奥田順之さんは大きな枠組みでは獣医師ということになりそうですが、獣医師の中でも「ペットの精神科医」という珍しい仕事をしています。
それもそのはず、日本ではなんと2017年時点で全国で8人しかいない「医行動診療科認定医」に奥田順之さん認定されています。
奥田順之獣医師wikiプロフィール
名前:奥田順之(おくだよりゆき)
生年月日:1985年12月18日
血液型:A型
出資地:愛知県岡崎市
高校:愛知県立岡崎高等学校
大学:岐阜大学獣医学課程(最終学歴)
結婚:既婚
奥田順之さんが獣医を志すきっかけとなったのは、中学生の時に飼っていた愛犬がフィラリア症でなくなってしまったこと。
ただフィラリア症という病気は予防可能だったことを後で知ったことで、奥田順之さんが獣医になる決意を固めたそうですが、
獣医になるためには相当の学力が必要になるので、途中で夢を断念する結果にならずに本当に良かったですね!
奥田順之さんのツイッター
@okuoku_tamitami
奥田順之の経歴
奥田順之さんは年間のべ4000組以上のレッスン、100例以上の問題行動の新規相談を行い、問題解決への支援を行っている。2017年全国で8人目となる、獣医行動診療科認定医取得。
獣医師(獣医行動診療科認定医)
NPO法人人と動物の共生センター 理事長
獣医動物行動学研究会 会員
岐阜市動物愛護推進委員
ぎふ動物行動クリニック院長
鹿児島大学獣医学部講師(動物行動学)
帝京科学大学アニマルサイエンス学科講師(ペット共生学)
日本獣医行動研究会広報委員会委員長
奥田順之さんは大学在学中から殺処分問題を目的とした学生団体を設立し啓発活動を開始。
ポスター掲示、リーフレット配布や譲渡・広報を中心に精力的に動き回ると、
卒業後は、パブリック・ハーツ株式会社入社に社会的合意形成に関するプロジェクトにも参画。
スエモリ動物病院・千村どうぶつ病院で、
小中学校への訪問授業、犬猫の譲渡仲介活動などを実施しておられます。
その後、動物病院で獣医師として勤務する傍らで2012年に岐阜市内にNPO法人の犬と飼い主の学校『ONE Life』を開業。
「人と動物が共に生きることで起こる社会的問題の解決を通じて、誰もが他者を思いやることのできる社会に貢献する」
という理念を掲げ、2014年には「ぎふ動物行動クリニック」を開業するに至り、
現在は、動物行動学、飼育放棄問題、ペット産業の社会的責任を専門に業務を行っています。
■受賞歴
2011年 ソーシャルビジネストライアル東海北陸リーグ 優秀賞受賞
2016年 ソーシャルビジネス支援プログラム 支援賞受賞
奥田順之の学歴(大学,高校)は?
奥田順之さんは偏差値72の愛知県でも有数の進学校である愛知県立岡崎高等学校に通っており、
名古屋大学を中心に京大・東大など旧帝大に毎年数多くの合格者を生み出しています。
そうした中、岐阜大学獣医学部に進学したのは奥田順之さんの並々ならぬ目的意識があったからといってよいでしょう。
ちなみに、奥田順之さんと同じ高校出身の有名人には、
青木源太(日本テレビアナウンサー)
尾崎士郎(小説家)
杉浦直樹(俳優)
などがいます。
奥田順之さんの結婚や年収は?
奥田順之が結婚しているのかどうかについては、信憑性のある情報を確認できなかったので、詳しい情報が発見でき次第、ブログに追記をします。
同じく奥田順之さんの年収についても上場企業社長とは違い非公開とされているので断定はできないものの、
平均的な獣医師の年収はおよそ590万円程度とされています。
ただ獣医といっても職種にはかなり幅があるので、奥田順之さんの年収に関してはテレビ出演している点も考えると上振れする可能性が高そうです。
奥田順之さんの病院の住所・アクセスは?
奥田順之さんが普段、ペットの診察に当たってるのは、
ぎふ動物行動クリニック
という病院になります。
名前の通り所在地は「岐阜県」です。
■住所
岐阜県岐阜市岩地2-4-3
■休診日
月曜日・火曜日
奥田順之さんの病院では具体的にどのようなペットの精神障害(問題行動)を対象としているのかというと、
咬むなどの攻撃行動
過剰な興奮
吠える問題(過剰咆哮)
留守番ができないなどの分離不安
花火や雷などの恐怖症
尻尾を追う・手足を舐める・毛をかじる・自傷行為などの常同障害
高齢性認知機能不全(痴呆)
などなど多岐にわたっているので、自分のペットの症状もみてもらえるのか不安があれば、
事前に一度、症状を詳しく伝えてみるのがよさそうです円。
奥田順之さんの診察内容・カウンセリングは?
奥田順之さんが病院で診察を行う際、まずはカウンセリングでこれまでの問題行動の様子などを細かく確認していきます。
問題行動の状況の聞き取り
問題行動の診断
といったコンサルテーションを実施した後に、
問題行動改善に向けた行動プラン(ペットとの接し方)の指導や、必要であれば、薬物療法・外科療法などの検討に入ります。
奥田順之さんは動物の問題行動が発生する原因として、
飼い主さんとの関係の不和
持続的なストレス
幼少期の経験や社会化不足
遺伝、身体の疾患
など様々な要因から発生しており、一概にしつけで改善できるものではないとしています。
特に犬のしつけに関しては近年「飼い主さんとの上下関係ができていないことが原因だ!」
という安易な考え方の元で上下関係をわからせるしつけが注目を浴びているものの、
間違った解釈だと断言し、正しい認識に立って関係を作ることこそが大切だとしています。
奥田順之さんの本は
“動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾
犬のペットに見られる問題行動の一つとして「噛み癖」があります。
この本では犬が咬む原因は「しつけ」でどうにかなる問題ではなく、咬む原因やその考え方について分かりやすく解説されており、
脳機能や身体疾患が原因である可能性があることを訴えています。
咬みグセを治すための強制グッズはペットショップに行くと何種類も用意されていて選び放題。
例えばさるぐつわのようなしつけグッズもあり、見た目がアヒル口でキュートなタイプもあったりするものの、
奥田順之さんの考え方・治療方針からすると、犬に対して余計なストレスや不安をさらに与えかねません。
犬にしてみれば、噛まずにはいられない理由がそこにあるはずで、その原因をつぶさないまま噛み癖だけをどうにかしようとしても
「どうして口を開けないんだ!?」と精神的・肉体的ストレスを増やすことになり、噛み癖がさらにひどくなったり、
もしくは問題行動が増えてもっと手に負えなくなる危険性があるので注意が必要です。