No.6の最後(最終巻)でネズミはなぜ旅に出たのでしょうか?
NO.6に出てくるサフ(沙布)は本当に死んでしまったのでしょうか?
no.6の最後(最終巻)でネズミはどうなる?
完全ガイドによると、ネズミはNO.6に自分の居場所がないことを自覚しており、そして紫苑はNO.6を再建するために残るとしています。
紫苑がNO.6を建て直すため日々成長していくであろう姿を見越して、自分も旅に出て広い世界を見ることで成長しようとしたのではないでしょうか。
2人は対等な関係でいたいと本書で何度も書いてありましたし、紫苑は紫苑の、ネズミはネズミの成長の仕方があると思います
紫苑は沙布やエリウリアスの想いを引き継ぐ熱い気持ちがあると書いてあったのですが、今までNO.6を憎んで生きてきたネズミにそこまでの想い入れがあるとは考えられません
エリウリアスはno.6が出来る前、森でネズミたち森の民と共存していました。彼女には不思議な力があり、そのおかげで森の自然は奇跡的に守られていました。
紫苑たちが矯正施設の地下で出会ったかつて研究者だった老が当時森の調査中にエリウリアスを見つけ、報告したため、no.6の中枢の人がエリウリアス(彼女の力)を手に入れるためにマオの虐殺を起こしました。
とくにno.6が欲したのは寄生した人間を完璧にコントロールできる能力です。
森の民の中には歌うことでエリウリアスと関われるもの(ネズミもその一人)がいて、おかげでエリウリアスの営みが続いていたため、歌う者を持たないno.6は持ち帰った卵を孵化させることに失敗しました。
しかし失敗を繰り返すうちに卵が孵化し成長するのに最も適している場所が人間の脳だと気付きました。
それで矯正施設で市民の脳に寄生蜂を寄生させました。
No.6に制裁を与えようとするエリウリアスを止められるのは歌うことができるネズミだけです。
そして最後に紫苑とネズミはエリウリアスを説得することに成功し、彼女の声を聞きました。
ざっとストーリーの流れをまとめると
12歳紫宛の誕生日に二人が出会う
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14歳殺人犯?(もちろん無実)として連行される紫宛をネズミが救出
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紫宛の体内に寄生バチが→ネズミによって摘出→助かった代償に白髪と体に蛇のような痣
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沙布矯正施設へ連行される
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紫宛とネズミ矯正施設へ
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マザーの破壊、No.6再建へ
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ネズミ旅立つ
no.6の最後(最終巻)でサフはどうなる?
no.6で沙布の望みでもあったマザーをコイン型爆弾で破壊したのでマザーと一体化されていた沙布は死んでしまったのではないのでしょうか。
最後に登場したサフは肉体は存在してましたし意識もありましたがエリウリアスに寄生された脳だけの状態です。マザー(コンピューター)によって会話していました。
沙布はサンプルとして矯正施設に収容され、マザーコンピューターという矯正施設を管理するようなものと魂だけ一体化させられてしまいます。
沙布の体はなくなります。最後は、紫苑にマザーコンピューターの破壊を頼んで消滅してしまいます。