オッドタクシーの最後に出てくる押し入れの黒猫の意味は?
押し入れを開けて猫が出てきた時、小戸川が「良かった、ただの猫だよな」みたいな事を言っていましたが、それまでは何に見えていたんでしょうか?
オッドタクシーの最後・ラスト考察|押し入れの黒猫の意味は?
オッドタクシーで主人公の部屋の押し入れに秘密ができたのは、おそらく、第1話より数日~1,2週間前ぐらいだと予想されます。
部屋の押し入れに秘密は黒い野良猫がいたこと。
主人公は、練馬区の失踪した女子高生をタクシーに乗せたと噂されているのに加え、この猫に話しかけているのを
「独り暮らしのはずなのに誰かと話している」
と思われて、女子高生を匿っていると疑いがかかっていました。
女子高生失踪事件よりずっとずっと前であったり、後であったりすれば、女子高生失踪事件の話題になったときに
「あいつは部屋で誰かと話している」
という話題に繋がらないでしょう。
結局いろんな事件が複雑に絡み合ってて徐々に解明されていきましたが、小戸川にとって違う姿に見えていたのは人間だけで、それ以外の動物はその動物の姿のまま見えていたのだと思います。
病気が治って、動物に見えていたものが人間に見えるようになった。
猫に見えていた人もいる。
それなら、押入れにいる「猫に見えていたもの」も、もしかしたら人間なのかもしれないという疑念があったのでしょう。
今までは半信半疑だったのが、病気が治って人間が人間として見えるようになった後も、猫としてが出てきたから安心して「良かった、ただの猫だよな」と言ったものと思われます。
オッドタクシーで押し入れの黒猫の意味は小戸川の病気(視覚認識のエラー)
小戸川の病気は視覚にエラーが発生するそうで、そのため人間が動物に見えてしまうと考えられます。物語は小戸川視点で進んでいたことになります。
猫との会話は意味深でしたが、野良猫が迷い込んできて住み着いていたということで間違いないでしょう。小戸川自身も視覚に問題があると認識していたので視覚がもどる前までは実際は本人も何を見ているかわかってませんでしたが、最終回で視覚がもどったあとに「ネコだよな」と安心しているシーンがありましたね。
和田垣はYOUTUBEの特設チャンネルの盗聴音声で、自分の犯行を知ったタエ子ママを口封じで殺害していますし、小戸川も念のため始末するかの性は高いと思うのが普通ですよね。続編があればいいのですが。。どうなるんでしょうね。
まとめ:オッドタクシーの最後・ラスト考察|押し入れの黒猫の意味は?
オッドタクシーの主人公・小戸川は脳の障害によって、人間が動物として認識されていました。
キャラクターが動物の世界なんだな、と素直に受け入れてしまう、アニメ慣れした視聴者の盲点を付いたトリックでした。
小戸川は人間が動物に見えてしまうので、自分の家の押し入れに住み着いたモノが、猫には見えていても、『それが本当に猫なのかどうか?』は、自分では区別に自信がないのです。
もしかしたら、本当に女子高生を押し入れに住まわせていた可能性があった訳です。
それで、症状が改善した後に、中から本物の猫が出てきたのを見て、ホッとしたのです。
猫との会話は意味深でしたが、野良猫が迷い込んできて住み着いていたということで間違いないでしょう。