水酸化ナトリウムと塩酸を混ぜると食塩水になる?
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜると水溶液の性質はどうなるのでしょうか?中和して塩になる?
塩酸と水酸化ナトリウム混ぜて飲んだらどうなる?
水酸化ナトリウムと塩酸を混ぜる中和で食塩水?反応式は?
水酸化ナトリウム(NaOH)と塩酸(HCl)を混ぜる場合の化学反応式は、
NaOH + HCl → NaCl + H2O
となります
ということは塩化ナトリウム水溶液となるので食塩水になります。
ただ実験で混ぜた場合には完全中和できている保証がないため、飲んだり舐めたりすることはぜったに止めておきましょう。
食道や胃に大きなダメージを負うことになります。
一口に塩酸といっても、プラス10なのか、プラス1なのかはわかりません。(濃度による)。水酸化ナトリウムでもそうです。マイナス5かもしれません。
プラス10の塩酸と、マイナス5の水酸化ナトリウムを混ぜると、簡単に言えばプラス5の酸になります。
水酸化ナトリウムと塩酸の中和反応はもちろんのこと、別の中和反応…例えば水酸化カリウムと塩酸の中和反応でできた溶液を舐めるとかもってのほかです。
溶液中の中和によって生成された塩である塩化カリウムは多量摂取すると最悪死にます。
まとめ:水酸化ナトリウムと塩酸を混ぜる中和で食塩水?反応式は?
水酸化ナトリウムと塩酸を混ぜて完全に中和されていれば、食塩水なので無害です
酸とアルカリが混ざると、中和という変化(反応)がおこり、酸でもアルカリでもないものができます。(水と塩(えん))。
酸、またはアルカリのどちらかが余ればそれ以上中和しません
ただ完全に中和して全ての分子が塩化ナトリウムになってるなんて実験ではまずありえません。
塩酸または水酸化ナトリウム溶液の量が少しでも多ければ、pHは大きくずれるので危険です。
酸性が強くても塩基性が強くても人体のタンパク質は侵されます
中和させて無害になるものは、硫酸と水酸化バリウムの塩である硫酸バリウム
健康診断のときに飲む「バリウム」はこれですね