オペラント条件付けの
正の強化
負の強化
正の罰
負の罰
はそれぞれ日常ではどんな例があるんでしょうか?
オペラント条件付けの日常例は?正の強化、負の強化、正の罰、負の罰は?
オペラント条件付けの日常例について、
・正(の操作)…快や不快を「加える」「与える」
・負(の操作)…「取り除く」「取り上げる」ことで快や不快をもたらす
学習心理学では、報酬/不快刺激の滅現によって反応が結果的に増加することを「強化」、減少することを「罰」と定義します。
強化は行動を増やしたいときに使う
罰は行動を減らしたいときに使う
正の強化=報酬を与える(ex食べ物をあげる、ほめる)
負の強化=不快刺激を取る(ex与えていた電気ショックをやめる)
正の罰=不快刺激を与える(ex叱る、叩く、電気ショックを与える)
負の罰=快刺激を取る(ex悪いことをすれば会話をやめる)
何が罰になり報酬になるかはその人の感じ方次第です。
○正の強化
望ましい行動に対して、行為者にとって喜ばしい刺激(強化子)などで報酬を与える。プラスマークのスイッチを押すと餌が出てくる(行動Aに対して、快・褒美となる強化a)
例:お片づけができたのでご褒美にアメをあげる。
○負の強化
望ましい行動に対して、行為者にとって望ましくない刺激(嫌悪刺激)を除去することで報酬を与える。
例:テストでいい点を取ったので、今日はお手伝いしなくてよい。
授業全出席で試験を「免除」(ある行動Xをすべてした場合、不快な因子xを取り除き、快を与える)
○正の罰:望ましくない行動に対して、嫌悪刺激を与える。
マイナスマークのスイッチを押すと電気刺激を「与え(られ)る」(行動Bに対して、不快となる強化b)
例:食事を残したので、皿洗いをさせる。(あるいは叱る)
○負の罰:望ましくない行動に対して、強化子を取り上げる。
例:きょうだいげんかをしたので、おやつなし。
失敗した結果に応じて、休暇・給料を「取り上げる」(ある行動Yが達成されなかった場合、快の因子yを取り除き、不快を与える)。