「無理しないで・無理せず」をビジネス上で上司や目上の先輩に丁寧に言う場合、「ご無理なさらずに」で良いんでしょうか?
「無理しないで」の敬語で「無理なさらないでください」は間違っている?正しい?
「お大事になさってください」という言葉は、目上の方へも使えるんでしょうか?
「無理しないで・無理せず」丁寧に敬語表現は?上司や目上の先輩にビジネスでは?
結論から言うと、丁寧語・敬語・謙譲語というのは言い出すときりがないので、相手が不快感を感じなければ良いです
「無理しないで・無理せず」の丁寧な敬語表現も、
「ご無理なさらずにご自愛ください」
「無理なさらないでください」
「お大事になさってください」
いずれも正解です。
「ご無理をされず、お大事になさってください」「ご無理をなさらず、お大事になさってください」「ご無理をなさらないよう、お大事になさってください」のような言い回しもありかと思います。
会話文では助詞を省略することが多く、「ご無理なさらずに。」でもかまいません。(静養してください)のような後の言葉を言わないのは余韻を残すとともに「~してください」のような強制とも取れる言葉を言わないようにするのですね。
普段から仲良くしている先輩であれば「無理せず体調には気をつけてくださいね」といった感じで、もっとフランクな表現でも良いでしょう。
「なさる」は「する」の尊敬語です。
また、「ご無理」と美化語を使うほうが丁寧度が上がります。
他には、
「ください」は尊敬語ではありますが、「くださる」という語の命令形なので、無いほうがいくらか柔らかい表現になるようです。
逆に強い希望として伝えたい場合には、「ください」を使っても構わないでしょう。
ただ、年配の方は、あまり強く心配されると、却ってうるさがられる場合もありますから、相手の方の性格や状況に応じて使い分けをなさるのがよろしいかと思います。