オリックスの次期監督・後任について考察
2025年に監督が交代した場合、誰が監督に就任するのか、現時点での有力候補は誰なんでしょうか？
オリックス2025次期監督・後任は誰？
2024年10月6日に、オリックス・バファローズの中嶋聡監督が今シーズン限りでの退任を発表しました。
中嶋監督は、2020年シーズン途中に監督代行に就任後、2021年から正式に監督に就任し、チームを25年ぶりのリーグ優勝に導きました。 その後、2022年には日本一、そして2023年までリーグ3連覇という偉業を達成しました。 しかし、2024年シーズンは主力選手の離脱なども響き、チームは5位と低迷、クライマックスシリーズ進出を逃しました。 中嶋監督は、この成績不振の責任を取り、辞任を決断したとされています。
後任監督については、多くのメディアやファンから様々な予想が出ています。
- 岸田護投手コーチ（内部昇格）
- 小林宏二軍監督（内部昇格）
- 田口壮一軍外野守備走塁コーチ（内部昇格）
- イチロー氏（外部招聘）
岸田護｜オリックス2025次期監督・後任候補１
岸田氏は、1981年5月10日生まれ、大阪府吹田市出身の元プロ野球選手（投手、右投右打）、プロ野球コーチです。現在はオリックス・バファローズの投手コーチを務めています。
プロ入り前
- 吹田市立西山田小学校1年から地元の少年野球チーム「高野台バード」で野球を始め、3年生から投手となる。
- 吹田市立西山田中学校では軟式野球部に所属。
- 履正社高等学校に進学後は硬式野球部に入部し1年生からベンチ入りする。同校は初の甲子園出場を果たしたが、本人の登板機会はなかった。
- 高校卒業後は東北福祉大学へ進学し、4年からエースとなる。
- 社会人野球のNTT西日本に入社し、2005年の第76回都市対抗野球大会出場、第32回社会人野球日本選手権大会準優勝に貢献した。
- 同年秋の大学生・社会人ドラフトでオリックスから3巡目指名を受け入団。
オリックス時代
- 2006年5月30日、対中日ドラゴンズ戦でプロ初登板。
- シーズン最終戦の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で初先発し8回1失点に抑えたが敗戦投手になった。
- 2007年は一軍に定着し、4月5日の対千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初勝利を挙げる。
- シーズン後半は先発ローテーションに入り、11試合に先発するも2勝に終わる。
- 2009年は開幕ローテーション入りを果たし、4月にプロ初完封を含む3連勝を挙げる。
- 10月8日の対日本ハム戦で自身初の2桁勝利を達成した。
- 2010年は開幕当初は抑えを務めていたジョン・レスターの不調により、6月10日の対読売ジャイアンツ戦で初セーブを挙げ、クローザーに指名された。
- 2011年は前年度に引き続き勝利の方程式としてセットアッパーの平野佳寿に次いでリーグ2位の68試合に登板し、NPBのシーズン最多記録である66交代完了、日本ハムの武田久に次いでリーグ2位の33セーブ、リリーフながら奪三振も79を記録した。
- 2012年8月19日の対ソフトバンク戦で4連打3失点を喫し、この試合以後は平野と配置転換で中継ぎに回る。
- 2013年は先発再転向を目指すも、2月のキャンプ中に左太もも裏を肉離れし調整が遅れ、前年同様中継ぎとして起用されることになった。
- 2014年は開幕ローテーション入りし4年ぶりの先発初登板で勝利を記録した。
- その後は成績が振るわず再び中継ぎに配置転換された。
- 2019年9月29日、京セラドームでのソフトバンク戦で引退試合が行われ、現役生活を終えた。
現役引退後
- 2020年よりオリックスの二軍投手コーチに就任。
- 2021年からは、コーチに一軍・二軍の区別がなくなったため、役職は投手コーチとなった。
人物
- 愛称は「マモ」「マモさん」など。
- 気さくで男気溢れる人物であり、年齢、キャリア関係なく壁を作らないことから、多くのチームメイトから慕われている。
岸田氏の経歴に関する情報は、以上の通りです。
小林宏｜オリックス2025次期監督・後任候補２
小林宏氏の経歴について、ソースに基づいて詳しく説明します。
小林氏は1970年11月30日生まれ、広島県廿日市市出身の元プロ野球選手（投手）です。 現在はオリックス・バファローズの二軍監督を務めています。
■学生時代
小林氏は、小学校4年生の時に少年野球チーム「廿日市ジュニア」で野球を始めました。 中学校では軟式野球部、崇徳高校では軟式野球部に所属していました。 広島経済大学に進学後も3年生までは遊撃手としてプレーしていましたが、4年生の時に投手が不足したことをきっかけに登板した試合で好投し、そのまま大学選手権に出場しました。 大学での通算成績は3シーズンで8勝3敗でした。
