フィッシング詐欺やウイルス被害などインターネットを悪用した事例が後を絶たない中、
SMS(ショートメール)を使って偽メッセージを送る手口が増えていると報道されています。
佐川急便,アマゾン,lineなど日常的に良く利用する会社の名をかたりなおかつ、
これまでのメッセージのやり取りに紛れ込ませることで偽メッセージかどうかの判別も難しいとされています。
ショートメール(SMS)で佐川急便,アマゾン,line,イオン銀行で偽メッセージ急増中!
報道によるとショートメール(SMS)を利用した偽メッセージが急増しているということで、
偽メッセージの内容は従来通り、
- 架空の未払い請求
- 個人情報の不正入手
といった目的のようです。
以前に報告された事例では、偽メッセージで指定された短縮URLをクリックすると、
偽サイトに誘導されて偽アプリをインストールさせられてしまい、
個人情報が抜き取られるといった事例が報告されています。
自分のスマホ端末の情報が抜き取られてしまうと、
他の詐欺行為の踏み台として使われ危険性もあるので偽メッセージには十分に注意をしなければいけません。
別の事例ではアマゾンから未払いがあるとして架空請求の通知があり、
さらに少額訴訟というドキッとする内容の偽メッセージが送られていたこともあるようです。
料金未納が発生しています。本日中のご解決無き場合、少額訴訟に移行します
https://rocketnews24.com/2018/03/19/1033842/
偽メッセージ(SMS)かどうかを見極めるには?
自分あてに届いたメッセージが本物なのかそれとも偽メッセージなのか見極めるには、
自分の購買履歴をキチンと把握をしておくが第一です。
たとえば佐川急便では不在通知を装った偽メッセージが送信されていたことがありましたが、
誰から何が送られてくる予定があるのかを把握しておけば、「おや?」と違和感を感じるはずです。
そもそも、偽メッセージの内容を見ると従来のやり取りの延長というよりは、
方向性が突然変わる内容が多いので、その点でも違和感を感じるはずです。
現時点では、佐川急便,アマゾン,lineといった大手企業になると、
一方的にメッセージを送信してURLのクリックを促すようなメッセージを送るようなケースはごくまれです。
短絡的にURLのクリックを促すのは偽メッセージの危険性が高いですし、
URLが公式サイトと合致しているかどうかも見極めるポイントになります。
偽メッセージ(SMS)を拒否するには?
ショートメッセージを利用した偽メッセージが横行している背景には、
事業者側が「国際SMS」というサービスを利用することで送信元(送信者名)を
事業者側で好きなように変更できる仕様が悪用されている点があります。
そのため、本物の事業者との今までのやり取りに偽メッセージを紛れ込ませることができるため、
偽メッセージかどうかを判別しにくくさせています。
もし偽メッセージを見抜く自信がない場合には、少し不便にはなるものの、
国際SMSの受信を拒否する設定をすると良いです。
偽メッセージ(SMS)に関するツイッターの反応
俺にも偽メッセージ届いてるわ pic.twitter.com/JxELfJGxFX
— げんこつさく太郎 (@maiuuumaiuuu) November 6, 2019
年寄りは海外からのメール・SMSをデフォルトで一律禁止にしていいんじゃないかと思うんだが。/
— TMHK (@tmhk0) November 5, 2019
スマホに“偽メッセージ”増加 ショートメッセージ機能悪用 | NHKhttps://t.co/queQKZnbBm