小学校入学祝いは子供もしくは親に直接あげるのが一番ですが、
遠方に住んでいたり、どうしても都合が合わないなど、
手渡しするのが難しいケースもあります。
小学校入学祝いを手渡しではなくて、
郵送で送るのもマナー違反ではないし、
非常識とみられることもありません。
小学校入学祝いでお金もしくはギフトカードを郵送する場合、
現金書留を使うルールとなっています。
郵便局に行けば現金書留の専用封筒が用意されているので、
お金を包んだのし袋をまるごと現金書留の封筒に入れ、
所定の記入欄に必要事項を埋めて郵送手配します。
現金書留の郵送費用(切手代など)は
おおよそ600円~700円くらいになるはずです。
小学校入学祝いを郵送する際、
宛名は親でも子供でもどちらでも構いません。
たとえば、現金書留の宛名は親の名前にしておいて、
小学校入学祝いののし袋の裏に「○○ちゃんへ」と、
子供の名前を書くパターンもあります。
小学校入学祝いの郵送での送り方
小学校入学祝いはどんなに遅くても入学式前、
だいたい3月いっぱいには送るものとされています。
だいたい4月の1週目に行われることが多い
入学式を過ぎたら絶対にダメ!というわけではないものの、
小学校入学祝いには親の経済的負担を軽くする意味合いもあります。
文房具などの学用品を揃えるだけでも、
意外と大きな出費になるので、
小学校入学祝いはできるだけ早目に送ってあげたほうが、
もらう方も非常にありがたいものです。
※すでにランドセルや学習机などをプレゼントしている場合を除きます。
小学校入学祝いを送るのがどうしても遅くなりそうであれば、
直接手渡しするんじゃなくて、郵送しても構いません。
注意点としては、小学校入学祝いとしてお金を送る場合には、
現金書留で送る必要があるので、
郵便局に行って所定の手続きをしなければいけません。
郵便法第19条
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000165
「現金または郵便約款の定める貴金属、宝石その他貴重品を郵便物として差し出すときは、書留の郵便物としなければならない」
現金書留の郵送での送り方
現金書留を郵送する際、
印鑑が必要になるので必ず用意しましょう。
印鑑は認印やシャチハタでも構いません。
現金書留を送るは専用の封筒を使わなければいけないものの、
現金書留封筒はどうやら郵便局にしか置いていないようです。
セブンイレブンやローソンなどのコンビニや
イオンやイトーヨーカドーなどの量販店に行っても、
現金書留封筒を手に入れることはできません。
※量販店の中に郵便局の支局があるような場合を除きます。
現金書留封筒を購入後、まず封筒の表面に送り先等必要事項を記入します。
現金書留の封筒にはお金を包んだのし袋を入れますが、
封筒の中を見ると2重になっていることがわかります。
現金の入ったのし袋は内側の白い封筒の方に入れるので、
間違えないように注意しましょう。
現金入りののし袋を入れた袋の中ふたを糊付けしたら、
続けて、下ふた・上ふたも糊付けします。
封をしたら指定3カ所(〇印の部分)に印鑑または封緘します。
分からなければ、郵便局の局員さんに聞けば丁寧に教えてくれるはずです。
ちなみに、印鑑を忘れてしまった場合には、
署名でも認められたりするので、
やはり郵便局の局員さんに相談をしてみると良いです。
現金書留の郵送費用・切手代
現金書留の封筒は小さいサイズの現金封筒と
大型現金封筒の2種類が用意されているので、
のし袋の大きさに合わせて選びます。
現金封筒と大型現金封筒のどちらも
封筒自体の料金は21円で変わりありません。
そして郵送基本料金が82円~で、
現金書留料金が現金の金額が1万円までは430円、
以降5000円ごとに10円プラスされていきます。
- 基本料金 82円~(封筒の大きさ・重量によって変動)
- 現金書留封筒 21円
- 現金書留料金 430円(1万円まで。以降5000円ごとに10円追加)
の3つの合計金額となります。
仮に小学校入学祝いで現金3万円を送る場合、
のし袋の大きさ・重さにもよりますが、
切手代を合わせた郵送料は
620円程度となります。
現金書留の補償内容について
現金書留を利用する際、専用の封筒ではなくても、
通常の封筒に「現金書留」と赤字で記載することで、
現金書留として取り扱ってもらえるようです。
通常の郵便方法と現金書留では何が違うのかというと、
追跡サービスの有無や紛失や破損などの事故が起きた場合の補償内容です。
現金書留で送ることで、
上限50万円まで補償してもらえます。
ただ実際には、現金書留の封筒を
郵便局の窓口へ差し出した際に伝えた
補償額が適用されます。
ここで3万円と申請をすれば3万円までが補償額となります。
また、書留の受領証に記載されている引受番号を、
郵便追跡システムのオンラインネットワークに入力することで、
配達状況を調べることが出来たり、
当日中に再配達をしてもらえるなどのサービスがあります。
郵便追跡サービス – 日本郵便 – 日本郵政
追跡情報の反映につきましては、システムや通信環境の影響により、データ反映に遅れが生じる場合があります。
小学校入学祝いの郵送の宛名は?
