オーバーロードでアルベドは裏切り?
オーバーロードでアルベドはセバスとツアレの話しの流れで「アインズウルゴウン・・・くだらない」と口にしていました。
アインズに対する裏切り?という味方もできそうですが、実際には主人公への思いが強すぎる故に、くだらないと言っています。
「アインズ・ウール・ゴウン」というのは、元々はギルド名です。
主人公の本来の名前は「モモンガ」になります。
アインズを名乗っているのはギルド名を世界に知らしめるため。
つまりギルドリーダーとしての行動です。
しかしアルベドが恋焦がれているのは「アインズ・ウール・ゴウン」というギルドのリーダーではなく「モモンガ」という個人に対してです。
アルベド的には偉大なのはモモンガであり、世界に知らしめるべきはモモンガの名だと思っています。
しかし、主人公はあくまでアインズの名を高めようとしています。
その事に対する不満が「ぐだらない」です。
つまり
「(ギルド名の)アインズ・ウール・ゴウン(なんて、モモンガ様という至高の存在に比べれば)くだらない(のに、なぜこちらの名ばかりを祀り上げるのか)」
というような意味になります。
アルベドはアインズことモモンガさんを殺すような裏切りはしません。
そしてナザリックのNPC達を『大事な仲間』だと思っています。
ツアレの事は・・正直何も思っていません。モモンガが「保護しろ」と言えばそれに従うだけのことです。
どちらかというと「アルベド達NPCが裏切られた」ことに対して「くだらない」と行っています。
モモンガさん(プレイヤー)しか知らない事実、至高の41人はユグドラシルを辞めた。(ナザリックを捨てた)事をアルベドだけは知っているのです
これは推察になりますが、アルベドはモモンガさんが知らない間にワールドアイテムである真なる無(ギンヌンガガプ)を創造主のタブラさんから渡されていますが、個人的に何かを言われたのではないかと言われています。
その内容がおそらくはナザリックを捨てるという意味の言葉なのではと。
NPCは基本は自分の創造主が1番で、何物にも変えられないすべてで、これだけならいなくなった創造主を思って悲しむだけだったのですが、偶然にもモモンガがアルベドの設定を書き換えます。「モモンガを愛している」の一文でしたが、これによって創造主という鎖から解き放たれました。
アルベドが敵意を持ち敵対視しているのは「至高の41人」です。
ナザリックのNPC達は仲間として認識し、至高の41人は自分達を捨てていった裏切り者達だと思っているのです。
今は自由意思を持ったNPC達ですがモモンガさんにとってNPC達はどこまでいっても「大切な仲間達が残していった息子、娘達」です。
モモンガさんにとっては 至高の41人 >> NPC達
どうしても仲間の41人が上なのです。
もし至高の41人の誰かがオーバーロードの舞台である異世界に来れば、モモンガさんは喜んでナザリックに迎え入れるでしょう。NPC達も涙を流して迎え入れるかと思います。
その事を気に入らないのはアルベドだけなのです。(唯一加えるならパンドラ)
あいつら(至高の41人)はここ(ナザリック)を捨てていったのに今更支配者ヅラして戻ってくるとか気に入らない。ここ(ナザリック)の支配者は最後までここを捨てることなく残ってくださったモモンガ様だけ
だと思っているのです。
至高の41人に対して殺意すら抱いている状態なので、モモンガが名を変えたことも不満だったりします。
【アインズ・ウール・ゴウン】は【41人を指す名】。
もしアインズを名乗るのなら41の中で唯一モモンガだけだと思う反面、41人を指す名を称えるのが不満なのです。
アインズ・ウール・ゴウン=至高の41人(モモンガを除く)に対して殺意を持っているのです。
アニメで詳細はありませんでしたが、モモンガの抱き枕とかぬいぐるみがあるアルベドの寝室はギルドメンバーだけが使える寝室のひとつです。
他の階層守護者達は自分の部屋を持っていたのですが、創造主のタブラさんがそこまで気が回らなかったらしくアルベドの個人的な部屋、寝室が無い事に気づいたモモンガさんがギルメンの部屋のひとつをあげました。
ユグドラシルにおけるギルドの最大構成員人数は100人までで、アインズ・ウール・ゴウンは41人までしか居なかった為に使われていなかった空き部屋がまだまだ沢山あったのです。
で、ギルドメンバーの部屋の為、ギルドの象徴である「アインズ・ウール・ゴウンの旗」が部屋の隅にあったのですが
アインズ・ウール・ゴウンを憎むアルベドはこの旗をビリビリに破いて踏んづけています。
これが「くだらない・・」の真相です。
自分達NPCを裏切った至高の41人に対する敬意をくだらないと言っているのです。
そして1期でモモンガさんが改名するときに折った「モモンガの旗」を私室に持ち込んで大事にしています。
オーバーロードでアルベド正体・真の姿は?
