ワンピースで黄猿は実は革命軍のメンバー・幹部だという説について考察。
黄猿が初登場したシャボンディ諸島編(52巻)ではなぜルフィを助ける(見逃す)ような流れになったのでしょうか?
ワンピースで黄猿は革命軍メンバー説
黄猿が革命軍のメンバー説の考察
ワンピースの黄猿が革命軍のメンバーであるという説は、以下の4つの根拠から考えられています。
シャボンディで革命軍であるくまと秘密のやり取りがあった
なんだかんだ麦わら一味を取り逃している
頂上戦争でも本気を出したようには見えずのらりくらりと戦っていた
海軍大将でありながら元帥候補に名が上がらない
一部のファンの間では、黄猿が赤髪海賊団と手を組んでいるという見方も出ています。彼の行動や態度がシャンクスと類似していること、安定を望んでいるという考え方が共通していることから、このような推測が生まれています。
しかし、黄猿が革命軍と手を組んでいるとすると、和の国(カイドウとリンリン)との戦いに乗り出そうとしている点などで整合性が取れない部分もあります。また、赤犬が意外にも黄猿を派遣しなかったこと、頂上戦争での行動の一貫性のなさなど、彼の行動が曖昧であることも考慮されています。
他にも、革命軍や赤髪海賊団以外で黄猿が手を組んでいる可能性も考えられます。彼の海軍の立場や、敵視する海賊との関わり方、人道的な価値観から、彼が特定の組織には属さない自立した立場を取っている可能性もあります。
シャボンディで革命軍であるくまと秘密のやり取りがあった
黄猿は、シャボンディ諸島で革命軍の最高幹部であるバーソロミュー・くまと秘密裏に会話をしていました。この会話の内容は不明ですが、くまが何らかの依頼をしていたのではないかと考えられています。
なんだかんだ麦わら一味を取り逃している
黄猿は、麦わら一味を何度も追いましたが、いつも取り逃しています。これは、黄猿が本気で追いかけていないためではないかという説があります。
頂上戦争でも本気を出したようには見えずのらりくらりと戦っていた
黄猿は、頂上戦争で白ひげ海賊団と戦いましたが、本気を出したようには見えませんでした。むしろ、のらりくらりと戦っていたようにも見えます。これは、黄猿が白ひげ海賊団を倒すつもりがなかったのではないかという説があります。
海軍大将でありながら元帥候補に名が上がらない
黄猿は、海軍大将の中でも最強の一人ですが、なぜか元帥候補に名が上がっていません。これは、黄猿が世界政府や五老星に気に入られていないためではないかという説があります。
ワンピースで黄猿は革命軍メンバー否定意見
革命軍であるならば、エース処刑を是としないでしょうし、くまを改造される前に助けたはずです。また、白ひげ側のマルコも海楼石で捕えています。
これらのことから、黄猿が革命軍のメンバーである可能性は低いとも考えられます。
黄猿の正体は、革命軍のメンバーではなく、独自の正義を貫く海軍大将であると考えられます。
黄猿は、海賊を敵と認識していますが、それと同じくらい世界政府や五老、天竜人も敵だと認識していると考えられます。そのため、上からの命令に従いながらも、自分の信じる正義を貫くために、麦わら一味に手心を加えたり、頂上戦争で本気を出したりしていたのではないでしょうか。
また、黄猿は、世界政府や五老、天竜人の支配から人々を解放するために、革命軍の活動を支援しているのではないかとも考えられます。
黄猿はなぜルフィを助ける?
頂上戦争で黄猿がルフィを蹴り飛ばした先に白ひげがいたのは、ルフィをわざと白ひげの方に逃がして救うためだという説もみられます。
なお、黄猿はシャボンディ諸島で冥王レイリーの横やりがあったとはいえ、ルフィを見逃しさらに億越えルーキー達までも捕まえ損ねています。
以前から海軍が海賊を簡単に殺さない理由は散々言われていましたが公式に「政府は公開処刑をやりたがっている」とはっきり明言されています。
つまり億越えのような海賊は現場で勝手に殺したら意味がないんですよ。
どんな状態でも生け捕りにして公開処刑をする事で
「凶悪な犯罪者を海軍が捕まえた」
「凶悪な犯罪者に正義の鉄槌を」
「正義は政府・海軍にアリ」
というアピールをする為に犯罪者を利用している部分があります。
因みに黄猿の場合はあの時点で確実にアプー、ホーキンス、ウルージ、ドレークは捕まえられる自信がありました。
麦わらの一味の方を優先したのはすぐに始末出来ると考えていたからです。
しかしレイリーや本物のくまが現れたりしてかなりの時間を浪費しています。
軽い気持ちで来た黄猿としてはこんなに反撃を受けるとは思っていませんでした。
最終的に麦わらの一味を取り逃がし元の場所に戻るとルーキー達に逃げられていたという訳です。
また、黄猿と冥王レイリーの戦闘は最終的には黄猿が手を引きました。当時の海軍はエースの公開処刑に伴い白ひげ海賊団との全面戦争を控えており、万が一にも最高戦力の一人である海軍大将を欠くわけにはいかなかったという事情もありました。
ガープのセリフにも「海軍に二つの伝説を同時に相手しろというのか」とあります。