実在モデルはいないようです。
ちなみに、カムカムでは実在する映画スターの名前だけ登場します。
算太(濱田岳)がとあるポスターを見ながら「バンツマやアラカンにはなれん」とつぶやいていましたがバンツマとは阪東妻三郎(ばんどう つまさぶろう)さん、アラカンとは嵐寛寿郎(あらし かんじゅうろう)さんのことです。
ちなみに、京都市太秦を舞台にヒロイン美月が映画に人生をささげていく朝ドラ「オードリー」にも桃山剣之介という名前の役者が登場していました。
そして、桃山剣之介と共演している伴虚無蔵(松重豊)は京都編で、るいの娘三代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈)の師匠的存在となります。
モモケン映画「女狐乱れ桜」では、役名のない斬られ役として登場していたのが、後に映画館オーナー西山が「大京の秘蔵っ子」と呼ばれポスターにも「共演」と明記されるほど大出世しています。
ひなたは、父親の影響で時代劇が好きという設定。
『棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘』をるいと2人で観に行った錠一郎は、ラジオパーソナリティーの磯村吟(浜村淳)が駄作とこき下ろす中、
「暗闇でしか見えぬものがある。暗闇でしか聞こえぬうたがある」
「黍之丞見参」
といった棗黍之丞の決め台詞に聞き入ると、ふと「(コンテストに)勝つよ。サッチモちゃんのために、戦うよ」と決意を固めるのでした。
ということは、るいの結婚相手はやはり錠一郎?