オーバーロードでアルベド正体・真の姿は「サキュバス」です。
相手の心をねじ曲げてでも、欲情させて虜にする魔物です。
モモンガの気持ちよりも、モモンガ自身を欲するのは、ある意味で当然でしょう。
アルベドは、当初は書き換えられた設定としてモモンガを愛していましたが、「よろしいのではないでしょうか?」と容認し、10巻の最後には、書き換えられた事に、優越感すら覚えています。
ナザリックのNPCには、アルベド以外にもモモンガの名前が刻み込まれた者が居ます。パンドラズアクターです。この二人はモモンガが居なくなると魂(設定)の安定を欠く存在と言えます。
アルベドがモモンガを殺すとなれば、パンドラよりも、シャルティアの方が無難でしょう。
つまりは、モモンガ以外の全てを敵にまわせる戦力です。
また、ドラマCDでもナザリックの守護よりも、モモンガとの同行を願望していました。
オーバーロードでアルベドは設定で結婚?
オーバーロード4期のPVではアルベドは男性と手を組んでいますが、魔導国が3期の国家間戦争で王国に勝った事で『魔導国』が正式に周囲から国家として認められ(王国的には認めざるをえなくなって)、アインズ様の魔導国と負けた王国とで隣国としての正式な国交が始まります。
それで最初の国交としてアルベドを団長として使節団が王国を訪れる事になります。
王国としては(使節団という名前ではあるが、あのアンデットの国からどんな化け物が来るのか・・・)と戦々恐々だったようですが、馬車から登場したのは、ツノと黒翼はあるがまさに地上に舞い降りた女神とも言うべき、今迄見た事の無い造形美の美女の登場に、貴族達に動揺が走ります。
アルベドは魔導国宰相として、かつ魔導国とは決して恐ろしいだけの国では無いという広報官的役割で表向き好意的に貴族達に近づきます。
この時の王国での貴族とは戦争で当主や後継ぎ達を多く失い、凡愚の三男、四男のような者達が現在は後を継いでいるのですが、彼ら三男、四男は魔導国が出来なければ後継ぎになれなかった者達で、父や兄達を殺してくれた魔導国に感謝するような者達までいます。
戦争に参加しなかった凡愚達は、魔導国の恐ろしさ、強大さを全く知らないのです。
だからアルベドの外見、色香だけで判断して完全にやられて、どうにか彼女を手に入れたい、妻にしたいと考える者達まで出ます。
王国の貴族はどこも腐敗しきっており、自分達は特権階級だと信じて疑わない者達です。
これらをひとまとめにして、後の計画の駒として操る予定だったようです。
こうしてアルベドはその美貌でお近づきになりたい貴族達を惹きつけ、
特に無能で馬鹿な凡愚貴族『フィリップ』にターゲットを絞ります。
この時には既にナザリックの配下となっている「八本指」の者達を使いフィリップを金銭的に支援させて、舞踏会をひらかせます。
舞踏会に呼ばれたのはアルベドとフィリップ同様の凡愚達。優秀な者は呼ばれてません。凡愚達は彼等もアルベドとお近づきになりたくて参加します。アルベドはこの舞踏会にフィリップのパートナーのような形で参加します
【そこのシーンです】
こうしてアルベド(魔導国)にとって都合のいい凡愚の派閥が出来あがりました。