■プロ野球選手時代
当初は地元球団の広島東洋カープがドラフト2位での指名を検討していましたが、1992年のドラフト会議でオリックス・ブルーウェーブが1位指名し、小林氏の交渉権を獲得しました。 広島経済大学出身者としては初のプロ野球選手となり、小林氏自身もこの高い評価に驚いたと伝えられています。
〇オリックス時代
1993年（1年目）にプロ初登板を果たし、初先発試合で初勝利を挙げました。 1995年には、チームは前身の阪急ブレーブス時代以来11年ぶりとなるリーグ優勝を果たし、小林氏も15試合に登板、8勝3敗、防御率2.68の好成績を残しました。 続く1996年もオリックスはリーグ連覇を達成、小林氏もこのリーグ連覇に貢献しました。
1997年には、シーズン途中から抑えに転向し、オールスターゲームにも出場しました。 1998年には、シーズン途中から先発に転向し、自身初の2桁勝利となる10勝を挙げました。 1999年、2000年には2年連続で開幕投手を務めました。 2001年は怪我のため一軍登板はありませんでした。
2002年以降は怪我の影響もあり、満足な成績を残すことができませんでした。 2004年オフにオリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併に伴う選手分配ドラフトで、東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍しました。
〇楽天時代
2005年、楽天創設1年目のシーズンでしたが、小林氏はわずか3試合の登板に終わり、オフに戦力外通告を受け、現役を引退しました。
■現役引退後
引退後の2006年からJ SPORTSの野球解説者、神戸市の車いすバスケットボールチーム「清水M・S・T」の監督を務めました。
■コーチ、監督時代
2009年からオリックス・バファローズの二軍投手コーチに就任し、2010年には育成担当投手コーチを務めました。 同年6月からは一軍投手コーチに配置転換となり、そのまま2011年も一軍投手コーチを務めました。 2012年から2014年までは二軍投手コーチを務めました。
2015年には、シティライト岡山の選手兼任コーチに就任。
2016年からは、オリックスに一軍投手コーチとして復帰。 2017年は二軍投手コーチを務めましたが、シーズン途中に一軍投手コーチに再昇格しました。 2018年は再び二軍投手コーチに就任。 2019年は、二軍監督の中嶋聡氏と共に若手投手を育成し、チームの底上げに貢献しました。
2020年は二軍投手コーチを務めていましたが、シーズン途中に中嶋聡氏が監督代行に就任したことに伴い、二軍監督代行に就任しました。 2021年からは正式に二軍監督に就任し、現在に至ります。
■その他
小林氏は、2010年シーズン途中に抑えに転向した理由について、当時のオリックス監督・岡田彰布氏が「来季の抑えとして考えていたが、チーム状況を考慮し、あの段階での配置転換となった」と語っています。
田口壮｜オリックス2025次期監督・後任候補３
田口壮氏は、1969年7月2日生まれの元プロ野球選手で、外野手、内野手を務めていました。
学生時代
兵庫県立西宮北高校から関西学院大学に進学し、硬式野球部に所属しました。関西学生野球連盟の公式戦では、101試合に出場し、376打数123安打、打率.327、10本塁打、46打点を記録しました。この間、首位打者1回、最優秀選手1回、ベストナイン4回を受賞しています。
オリックス時代
1991年のドラフト会議で、オリックス・ブルーウェーブから1位指名を受け入団しました。当初は遊撃手として起用されましたが、その後、外野手に転向し、イチロー選手、本西厚博選手（後に谷佳知選手）と共に球界一の守備力と評される外野陣を形成しました。
1995年、1996年のオリックスのリーグ連覇に貢献し、2000年にはシドニーオリンピック野球日本代表として出場しました。 2001年オフにFA権を行使し、メジャーリーグに挑戦しました。
メジャーリーグ時代
2002年から2009年まで、セントルイス・カージナルス、フィラデルフィア・フィリーズ、シカゴ・カブスに所属し、2006年にはカージナルスでワールドシリーズ優勝を経験しました。
オリックス復帰と引退後
2010年にオリックスに復帰 し、2011年シーズンをもって現役を引退しました。
2016年からオリックスの二軍監督、一軍打撃コーチなどを歴任し、2021年からは一軍外野守備走塁コーチを務めています。
人物像
誠実で実直な性格で、オリックス時代には選手会長を務めていました。また、「書けるプロ野球選手」という異名を持つほど文章力に長けており、「何苦楚日記」などの著書があります。
イチロー｜オリックス2025次期監督・後任候補４
イチロー選手は、日本のプロ野球界、そしてメジャーリーグにおいて、数々の記録を打ち立て、その名を世界に轟かせたレジェンドです。彼の類まれな才能と努力、そして野球に対する情熱は、多くの野球ファンを魅了し続けています。
