東京オリンピック2020の正式種目ともなったBMXは知名度こそメジャーなスポーツに比べて低いものの、
欧米を中心に根強い人気があり、レッドブルがスポンサーの大会が開催されたり、
賞金500万円をかけたワールドカップやxゲームでも取り上げられています。
日本人のBMX人口は決して充実しているとは言えませんが、
大池水杜さんは、世界に通用する日本代表BMXプレーヤー(フリースタイル・パーク)です。
大池水杜さんに会いたいと思ったら、拠点としている岡山にある「Degoo BMX Park」に行けば、
練習をしている大池水杜さんの姿を目にできるかもしれません。
大池水杜(BMX)wikiプロフィールは?
本名:大池水杜(読み方:おおいけ みなと)
生年月日:1996年12月2日
年齢:24歳(2021年7月時点)
出身地:静岡県島田市(岡山県岡山市在住)
中学:六合中学校(静岡県立島田市)
出身高校:島田工業高校(静岡県島田市)
所属:ビザビ
大池水杜がBMXを始めたきっかけは?
大池水杜さんがBMXを始めたのは14歳(中学校2年生、2010年)なので遅くもないし早くもないものの、
小さなころから二輪スポーツ好きの父親のバイクの後ろに乗せてもらっていたり、
小学生の時にはモトクロスのレースや自転車トライアル競技に参戦していたので、
BMXで目覚ましい活躍をする素地はすでに出来上がっていたのかもしれません。
その後、しばらくは二輪競技から足が遠のいていた時期もあった大池水杜さんですが、
地元岡山のスケートパーク施設で華麗に舞うBMXの姿に一瞬で心を奪われてしまい、
連れてきてもらった父親に「あれやりたい」と宣言。
家に帰ってすぐにBMXについて詳しく調べみると、
「自分ならもっとうまくBMXに乗れる」という自信も感じたことから
大池水杜さんはモトクロスや自転車トライアル競技を辞めてBMX一本で行くことに。
そこからわずか3年で大池水杜さんは全国大会優勝、5年後には世界大会で優勝を成し遂げてしまったものの、
見るのと実際にやってみるのは大違いで大池水杜さんでもBMXを始めた当初は怪我の連続。
顔から地面に激突して打撲したときには、1週間くらい記憶がぼんやりしていたそうで、
今でも、夜中に顔がけいれんして目が覚めることもあるそうです。
ただBMXだけで食べていくにはまだ大会の賞金金額もそれほど大きくはないので、
大池水杜さんは数々の大会で実績を残すものの、高校卒業後は神奈川県相模原市にある会社に就職し、
BMXを兼業で続けることに。
そんな中、大池水杜さんの実績が認められ、招待されないと参加することすらできない
「X GAMES」(出場枠12枠のアメリカ ミネソタ州)も「VANS Pro BMX Cup(US OPEN)」(アメリカ カリフォルニア州)
という2つの大きな大会に呼んでもらえることに。
大池水杜さんは仕事のこともあって悩んだものの「今年は行けないと断ても来年招待されるかわからない」と覚悟を決め、
会社を辞めてアメリカ遠征におもむき、プロのBMXプレーヤーとしての道を歩むようになります。
大池水杜の高校は?
大池水杜さんは一貫して出身地の静岡県島田市にある学校に進学しています。
六合中学校に通ったのち、 高校は島田工業高校に進学をしていますが、中学生のころにはすでに岡山市に住み始めているようなので、高校は中退しているか岡山の高校に編入をしていると思われます。
大池水杜(BMX)の戦績・大会受賞歴は?
2018年5月に日本人初となるワールドカップ優勝の快挙を成し遂げた、世界と戦う日本唯一の女性ライダー。
- 2013年 BMX全国大会優勝
- 2013年 世界大会(Simple Session Sister Session)5位※初世界大会
- 2015年 FISE World 優勝 ※世界最高峰のアーバンスポーツワールドシリーズ
- 2017年11月 世界選手権(UCI Urban Cycling World Championships) 4位
- 2017年12月 JCF全日本BMXフリースタイル・パーク選手権 優勝
- 2018年5月 UCIワールドカップ(BMX FREESTYLE) 優勝※女子エリートクラス
- 2018年7月 US-open・X-games 出場
- 2018年9月 JCF全日本BMXフリースタイル・パーク選手権 優勝
- 2019年3月 Toronto X-Jam 2位
- 2019年4月 UCIワールドカップ 4位
- 2019年6月 ワールドカップ(フランス) 6位
- 2019年10月 JCF全日本BMXフリースタイル・パーク選手権 優勝
直近の2019年全日本選手権でも優勝を果たしこれで大会3連覇と国内ではほぼ負けなしといった状態。
まだ高校1年生だった2013年には世界大会に初参戦し、
大人を相手にBMXで勝負を挑んで5位入賞。
2017年に中国の成都で開かれたUCIアーバンサイクリング世界選手権では決勝で
3位に0.06ポイント差というわずかな差で4位。
Women’s Final Highlights – FISE: Montpellier 2018
大会受賞・入賞実績ではありませんが、
- (公財)日本オリンピック委員会 強化選手
- UCI(国際自転車競技連合) 国際ランキング5位(2019年3月現在)
- 岡山県オリンピアン・パラリンピアン育成事業の強化指定選手
といった実績もあります。
大池水杜(BMX)の東京オリンピック結果は?
大池水杜さんは2021年の東京オリンピックでBMX日本代表に選出されました。
■東京オリンピックBMX日本代表選手
レーシング
長迫吉拓
畠山紗英
パーク(フリースタイル)
中村輪夢
大池水杜
大池水杜(BMX)のスポンサーは?
会社を辞めた後の大池水杜さんは文字通りBMXで生活費を稼いでいたようですが、
2019年4月に株式会社ビザビと所属契約を締結しているので、
ビザビから資金面や大会渡航費などを工面してもらっていると思われます。
ビザビとは広告宣伝と出版・情報サービスを主な事業とする企業で、
- 「タウン情報おかやま」 月刊
- 「オセラ」 地域生活情報誌 隔月刊
- 「リリオ」 女性向け情報誌 季刊
- 「LLIO Weding」 ブライダル誌 季刊
- 「ごっつぉ」 飲食情報誌
- 「ぐるなび」の岡山県を担当
といった雑誌を手掛けており
タウン情報おかやまは創刊から42年以上の歴史があります。
BMXバイクに関しては、神奈川県川崎市にあるBMXのショップ「SLOPE SHOT」が
ショップスポンサーとなって部品やフレームなどを提供しているようです。
女子BMXフリースタイルライダー大池水杜をCULTライダーとしてサポートする事が決定致しました。
CULT SHORTY FRAME 20.75は神奈川県川崎市に在るショップスポンサーSLOPE SHOTさんが組み上げています。
他にも、大池水杜さんがCM出演している動画がyoutubeにあったものの、
スポンサー企業のライト電業株式会社は、大池水杜さん個人ではなくて、
BMX競技全体にスポンサーとして協賛をしているみたいです。
ライト電業がこのたび、JFBF(一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟)のスポンサーになりました。