モノサシストとは一言で言えば、定規を「ベンベンベン」と弾くことで演奏する新しい(?)音楽の形。
机のふちに定規を置き、定規の位置をずらしながらウッドベースのように音程が変え旋律を生み出すのがモノサシストの演奏スタイルとなっています。
【動画】モノサシストとは?
モノサシストの弾き方
モノサシストは楽器の「ベース」と同じく人差し指と中指を(ツーフィンガー奏法)で弾く方法「オルタネイトピッキング」が基本となっています。
定規の置き方に関しては、裏面・表面のどちらを上にしても旋律にはそれほど違いは生まれないものの、
目盛りが書いてある表面を裏側にしてしまうと文字の凹凸のせいでモノサシを動かしづらいいので、ほとんどのモノサシストは表面を上側にしていいます。
モノサシストの弾き方とベースの弾き方で大きく異なるのは
縦弾き
横弾き
という2つの演奏方法(立ち位置)があること。
縦弾きとはどこか適当なところに自分に向けて定規を出すだけで演奏が可能なので、場所の確保が簡単ではあるものの、演奏面では手首の動きが厳しく制約されてしまうデメリットがあります。
横弾きは場所を確保するが難しいというデメリットの反面、手首がある程度自由に動くため音程の調整が簡単です。
モノサシスト音階や楽譜は?
モノサシストはどうやって音階を生み出しているのかというと、音程は台からはみ出た定規の長さで調節しています。
台からはみ出す部分の定規が長くなると、より低い音になり、短くなると高音が出るようになります。
音程調整では、小指をうまく使って定規を移動させることが重要とされていますが、
ものさしで音階を出すために、具体的に物差しの長さを何センチ何ミリにするといった決まりがあるわけではありません。
定規には目盛りがついているものの、モノサシストは感覚で音階をマスターしているようです。
また、楽譜についても正規の楽譜については無断掲載は権利侵害行為となり、
モノサシスト向け譜面「ミリ譜」があるという噂もありますが、真偽は定かではありません。
モノサシスト定規のおすすめは?
モノサシストをするために必要な道具は次の3つあります。
定規
演奏台
演奏板
多くのモノサシストが利用しているのはステンレス製の定規で、音が良くて安価で買えるため支持を集めています。
実際に「シンワ製直尺ステン15cm定規」のアマゾンレビューでは、定規のはずなのに楽器としてのレビュー内容がほとんどです。
また、モノサシストの演奏をすれば台が傷ついてしまうので、演奏台を保護するための演奏板も用意しておくと良いです。
他にも、モノサシストの演奏を動画でyoutubeなどに投稿する場合には、webカメラとマイクが必要になります。