若干15歳でスポーツクライミング世界選手権で3位入賞を果たし、
日本の最年少記録を更新してしまったことで話題になっているのが森秋彩さん。
6歳の頃に父親の影響で森秋彩さんはスポーツクライミングを始めたと言いますが、
その実力はすでに東京オリンピックの出場権を争うレベルに到達しています。
森秋彩の出身中学・プロフィールは?家族は?
- 生年月日:2003年9月17日
- 年齢:15歳
- 出身地:横浜出身(現茨城県つくば市在住)
- 身長:154㎝
- 出身中学校:光輝学園つくば市立手代木中学校(小中一貫校)
- 高校:つくば開成高校(通信制)
- 握力:右35左30
- スポンサー:牛乳石鹸共進社株式会社、ZETA株式会社
森秋彩さんが入学したつくば開成高校は通信教育なので、
基本的にはスポーツクライミングの練習に打ち込んでいるのではないでしょうか。
同じ高校の卒業生にはタレントの鈴木奈々さんなどがいます。
家族構成は、父親、母親、弟の4人で、
父親と母親もスポーツクライミングやっているらしいので、
森秋彩さんの弟も本格的にスポーツクライミングに取り組んでいるかもしれませんね。
身近に森秋彩さんのような目標となる選手がいることは、
大きな刺激になるんじゃないでしょうか。
森秋彩さんは6歳でスポーツクライミングを始めて2年後の8歳には、
すでに国際大会で優勝を果たし、その後も、国内外のスポーツクライミングの大会で、
優勝や上位入賞していた注目の選手でした。
ただ、森秋彩さんがメディアの関心を集めることになったのは、やはり、
2019年8月に開催された「IFSC クライミング 世界選手権 リード種目」で3位入賞を果たしたことでしょう。
スポーツクライミングにはボルダリングやリードなどの種目がありますが、
それまで第一人者の野口啓代さんの16才という最年少記録更新し、
全種目を通じた日本人最年少メダル記録を更新。
森秋彩の戦績・受賞歴は?
国内大会では、
- JOCジュニアオリンピックカップ3連覇(2015年、2016年、2017年)
- リード・ユース日本選手権 3度優勝(2016年、2017年、2019年)
- リード・ジャパンカップ 2度優勝(2016年、2017年)
- 日本選手権リード競技 優勝(2018年)
- ボルダリング・ユース日本選手権 2度優勝(2016年、2018年)
といった感じで、ユースレベルではもはや敵なしといったレベル。
アジア大会・世界大会では、
- IFSC クライミング・ワールドカップ(L,S)シャモニー 2019 4位
- IFSC クライミング・ワールドカップ(L,S)ヴィラール 2019 3位
- IFSC クライミング・ワールドカップ (B,S) 呉江 2019 3位
- アジアユース選手権2018(ボルダリング) 4位
- アジアユース選手権2018(リード) 2位
といった感じで、優勝経験こそないものの15歳ながらにして、
何度も表彰台に立つ快挙を成し遂げています。
他にも、2012年に若干8才でイタリアで開催された国際大会
「アルコ・ロックマスター」の7~9歳の部(アンダー14のキッズコンペ)にも出場。
世界各国から5歳から13歳の子供が総数500名参加し、
日本人は森秋彩さんのみだったようですが、
スポーツクライミングの全種目(リード・ボルダリング・スピード)全てで
1位を獲得し完全優勝で世界一の座に輝いています。
もともとは森秋彩さんの父親の森正夫さんがクライミングを趣味でやっていて、
クライミングジムに出かけるたびに、森秋彩さんも行きたいとねだっていたとか。
クライミングジムはつくば市の自宅近くにある
ショッピングモールスポーツショップ内にあるそうなので、
通いやすかったことも森秋彩さんの実力につながっているんじゃないでしょうか。
どこのクライミングジムか調べてみたんですが、
「つくばクレオスクエアキュート」内にある「モンキーマジック つくばQ’t」
ではないかと思われます。
東京五輪のスポーツクライミングで森秋彩の代表出場は?
気になるのは森秋彩さんが東京五輪のスポーツクライミングで
日本代表に選ばれるのかどうか?だと思います。
3位入賞し最年少記録を更新した世界選手権は
2020東京五輪の出場権もかかっていて、五輪切符獲得へ前進。
東京五輪代表の2枠目を欠けて8月20日に
スポーツクライミングの世界選手権第9日が開催されています。
東京都八王子市のエスフォルタアリーナ八王子で女子複合の決勝が行われ、森秋彩(茨城県連盟)は6位。
森秋彩は最終種目のリードで完登して順位を伸ばしたものの、
五輪の参加資格を得られる日本勢2番手には及びませんでした。
日本勢2番手はスポーツクライミングのレジェンド 野口啓代さんでした。
森秋彩の筋肉トレーニングや愛用シューズは?
森秋彩さんの成績を見ると、やはりユースから一般の部に上がると、
成績が少し伸びや何でいるように感じます。
森秋彩さん自身も感じていたのか、世界で戦うために筋力トレーニングに力を入れます。
スポーツクライミングでは体の軽さももちろん武器なるものの、
パワーを備えるべく、加重25kgのスクワットなどで下半身の筋肉を中心に鍛えあtり、
懸垂、腕立て伏せも精力的にこなして、1年間で体重を8kg増やすことに成功。
脂肪ではなくて筋肉だけで8キロも増やしているのは驚異的だと言えるし、
森秋彩さんは一見、やせ形に見えるけれど、体幹(インナーマッスル)が強化されているんでしょうね。
食事の面でもご飯を食べる茶わんをドンブリに変えて食べる量を倍増させ、
さらに筋肉アップに欠かせないタンパク質多めのメニューするなど、
スポーツ栄養学の本から学んで専門的な知識を身に着けているようです。
また森秋彩選手の愛用しているシューズは、
「adidas ROCKSTARS TOKYO 2019で優勝した際の
副賞としてもらったレディースアディダス ファイブテンのようです。