大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」で大江広元の目の視力は失明？
大江広元が目を閉じたまま政子と会話をしてましたが目の視力は？
大江広元の目の視力は？鎌倉殿の13人
大江広元の嫡男でありながら承久の乱で官軍に与した親広のその後とは？
朝廷と幕府が激突した承久の乱で、幕府方の参謀として功績を挙げたのが大江広元（おおえのひろもと）であった。しかし、広元には東国御家人たちから非難されてしかるべき泣き所があった。それが、官軍に与した嫡男の親広のことである。本来なら斬首されてしかるべきところを、広元の嫡男ということで罪を許された。その後親広はいったい、どのような人生を歩んだのだろうか？
https://news.yahoo.co.jp/articles/86a41f71b44916a0f51d63594cc1ed26851c84e6
大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」で大江広元の目について「目を患ったので文が読めない」というセリフもあったように視力が極端に悪くなっているようです。
実際に「吾妻鏡」などによれば建保四年十一月十日条に広元の出家の記事、また同十二月十日条に「（出家の効果もなく）目が見えず黒白の区別もつかない」という記事があります。
大江広元は眼病にかかり、その後一応治ったようなのですが、治った直後は視界が暗くなる、白黒の区別がはっきり付きにくいなどの症状があったようです
また同時代の歴史書『愚管抄』巻六に実朝が暗殺され、朝廷からあとのことは政子と義時で裁量するようにと沙汰があったころ、
「広元ハ、大膳大夫トテ久シクアリケル。コノ先二眼ヲ病ミテ、大事ニテ眼ハ見工ズナリニケリ。少シハ見ルニヤナドニテ、出家シテアンナレドモ、今ハ元ニハ似ヌナルベシ。」
とあります。
しかしまったく視力を無くしてしまった訳ではないようですし、仮に全盲になってしまったのなら、この時代でしたら仏門に入るなどして引退だと思います
