オリンピック公式としては出場選手に年齢の上限は設けていないものの、各競技ごとに年齢制限を設けていることがあります。
幼い頃から過酷な練習を続けると体に無理がかかるというのが年齢制限を設ける理由で、
フィギュアスケートでは五輪前年の6月30日までに15歳に達していないと出場を認めないルールとなり、
浅田真央さんは87日足りなかったせいでオリンピック出場という4年に1度のチャンスを逃すことになりました。
ただ競技によっては年齢制限を設けていないこともあり、東京五輪2020に出場する日本人選手の中で、
最年少出場選手は誰なのか?調べてみました。
この記事を最初に作成している現時点では、まだ出場選手全員が判明していないので、
可能性も含めて最年少出場選手を紹介していきます。
東京五輪2020に20歳以下(10台)・15歳以下(14歳,13歳)出場選手は?
20歳を迎える前の10代・未成年で東京五輪2020に出場する選手を各競技ごとに紹介すると下記のようになります。
■水泳(飛込)
三上紗也可(女子3メートル飛板飛込) 2000年12月8日
荒井祭里(女子10メートル高飛込) 2001年1月18日
■水泳(アーティスティックスイミング)
京極おきな 2001年10月20日
■サーフィン
松田詩野 2002年8月13日 ※選考過程中
■水泳(飛込)
玉井陸斗 2006年9月11日 ※選考過程中
■スケートボード(スケボー)
開心那 2008年8月26日
岡本碧優 2006年6月22日
四十住さくら 2002年3月15日
中村貴咲 2000年5月22日
水泳(飛込)の玉井陸斗さんは東京五輪2020出場が確定したならば、
13歳という年齢での出場となり、岩崎恭子さん(1992年バルセロナで金メダル)の持つ14歳6日という最年少記録更新となります。
2020年4月に行われるワールドカップ(W杯)東京大会で18位以内に入れば
五輪代表2020の切符を手にすることができるので大いに期待がかかります。
東京五輪2020最年少記録大幅更新の期待は開心那(スケートボード)
玉井陸斗さんが東京五輪2020に出場するのは間違いなく快挙と呼ぶにふさわしいものの、
スケートボード(スケボー)ではさらなる最年少記録更新の期待があります。
岡本碧優さんも2006年6月22日生まれで東京五輪2020出場時はまだ14歳でなおかつ、
スケートボードの世界ランキングでは何度も1位を争う実力の持ち主でもあるので、メダル獲得の期待も持てます。
ただそれ以上に2008年8月26日生まれの開心那さんが東京五輪2020に内定した場合、
なんと11歳で出場を果たすことになります。
ちなみに、オリンピック史上を振り返って、最年少出場を果たしのは誰なのか調べてみると、
- ロウンドラス(ギリシャ,体操)がアテネオリンピックに10歳218日の年齢で出場
- 稲田悦子(日本,フィギュアスケート)1936年オリンピックに12歳0ヶ月の年齢で出場
といった記録が見つかりました。
稲田悦子さんの記録を破るとしたら開心那さんしかいませんが、
開心那のスケートボード世界ランキングは現時点で9位と健闘はしているものの、
上位10名には開心那さんを含めて日本人が4人もいて、
スケートボードのルールで日本の出場枠は開催国枠も含めて3つ。
開心那さんが東京五輪に出場できるかどうかは現時点では微妙なラインといったところです。