イギリスでナイトクラブ(バー)で、見知らぬ人から注射を打たれる「ニードルスパイキング」という被害が続出していると報じられています。
ニードルスパイキングとは?手口や被害は?
バーで知らぬ間に注射される「ニードル・スパイキング」の被害相次ぐ。女子大学生ら標的に イギリス
イギリスのナイトクラブやバーで、相手の同意なしに体に注射する「ニードル・スパイキング」と呼ばれる暴力行為の被害が相次いでいる。アルコール飲料に薬物などを混入する「ドリンク・スパイキング」とは異なる新たな暴力の手口だとして、当局が警戒を強めている。
無防備な状態の人に、注射針を使って薬物を注入するニードル・スパイキング。
英メディアのインディペンデントによると、これまでの事件で使用された薬物は、「デートレイプドラッグ」として知られるものと同種だと考えられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff2d889f72f59e0775fc7c640cedf829224fd914
イングランド中部のノッティンガムに住む19歳の学生、ザラ・オーウェンさんは、クラブで遊んだ後、目が覚めると「足に鋭い痛みが走り」、前夜の記憶がほとんどない状態だったと言います。その日は足を引きずって歩いていましたが、「ピンポイント」で見つけた針がジーンズに刺さっていたことに気付きました。
幸いにも、彼女の様子がおかしいことに気づいた友人たちが助けてくれ、無事に帰宅することができたと付け加えています。
被害者の多くは女子大学生で、意識喪失、吐き気、体の痛みなどの症状を訴えているという。
ノッティンガムシャーの他にも、エクセター、バーミンガムなど複数の都市で被害が報告され、主に大学生の被害が多い。
ただイギリスでは「洋服の上から注射をするのは簡単なことではない」「すぐに痛みに気づいて針を皮膚に長く刺しておくことは困難」と指摘する声も上がっています。