ドラマ・映画の「のだめカンタービレ」でピアノ演奏は本当？
本当に上野樹里がピアノを演奏しているのでしょうか？演技？
のだめカンタービレ｜上野樹里は本当にピアノを弾ける？演奏は本物？
「のだめカンタービレ」のドラマと映画でのピアノ演奏について、この作品では、ピアノ演奏のシーンが重要な要素として登場しますが、実際の演奏者はいくつかの方法で演技が行われています。
プロのピアニストによる演奏
役者による演奏
ピアノ音源の使用
要するに、のだめ役の上野樹里さんは一部の演奏シーンで実際にピアノを演奏していますが、難しい演奏やプロの演技が必要な場面では、プロのピアニストや音源が使用されています。
ドラマや映画では演技と音源を組み合わせて、美しいピアノ演奏シーンを作り出しています。
プロのピアニストによる演奏
ドラマのピアノ演奏シーンでは、プロのピアニストが実際にピアノを演奏しています。この際、演技を通じてのだめらしい雰囲気を演出するため、指の動きや表情に工夫がされています。しかし、音楽の実際の音はプロの演奏によるものです。
役者による演奏
ドラマの主要キャラクターであるのだめ役の上野樹里さんは、ピアノを少し演奏できる能力を持っています。そのため、一部の演奏シーンでは、彼女が実際にピアノを演奏している場面もあります。ただし、難しい演奏やプロの技術を必要とする場面では、プロのピアニストが代役として演奏し、役者の顔や手元を映して演技が行われます。
ピアノ音源の使用
特に映画の「のだめカンタービレ最終楽章」では、世界最高峰のプロピアニストであるラン・ランさんがピアノ演奏の音源を提供しました。映画の中で流れる音楽は、彼の演奏によるもので、高度なピアノ演奏を実現しています。この音源を使用することで、劇中の演奏がより迫力あるものとなりました。
のだめカンタービレ｜ピアノ演奏・音楽スタッフ
音楽：服部隆之
音楽監修：茂木大輔
音楽プロデューサー：外村敬一
音楽制作 / 協力：ソニー・ミュージックエンタテインメント、フジパシフィック音楽出版
演出：武内英樹、川村泰祐、谷村政樹
■劇中で演奏された曲
ベートーヴェン「ピアノソナタ第14番「月光」（1話）
ベートーヴェン「ピアノソナタ8番『悲愴』」（1話）
ベートーヴェン「交響曲第7番」（2、3、4話）
ベートーヴェン「交響曲第9番」（1、2話）
モーツァルト「オペラ｢魔笛」第2幕のアリア「復讐の心は地獄のように胸に燃え」（夜の女王のアリア）」（1話）
モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ K.448」（1、9話）
ベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ第5番『春』」（2、6話）
モンティ「チャルダッシュ」（2話）
リスト「パガニーニによる大練習曲」より 第3曲「ラ・カンパネッラ」」（5話）
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲2番」（5、6話）
モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」より 「胸かき乱す、この狂おしい思い」（6話）
メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」（通称：メンコン）（7話）
ブラームス「交響曲第1番」（通称：ブラ・イチ）（7、8話）
モーツァルト「オーボエ協奏曲」（7話）
シューベルト「ピアノソナタ第16番」（9、11話）
ショパン「12の練習曲」Op. 10 第4番（9話）
ドビュッシー「喜びの島」（9、10話）
ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」 第3楽章」（9話）
シューマン「ピアノソナタ第2番」（10話）
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカからの3楽章」より第1楽章および第3楽章（NHK「きょうの料理」のテーマ曲（冨田勲作曲）入り）（10話）
ブラームス「パガニーニの主題による変奏曲」（10話）
サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」 (10話、11話)
サラサーテ「カルメン幻想曲」（11話）
ショパン「英雄ポロネーズ」（2008年特別編）
リヒャルト・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」（2008年特別編）
ミハイル・グリンカ「歌劇ルスランとリュドミラ」序曲（2008年特別編）
ドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界より』」とその改竄版（2008年特別編）
モーツァルト「きらきら星変奏曲」（4話、2008年特別編）
ラヴェル「道化師の朝の歌」（2008年特別編）
チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」（2008年特別編）
まとめ：のだめカンタービレ｜上野樹里は本当にピアノを弾ける？演奏は本物？
ドラマ・映画の「のだめカンタービレ」では、原作のギャグ漫画的な表現を忠実に再現するために、様々な工夫がされました。
例えば、のだめが千秋の唇を狙うシーンでは、画面上にピンク色の矢印や「LOCK ON」の表示がされたり、のだめが千秋にそれとなく告白するシーンや、彩子が千秋に惚れ直すシーンにはハートマークが入ったりします。また、真澄が走るシーンには集中線らしきものが入ったりと、漫画の表現をできる限り実写画面に表現することも工夫されました。
演奏場面では、音楽を十分に聴かせるような演出がされました。クラシックの演奏シーンをよりリアルにするために、主要キャストは担当の楽器や指揮を習い、サントラの演奏をするために「のだめオーケストラ（のだめオケ）」が結成されました。のだめオケは、東京都交響楽団および、指揮者のジェームズ・デプリーストが協力して結成されたオーケストラです。のだめオケのメンバーは、ドラマや映画の演奏シーンで実際に楽器を演奏したり、エキストラとして出演したりしています。
BGMとしても非常に多くのクラシック音楽が使われました。特に多用されたのがベートーベン「交響曲第7番」とガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」です。
「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」では、楽団員や審査員などが話すシーン（本来は外国語のはずだが、視聴者のために日本語としているシーン）は、声優による吹き替えが使われた。声優のキャストは青二プロダクションが担当しました。
