新たなブログサービスとして人気のある「note」には著名人も続々と記事を投稿するようになっていますね。
ツイッターに書ききれないプロフィールをnoteに掲載するパターンも多くみられますが、そんなnoteからIPアドレスが流出するというインシデントが発生しました。
noteからIPアドレス流出が発覚!
2020年8月14日にnoteの個別投稿画面からソースコードを確認すると、投稿者のIPアドレスが特定できる不具合(脆弱性)が発覚。
noteでは不具合を確認すると同日の10:58から11:58頃まで「一部の不具合」としてメンテナンスモードに切り替えられていました。
現在はIPアドレスとセッション情報を外部から閲覧できないように修正されています。
noteのIPアドレス流出で指原莉乃の5ch書き込み特定はデマで確定!
今回の件を受けて、誤った情報に踊らされると、それこそ名誉毀損で法的措置が取られる危険があるので十分に気を付けてください。
まず結論から言うと、IPアドレスが流出しただけで特定の個人を絞り込むのはほぼ不可能です。
IPアドレスというのは契約しているISP(OCNなどのプロバイダ)と固定IPサービスのようなオプションを利用していなければ流動的に変わります。
IPアドレスというのは上限値がほぼ無限の近いレベルIPv6に移行しつつあるものの、現行では上限に限りがあるIPv4もまだまだ利用されていて、
限りあるIPアドレスを有効利用しなければいけない状態です。
1人に1つのIPアドレス、もしくは電子機器1つに対してIPアドレスを1つ付与していたら、あっという間に使用可能なIPアドレスを使い切ってしまうため、
その時々に応じて利用可能なIPアドレスを利用者に対して割り当てる、といったサービス形態となっています。
IPアドレスが流出することによって、投稿者が利用しているISPくらいなら特定することは難しくはありません。
ただISPには何万人、何十万人、何百万人という契約者がいますからIPアドレスだけ特定できても、
ここから特定の個人を突き止めることはISPの協力なくしてはほぼ不可能です。
当然ですが、ISPに対して「このIPアドレスを使っていた人を教えてください!」と要望したところで教えてくれるわけがありません。
誹謗中傷などの名誉棄損だったり個人の権利が侵害されていて、法的に開示請求でもされなければ、
IPアドレスから個人を特定する情報を引き出すことはできないといって良いでしょう。
noteのIPアドレス流出を受けて、指原莉乃さんや乙武洋匡さんが書き込んだのでは?と、
すでに指摘するユーザーがいますが、本人である確証はどこにもありません。
逆に指原莉乃さんや乙武洋匡さんから法的措置を取られる危険性が非常に高いので、
安易な意見を述べるのは避けるのが身のためといえます。