猫物語｜あららぎ（阿良々木暦）はなぜ羽川翼ではなく戦場ヶ原ひたぎ？

「猫物語」で、あららぎ（阿良々木暦）くんは羽川翼のことが好きなのに、なぜ思いを断ち切ったのでしょうか？

物語シリーズで羽川がアララギに「告白を前提に付き合ってください」といった時にアララギが戦場ヶ原を選んだ理由は？

猫物語｜あららぎ（阿良々木暦）はなぜ羽川翼ではなく戦場ヶ原ひたぎ？

「猫物語」において、阿良々木暦くんが羽川翼のことが好きなのに、なぜ思いを断ち切ったのか、その理由を考察します。

物語の背景を振り返ると、阿良々木は春休みに羽川に命を救われた経験があります。彼はそのお礼を返すことが自分の生きる目標だと考えています。羽川のために何かをしたいと強く願っている人物です。

しかし、ゴールデンウィークの時期になると、阿良々木は羽川に対する不安や焦りを感じます。その頃、ブラック羽川という存在が現れ、彼女を心配する阿良々木は何か行動を起こそうとしますが、専門家の忍野から「手出しするな」と忠告されます。

それでも阿良々木は羽川の家に向かい、窓から侵入します。そこで羽川が「私には家族はいない」と語る姿を目撃します。同時に、彼女を悩ませている家庭の問題が自分には解決できないことを痛感します。

さらに、教室でブラック羽川と対面するシーンがあります。忍野との会話もあり、阿良々木はブラック羽川との会話の中で羽川の意思を感じ取っています。この時、彼から「俺にもご主人にも関わるな」「幸せに暮らせ」と言われることで、阿良々木は自ら羽川から別れを告げられたと感じます。

この時点で、阿良々木は羽川にふられたと考えます。実際には羽川は彼にヒーローになってほしかったのですが、阿良々木はそれに気づくことはありません。専門家からも羽川自身からも「何もするな」と言われたにも関わらず、阿良々木は自分の命を羽川のために使って元に戻そうとします。

しかし、素人の方法だったためにブラック羽川は暴走し、結果的に阿良々木も羽川も助けられずに終わってしまいます。この出来事により、阿良々木は自分が羽川のために何もできなかったということを痛感します。

その後、忍野との会話の中で、阿良々木は羽川がゴールデンウィークの出来事を忘れてしまったことに気づきます。羽川にとって都合のいいことですが、阿良々木にとっては気持ちの整理がつきません。そこで阿良々木は「そういうことにしておく」と自らの気持ちを恋ではないということに決めます。これが羽川にとっても自分にとっても幸せだろうと考えたからです。

しかし、阿良々木のなかにはまだふられた気持ちが残っているため、「僕に求めてくれちゃったら」「僕は何でもしたのに」と負け惜しみのような言葉も口にします。

結局、ゴールデンウィークの間は阿良々木がバランサーとして羽川や自身に厳しいことを言っていた忍野も、ただの年上の友人として接するようになり、「助けを求めていたのかも」と阿良々木にフォローを入れます。

まとめ：猫物語｜あららぎ（阿良々木暦）はなぜ羽川翼ではなく戦場ヶ原ひたぎ？

阿良々木は羽川翼よりも戦場ヶ原を選んだという事実があります。これは相性とタイミングの影響が大きいです。

阿良々木が羽川に恋していたのは、戦場ヶ原と関わる前の時期です。しかし、ゴールデンウィークの出来事により、阿良々木は羽川に対して失恋したのです。羽川が阿良々木の助けを拒絶したことがその原因です。ゴールデンウィーク中、羽川翼とブラック羽川からの言葉は阿良々木を突き放すものばかりでした。

阿良々木は自分が羽川のことを何も知らなかったと感じ、恋などは愚かしいと思い悩んでいます。その後、出会った戦場ヶ原は、まだ知り合ったばかりで何も知らないと言いつつも阿良々木ともっと話したいと告白しました。戦場ヶ原の積極性に惹かれた阿良々木は、彼女との関係を深めていくことになりました。

また、タイミングも重要な要素です。阿良々木は羽川翼との関係を誤解していました。彼は羽川が自分と同じような弱さを抱えていることを知らず、ゴールデンウィークの時にそれに気づいていれば、彼らの関係は異なる形になったかもしれません。阿良々木は後悔しながら、羽川とのタイミングを逃してしまったことを痛感しています。

戦場ヶ原は自身の積極性を駆使して阿良々木の心を掴み、さらにゴールデンウィークで羽川翼を助ける役割を果たしました。羽川自身も変化し、関係が変わっていきました。

ちなみに、猫物語(白)のラストで、翼を助けに来た暦はなぜボロボロだったのかとういと、猫物語(白) つばさタイガー（8月21日～24日）の裏で、傾物語 まよいキョンシー（8月20～21日）・鬼物語 しのぶタイム（12月下旬に語られた8月21～23日）・終物語（中）しのぶメイル（翌年3月13日に語られた8月23～24日）まよいキョンシー・しのぶタイム・しのぶメイルの三部作が動いています。

まず、くらやみの影響でペアリングは切れても、主従関係は切れていないので
(双方生きているので)忍はキスショット化していませんし、旧キスショットであり、忍vs暦はありません。

猫物語(白)のラストで現れたシーンは、神原のジャージを着て、死屍累生死郎と戦った直後の為故です。

暦視点で見ると面白いのですが、8月20日の夜、北白蛇神社で時空移動する為、自宅を出て、そのまま、長期間違う世界で過ごして、8月21日戻って来て、朝、八九寺に抱きつかれますw(傾物語)

一緒に自宅に戻りますが、前日(←この世界の)連行した八九寺が忘れたリックを取りに10秒ダッシュで入っただけです。直後くらやみに襲われます。もう一度襲われて、他県を跨いだ処までジャンプ。
12時間ほど後、目覚め、22日「しんぱいすれな」メールを打ち、長時間の下山開始、臥煙さんと会い、八九寺との別れがあり、神原に待ち合わせメールを送り、町に戻ったのが23日。(鬼物語)

夜9時に神原と学習塾跡で待ち合わせたところで、また襲われます(終物語 中）
で24日、死屍累生死郎と戦う直前に翼からの「悲鳴に近いSOS写メ」が届き、闘いの後、翼の元に駆けつける(猫物語 白)のですから、もう忙し過ぎますw

※追記――あまりネタバレになってはいけないと思い書きませんでしたが、パーカーの件の矛盾が話題になったので書きます。原作とアニメでの服の矛盾は終物語(中)がアニメ化した場合、話の内容を弄らないと整合性は取れない状態ですw

アニメ猫白5話の放送は8月3日深夜あたりなので、原作、終物語(中)は、まだ脱稿されてない頃合いですが、アニメに合わせて原作書いてないですからねw
原作上は、暦はTシャツの上にパーカーを着ていて、神原はノーブラでジャージを着ています。
その状態で猿蟹のキメラ怪異と戦い、神原のジャージがズタズタになったので、パーカーとジャージを交換。Tシャツの上に破れかぶれのジャージを着た暦は、神原にロックスターみたいと言われています。

つまり、パーカーはズタズタになっていないのです。