「伸びる」「延びる」の違いは?
雑草は「伸びる」「延びる」どっち?
「伸びる」「延びる」の使い分けはどうすれば良いんでしょうか?
時間をのばす(延長する)はどちらの漢字が正しいなのでしょうか?
1.時間を伸ばす
2.時間を延ばす
伸びる・延びるの意味の違い
「伸びる」「延びる」の違についてこの二つの「のびる」は語源が同じなので、使い分けがあいまいな場合もあります。
「伸びる」は、元々の形が長くなることを表します。例えば、「タコの足が伸びる」「ゴム紐が伸びる」「木の枝が伸びる」などです。
「延びる」は、元々の形が長くなるだけでなく、時間や距離が長くなることも表します。例えば、「会議が延びる」「試合が延びる」「線路が延びる」などです。
このように、「伸びる」と「延びる」は、どちらも「長くなる」という意味の言葉ですが、ニュアンスが少し違います。「伸びる」は元々の形が長くなることを表し、「延びる」は元々の形が長くなるだけでなく、時間や距離が長くなることも表します。
伸びる・延びるの違い|使い分けは?
以下は、「必ずこちらを使う」という使い分けの大原則です。
「伸びる」
=生長、発展、向上に関すること
(枝が伸びる、背が伸びる、売上が伸びる)
=曲がっていたもの、縮まっていたものがまっすぐになる
(背筋がピンと伸びる、シワが伸びる)
「延びる」
=時間・期間が長くなる、期限より遅れる
(会議が1時間も延びた。雨で遠足が延びた)
=道路・路線などがつながって続く
(地下鉄が郊外まで延びる)
わかりやすく説明すると、
「伸びる」は、例えば、タコの足が長くなることや、ゴム紐が長くなることや、木の枝が長くなることです。
「延びる」は、例えば、会議が長くなることや、試合が長くなることや、線路が長くなることです。
まとめ:伸びる・延びるの違い|意味・使い分けは?
「伸びる」と「延びる」は、意味や使い方に微妙な違いがあります。以下にそれぞれの意味と使い方を説明します。
「伸びる」は、物事が長さや広がりを持って広がる・伸びることを表す言葉です。例えば、植物が日光を浴びると成長して背が高くなったり、人の髪や爪が長くなったりすることも「伸びる」と表現します。また、紙やゴムが引っ張られると長く伸びたり、体を伸ばすことも「伸びる」と言います。
「伸びる」の例文:
花が日光を浴びて伸びている。
ゴムを引っ張ると伸びる。
一方、「延びる」は、時間や期間が長くなることを表す言葉です。時間の経過によって期間が長くなったり、予定よりも時間がかかったりする場合に「延びる」と言います。また、道路や列などが長くなることも「延びる」と表現します。
「延びる」の例文:
会議が予定よりも延びてしまった。
渋滞のため、道路が延びている。
まとめると、「伸びる」は物体や長さの広がりに関する意味で使われ、一方の「延びる」は時間や期間の長さに関する意味で使われます。
■【伸びる】
意味: それ自身の全体が長くなる。曲がったものがまっすぐになる。発展する。
用法:「身長が伸びる」「木の芽が伸びる」「シャツのしわが伸びる」「成績が伸びる」「日脚が伸びる」
■【延びる】
意味: 時間や距離が長くなる。溶けて広がる。
用法:「期限が延びる」「寿命が延びる」「鉄道が隣県まで延びる」「クリームがよく延びる」「終了時刻が予定より延びる」