中村朱美さんは京都で4店舗を運営する凄腕の飲食店経営者ですが、飲食で起業しようと思ったきっかけは「旦那さんの作るステーキ丼が死ぬほどおいしかった」からという異色の経歴の持ち主。
さらに「日経ウーマン ウーマンオブザイヤー」に選出されるなど、中村朱美さんが超ホワイト企業とも呼べるワークライフバランスを実現し、
積極的に社会的マイノリティ(シングルマザーや障碍者など)を受け入る経営姿勢が評価されています。
外見もかわいいうえに講演会ではトークも上手あって各地で引っ張りだこの中村朱美さんのプロフィールを詳しく調査!
中村朱美の年齢は?
中村朱美さんの年齢は1984年生まれであることがわかっているので、2020年には36歳になることがわかります。
ちなみに中村朱美さんが「株式会社minitts」を設立し「佰食屋」を回転させたときの年齢は2012年のことなので28歳の時になりますね。
旦那さんと結婚した時の年齢は26歳ですから、結婚してからわずか2年で起業に踏み切るというフットワークの軽さがすごいですね。
中村朱美のかわいい画像
中村朱美のツイッターやインスタグラム
中村朱美のツイッター
@hyakushokuya
中村朱美のインスタグラム
■佰食屋のインスタグラム
中村朱美は結婚した旦那(夫)は?子供はいる?
中村朱美さんは26歳の時に旦那さんと結婚し、2018年に4歳の長女とと2歳の長男がいらっしゃることがわかっています。
2020年現在だと長女が6歳で年長組、長男が4歳で年少組といった感じになりそうですが、
長男が先天性の脳性麻痺で右手右足に障害があることから、中村朱美さんの1日のタイムスケジュールには保育園の送り迎えだけではなく、
長男をリハビリ施設に連れて行ってリハビリにつきそう時間も見られます。
「株式会社minitts」や「佰食屋」は中村朱美さんと旦那さんふたりで経営されていて、
主に中村朱美さんは飲食事業を担当し、旦那さんは不動産事業とメニューの開発を担当しているそうです。
中村朱美の高校や大学など学歴は?
中村朱美さんは京都府亀岡市出身で大学は京都教育大学に進んでいることから、中学校や高校委は亀岡市周辺だと思われます。
具体的な学校目に関しては特定に至る情報は見当たらなかったので引き続き調査を進めます。
中村朱美の本やテレビ出演歴
中村朱美さんは書籍『売上を、減らそう。』を出版。
読書の投票により選ばれるビジネス書グランプリ「イノベーション部門」で1位を受賞しています。
テレビ番組にも、
ガイアの夜明け
セブンルール
といった感じで、ビジネスマン向けの番組に良く取り上げられています。
中村朱美さんの年収は?
一般的に飲食店経営者の年収はある調査によると560万~627万円とされています。
中村朱美さんの場合、夫婦で経営しているとはいえ4店舗もお店を出店していますから単純計算で先ほどの年収の4倍の年収があってもおかしくなさそうですが、
著書『売上を、減らそう。』の通り中村朱美さんは「倒産せずに会社が継続できたらそれでいい」という信条を持っています。
自分の給料は社員に公開したうえで、役員報酬も8万円のみしか受け取っていないそうで、
飲食店運営で得られる年収はそれほど高くはなく、差し当たって不自由なく生活できる収入に抑えているとみられます。
その代わり、中村朱美さんは講演会や講義での収入をあてにしているのと、
会社では飲食事業の他にも不動産業というもうひとつの柱がありますから、そちらの事業からの年収もある程度は得ていると思われます。
中村朱美はステーキ丼が企業のきっかけ
中村朱美さんのお店ではメニューを決めるのは料理が得意な旦那さんのほうで、
ステーキ丼がメインの佰食屋というお店を開店しようと思ったきっかけもに、旦那さんがふるまってくれたステーキ丼がきっかけです。
中村朱美さんがぼんやりと起業を考えていた時期に、旦那さんが晩ごはんに作ってくれたステーキ丼があまりにも美味しくて、
当時タクシー会社に勤めているサラリーマンで定年退職したら自分のレストランをやってみたいという夢を持っていた夫を強引に誘ったそうです。
中村朱美さんのお店
中村朱美さんは現在、下記の4つの店舗を運営しています。
佰食屋
佰食屋1/2
佰食屋肉寿司専科
佰食屋すき焼き専科 SUKIYAKI
2018年当時の採用状況としては、
シングルマザー1人
障碍者(難聴)1人
介護中 1人
妊娠中 1人
子育て中 6人(※小学校以下)
30代半ばまで正社員になったことのない男性 1人
68歳以上になってから採用 2人
日本国籍じゃない人 1人
といった感じで、実に多種多様な人材がそろっていて、一般的な企業だと採用を渋るような人たちが大勢いることがわかります。
最近は未就学児の子供向けに「キッズライス」という子ども用お茶碗1杯分のごはんをお通し代わりに無料で提供するサービスも開始。
子育て中の従業員による発案で、子どもはお腹が空くと、黙っていられずぐずったり泣き出したりしてしまうし、
料理が出てきても、熱くてすぐ食べられないこともあるので、お母さんが周囲の目を気にせずに安心してご飯を食べられるようにとはじめられたサービスです。
■佰食屋
阪急西院駅徒歩5分
営業時間 11:00~14:30 (L.O.)