■オリックス・ブルーウェーブ時代
イチロー選手は、1992年にドラフト4位でオリックス・ブルーウェーブに入団しました。入団当初からその才能の片鱗を見せ、1994年には当時の最多安打記録を更新する210安打を記録し、初となる首位打者を獲得しました。その後も7年連続で首位打者を獲得するなど、NPBを代表する打者として活躍しました。
- NPBでの主な活躍:
- 7年連続首位打者
- 打点王、盗塁王、MVPの獲得
- リーグ連覇、日本一への貢献
■メジャーリーグへの挑戦と活躍
2001年にポスティングシステムを利用してシアトル・マリナーズに移籍。メジャーリーグでもその才能を開花させ、数々の記録を打ち立てました。
- MLBでの主な活躍:
- 10年連続200安打以上
- シーズン最多安打記録（262安打）
- 新人王、MVP、首位打者、盗塁王など数々のタイトル獲得
- ワールドシリーズ出場
- MLB史上唯一の1シーズン200安打100得点
■イチロー選手の強み
- 卓越した打撃技術: 独自の打撃フォームと高いミート力、そして選球眼の良さ。
- 驚異的な練習量: 徹底した練習と自己管理によって、高いレベルを維持し続けました。
- メンタルの強さ: 常に高いモチベーションを保ち、プレッシャーの中で力を発揮しました。
■野球界への影響
イチロー選手の活躍は、日本の野球界のみならず、メジャーリーグにも大きな影響を与えました。
- 日本人選手のメジャーリーグ挑戦への道を開く: イチロー選手の成功は、多くの日本人選手にメジャーリーグへの挑戦を促しました。
- 野球の技術向上: イチロー選手の打撃フォームや練習方法は、多くの選手に参考にされています。
- 野球の普及: イチロー選手の活躍は、野球の普及にも大きく貢献しました。
■現役引退後
2019年に現役を引退した後も、野球界に関わり続けています。シアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターとして、後進の育成に力を注いでいます。
まとめ：オリックス2025次期監督・後任は誰？
- 岸田護投手コーチ（内部昇格） 岸田氏は、現役時代はオリックス一筋で活躍した投手で、2019年の引退後はオリックスで投手コーチを務めています。 選手との距離が近く、指導者としての経験も積んでいることから、次期監督候補として有力視されています。 一部の報道では、「岸田氏以外考えられない」など、すでにファンからの支持も厚いようです。
- 小林宏二軍監督（内部昇格） 小林氏は、広島経済大学からドラフト1位でオリックスに入団した投手で、その後楽天に移籍し、2005年に現役を引退しました。 2009年からオリックスのコーチに就任し、二軍投手コーチ、一軍投手コーチなどを歴任した後、2021年からは二軍監督を務めています。 監督としての経験値があることから、次期監督候補として名前が挙がっています。 プロ野球では、二軍監督がそのまま一軍監督に昇格するケースも多いそうです。
- 水本勝己一軍ヘッドコーチ（内部昇格） 水本氏は、現在オリックスの一軍ヘッドコーチを務めています。 中嶋監督の采配を間近で見てきた経験があり、チーム状況を熟知している点が強みです。 また、過去には広島カープで二軍監督を務めた経験もあることから、監督としての経験値も持ち合わせています。
- 田口壮一軍外野守備走塁コーチ（内部昇格） 田口氏は、オリックス、メジャーリーグで活躍した実績を持つ、球界を代表するスター選手の1人です。 メジャーリーグでは、セントルイス・カージナルス、フィラデルフィア・フィリーズ時代にワールドシリーズを2度制覇しています。 2010年にオリックスに復帰後、2011年シーズンをもって現役を引退しました。 2016年からオリックスの二軍監督、一軍打撃コーチなどを歴任した後、2021年からは一軍外野守備走塁コーチを務めています。 豊富な経験と実績、指導力から、次期監督候補の筆頭格と予想する声もあります。 また、オリックスの前オーナーである宮内義彦氏の母校・関西学院大学の出身であることも、後押しするとみられています。
- イチロー氏（外部招聘） イチロー氏は、日米で数々の記録を打ち立てた、球界のレジェンドです。 現役時代はオリックス、メジャーリーグで活躍し、2019年に現役を引退しました。 イチロー氏は神戸に強い愛着を持っており、引退後も神戸で草野球をするなど、オリックスの本拠地がある関西とのつながりは強いとされています。 一部の報道によると、前オーナーの宮内氏はイチロー氏に監督就任を要請したいと考えているようですが、イチロー氏が現在シアトル・マリナーズで役職に就いていることなどから、実現の可能性は低いとみられています。
これらの候補者の中で、誰が次期監督に就任するのか、今後の動向が注目されます。
