映画「もののけ姫」でジバシリ(地走り)とは?
狩人としてジコ坊に雇われ、もののけに人と見破られないよう獣の生皮を被っていましたが、モデルはあるのでしょうか?
もののけ姫|ジバシリ(地走り)とは?正体・モデルは?
映画「もののけ姫」でジバシリ(地走り)とはジコ坊に雇われた通常の狩人よりも山野の知識に長けた者達。もののけに人と見破られないよう獣の生皮を被ったり、その血を顔に塗るなど、特殊な術を使う[43]。その異相ぶりから、タタラ場の人間達にも気味悪がられていた。シシ神の偵察中、「シシ神の姿を見ると目が潰れる」などとおびえ、ジコ坊にたしなめられた者がいるなど、山の民として神を恐れる傾向が強い。
描写はされていないが、飛び散ったシシ神の体液を浴びて多数が命を落とし、生き残った者たちは、わずかに生き残った石火矢衆や唐傘連と共に一目散に逃亡した。
そのため、乙事主(おっことぬし、四本牙を持つ巨大な白い猪神。500歳の最長老)はジバシリを「甦った一族」と誤認しています。
乙事主は一族であるナゴの守の死を受け、鎮西(九州)からシシ神の森を守るために他の猪神を率いて海を越えて渡来した際、人間に大攻勢をかけるも、身体中から血を流すほどの重傷を負います。
ジバシリ(地走り)は、乙事主がサンと共にシシ神の池へ向かう途中で待ち伏せすると、罠に気づいたサンの制止も聞かずに乙事主は錯乱状態となりながら池へ暴走してしまいます。
途中で倒れた彼に皮を被ったジバシリが毒矢を突き刺し、戦闘による傷の痛みと毒による苦しみによりタタリ神へと変貌し始めたのでした。
まとめ:もののけ姫|ジバシリ(地走り)とは?正体・モデルは?
映画「もののけ姫」では、森を奪った人間を憎んでいるとされる猩々(猿神)も森に入ってきたジバシリにおののき逃げ出していました。
そんなジバシリ(地走り)を動かしていたのが謎の組織「師匠連」の一員・ジコ坊。
唐傘連(常に唐傘をたずさえ、忍のような技を使う集団)の頭領。
シシ神の森の存在をアシタカに教えた人物。
岩から岩へと身軽に跳躍移動したり、ヤックルと並走するなど高い身体能力を持つ。基本的に自身が率先して戦おうとはせず実力を隠しているが、緊急時にはアシタカと渡り合えるほどの武術の使い手でもある。