小学校入学祝いを現金書留で郵送する場合、
もちろん、宛名を書かなければいけませんが、
宛名は親の名前でも子供の名前でもどちらでも構いません。
ただ、郵便物の宛名というのは、基本的には、
配達する郵便局員さんが間違いなく届けるための重要な情報になります。
子供の名前を宛名にしても、間違えることはないと思われますが、
万が一のことを考えて、親の名前にしておくほうが良いでしょう。
子供の名前を宛名にしたいのであれば、
現金書留に入れた現金入りののし袋に名前を書きましょう。
のし袋の表書きに
「○○ちゃんへ入学おめでとう」
と書くようにすれば、子供も喜びますね。
のし袋の書き方・お金の包み方
小学校入学祝いののし袋の表書き用の短冊には、
- 祝入学
- 入学祝い
- 祝ご入学
- 入学おめでとう
と書くのが一般的です。
短冊の下の部分(水引よりも下に来る部分)には、
小学校入学祝いを送った人の名前(自分の名前)を書きます。
中袋があれば中袋に包んだ金額を書くようにして、
中袋がなければのし袋の裏面にでも金額を記入します。
のし袋はコンビニなどで「入学祝用」といった感じで
販売されているモノを選べば間違いないですが。
水引の形が「蝶結び」になっていなければいけません。
入学祝いのように何度も起きても良いことは、
水引がほどけても良いタイプのご祝儀袋を使うのが一般常識です。
小学校入学祝いに包むお金は新札を使うようにします。
新札の用意がどうしても難しい場合には、
当て布をしてその上からアイロンを優しく当てると
しわを伸ばすことができます。
のし袋の中にはお札の向きをそろえなければいけません。
小学校入学祝いに添える手紙
現金書留に小学校入学祝いののし袋とお金だけ包んでしまうと、
なんだかそっけない印象を与える可能性があります。
「お金を送れば良いんでしょ!」
なんて思われていないか?
と、痛くない腹を探られる可能性があるので、
できれば、小学校入学祝いの手紙を添えると良いですよ。
手紙の内容は別に長文である必要はなくて、
1,2行程度の簡単な内容で構いません。
たとえば、
○○ちゃん、もうすぐ小学生ですね。おめでとう。たくさん勉強して、たくさんのお友達をつくってくださいね。
にゅうがくおめでとう。これからはいちねんせいですね。せんせいのおはなしをよくきいて、まいにちげんきにたのしくすごしてくださいね。
といった感じで構いません。
小学校入学祝いの郵送時期・タイミング
小学校入学祝いはいつ頃郵送するのが良いのかというと、
入学式が始まる前であれば、早いに越したことはありません。
中学校入学祝いや、広告入学祝いとは違って、
小学校入学祝いには小学校入学準備に伴う様々な親出費を補助する
という意味合いがあるからです。
年末年始やお盆など親戚が集まるタイミングで
小学校入学祝いを渡すことができればよいですが、
タイミングを逃してしまい、入学式に間に合いそうになければ、
小学校入学祝いはさっさと郵送するのが良いでしょう。
逆に、小学校入学祝いはいつから送っても良いのかというと、
小学校に入学する前の年(幼稚園・保育園で言えば年長組になった4月)
に入ったらいつでも構いません。
気の早い親だと、入学1年前からすでに準備を始めるので、
小学校入学祝いは早く送るのが良いです。
小学校入学祝いにギフトカードを郵送で送る場合
小学校入学祝いに現金ではなくて
ギフトカードを送るケースも良く見られます。
もし小学校入学祝いとしてギフトカードを郵送で送るのであれば、
現金と同様に現金書留を使うようにします。
もちろん、ギフトカードをそのまま現金書留の封筒には入れず、
のし袋に入れて、手紙も添えるようにしましょう。
小学校入学祝いで喜ばれるギフトカードには、
- 図書カード
- イオン商品券
- イオンギフトカード
- セブン&アイ共通商品券
- JCBギフトカード
- VJAギフトカード
などがあります。
Amazonギフト券 ボックスタイプ – 金額指定可(クラシックブラック)
小学校入学祝いの金額相場
小学校入学祝いの金額はいくらくらいが相場なのかというと、
親や子供との関係の深さ(近さ)によって変わってきます。
祖父母から孫に小学校入学祝いを送るような場合、
ランドセルや学習机などの高額品をプレゼントするケースが多いので、
1万円~5万円程度になります。
それに対して、兄弟の子供(甥っ子・姪っ子)や
友人・知人、会社の同僚や上司の子供の小学校入学祝は、
5千円~1万円程度が相場になります。
小学校入学祝いの金額をできるだけ安く抑えたいけれど、
金額が知られるのは避けたい、、、という場合には、
カタログギフト(ギフトブック)という手もありますよ。
総合カタログギフト【専用のしカード・ギフトBOX付】名入れ・写真入れ可能 (5800円コース)
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