「鬼の舌震(鬼の試刀岩)」とは島根県安来市広瀬町上山佐にある奇岩
「鬼滅の刃」で岩を真っ二つに切るシーンとよく似た「鬼の舌震(鬼の試刀岩)」の場所はどこ?
鬼の舌震(鬼の試刀岩)とは?鬼滅の刃で話題
「鬼の舌震(鬼の試刀岩)」とは島根県にある天馬山(標高250メートル)頂上付近の巨大な岩
直径6メートルの真っ二つになった岩は鬼が切ったと伝承があり、「鬼滅の刃」序盤で炭治郎が剣技の修行の一環で、刀を使って岩を真っ二つにするシーンにそっくりだと話題になりました。
鬼の舌震一帯は恋山と呼バレ、カエデ、コナラ、ミズナラが主ですが、低木のアテツマンサクなどの珍しい樹木も見られます。
奈良時代に聖武天皇に奏上された出雲風土記(733年(天平5)に完成)によれば、昔、その地に住む玉日女命という美しい姫を慕うワニ(和仁)が日本海から夜な夜な川を遡ってきていたが、姫がワニを嫌い大岩で馬木川をせき止めた。
それでもワニの姫に対する気持ちは変わらなかったことから「ワニの慕ぶる」が転訛して「鬼の舌震」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに、因幡の白兎はワニを騙して仕返しされる(皮を剥がされる)ことになりますが、ワニとはサメだと言われています。
鬼の舌震(鬼の試刀岩)場所・アクセスは?鬼滅の刃で話題
「鬼の舌震(鬼の試刀岩)」は島根県奥出雲町にある斐伊川支流の大馬木川上流に位置する峡谷(V字谷)にあります。
1927年(昭和2年)4月8日に国の名勝及び天然記念物に指定されています。
■場所
住所:島根県仁多郡奥出雲町三成宇根
■お問合せ
奥出雲町観光協会 TEL:0854-54-2260
■アクセス
JR木次線出雲三成駅からタクシーで約10分
■駐車場
宇根駐車場 大型車10台、普通車50台
下高尾駐車場 大型車15台、普通車50台
なお、駐車場は、最初の看板(宇根駐車場)を通り過ぎて2分くらいいったとこにある小さな看板の下高尾駐車場が最寄りのようです。