定休日:水曜日
TEL 075-322-8500
URL https://www.100shokuya.com/
佰食屋のメニューは国産牛を使った3種類のみ
国産牛ステーキ丼 ¥1,000
国産牛おろしポン酢ステーキ定食 ¥1,100
国産牛100%ハンバーグ定食 ¥1,000
3種類に絞っているのには調理コストを下げるなどの目的もありますが、牛肉は塊で買ったほうが安く済むうえに、各部位を無駄なく使い切ることができるから。
ステーキ丼にはモモ肉を使い、それ以外の部分はハンバーグやサイコロステーキにすることで、
「食材ロス0」を実現することができ、結果的に京都市の「食べ残しゼロ推進店舗」にも認定されています。
会社概要
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/monozukuri300sha/2018/ninai030_minitts.pdf
外国人観光客の多い京都市内で国産牛ステーキ丼専門店、すきやき専門店、肉寿司専門店の3店舗を「佰食屋(ひゃくしょくや)」の屋号で展開。メニューを絞り1日100食売切れ次第営業終了。残業、食品ロスをなくし、節電に寄与するエコ経営を実践。100食のゴール設定で社員のやる気を引出し離職防止を実現。自らが子育て中のママであることからワークライフバランスに配慮し、ダイバーシティ経営も踏まえた働き方改革で飲食業の人手不足を解消。
中村朱美wikiプロフィール
名前:中村朱美(なかむら あけみ)
生年月日:1984年
年齢:36歳(2020年数え年)
出身:京都府亀岡市
大学:京都教育大学(最終学歴)
資格:教員免許
結婚:既婚(子供2人)
中村朱美さんは「佰食屋」を中心に3つのお店を展開していますが、大学卒業後は専門学校「大和学園」で事務兼広報の職員として勤務。
旦那さんがふるまってくれたステーキ丼をきっかけに飲食業で起業することになりますが、
OL時代に経験したSNSでの情報発信が中村朱美さんの「佰食屋」が軌道に乗る原動力になりました。
中村朱美の経歴
中村朱美さんのお店の営業はランチのみで完売次第営業終了。
飲食業ではディナータイムこそかき入れ時という常識を覆す今までにないビジネスモデルを構築し、
シングルマザー・障害者・介護中の方・高齢者でも働きやすいワークライフバランス(18時完全退勤・残業ゼロ)を実現しています。
それでいてお店の数を4店舗にまで拡大させる経営手腕が高く評価されていますが、スタートは決して順風満帆だったとは言えません。
開店の2カ月前に行われた地域のビジネスプランコンテストで1日100食限定をコンセプトとした事業内容を発表したところ、
審査員の中小企業支援の専門家や大学教授から「うまくいくわけがない」とダメ出しの嵐を食らう羽目に。
中村朱美さんは「今に見ておれ!」と逆に闘志が燃え上がったそうですが、「佰食屋」を立ち上げた当時は、
1か月ほどは客足は伸びず、現在とは違って夜まで店を開けても1日20食どまりの日も珍しくないほど。
もしも上手くいかなかったら旦那さんは元のタクシー運転手、中村朱美さんは塾の講師として一から出直そうと話していたところ、ある日突然、過去最高の70人以上ものお客さんが来店。
お客さんに来店してれた理由を聞いてみたところ、とあるブロガーがお店のブログで紹介してくれて、それがヤフーの地域ニュースのトップに上がったからとのこと。
立て続けに、テレビ番組でもお店が紹介してもらえることになり、オープンからたった3か月後にはランチ営業だけで100食を完売できる人気店に成長。
直近の売上高は年間1億2000万円を突破するなど順調すぎる滑り出しを果たしています。
中村朱美さんの経営方針には何か「採用方法」に秘密にあるんじゃないのか?と思いきや求人はなんとハローワーク経由のみ。
大手企業は1人当たり数百万円かけるのが当たり前のところ、中村朱美さんの場合はなんと採用コスト0円となっていて
「うちの会社にはなんで良い人材が来ないんだ!」と愚痴を言う経営者にとっては耳の痛い話かもしれませんね。
会社のルール「会社は明日の責任を。みんなは今日の責任を」のもとに佰食屋のシフトは1日5人の従業員数で構成し
一人あたり20食売って100食完売するシステムとなっているものの、従業員が休みでマイナスとなった分は誰かがカバーするわけではありません。
「会社がリスクをとって従業員の満足度を上げる経費」として考えていて、一人欠勤した場合には、
欠勤した人の分を他の従業員でフォローするのではなくて、その日のノルマを80食に減らすといった具合になっています。
経営者である「私」がやりたくないことは従業員にもやらせないのが中村朱美さんの信条で、
従業員と私たち経営者の役割を明確に分けていることも佰食屋が人材を活かせる秘密なのかもしれません。
■中村朱美の受賞歴
平成27年度京都市真の「 ワーク・ライフ・バランス」推進企業の特別賞
第4回京都女性起業家賞の京都府知事賞(最優秀賞)
第3回LED関西ファイナリスト
第4回京信・地域の起業家大賞最優秀賞
第6回DBJ女性新ビジネスプランコンテストファイナリスト
地域未来牽引企業に選定
JVA2018ワークライフバランス推進特別賞
新・ダイバーシティ経営企業100選
はばたく中小企業・小規模事業者300社 2018
第32回人間力大賞 農林水産大臣奨励賞
日経ウーマン ウーマンオブザイヤー2019大賞
ForbesJAPANウーマンアワード2018 新規ビジネス賞受賞
関西財界セミナー2019 輝く女性賞受賞