ラナー王女とは『オーバーロード』に登場するキャラクター。
「ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ」が正式名前ですが正体は?
アインズはなぜラナー王女に守護者と同じ地位をあげたのでしょうか?
ラナー王女の最後は悪魔で死亡?
ラナー王女は自分を理解する者がいない世界に失望し生きる気力も失いかけ、拒食症を発症し緩やかに死に向かっていたが、たまたま拾ったクライムが自分に向ける視線の中に「自分と同じ人間」を見出したため、クライムに異常な執着心を抱く様になる。
ただラナーの計画ではなぜクライムは死ななければならなかったのかというと、クライムが死亡して蘇生され目覚めた後の会話からわかります。
今の自分は魔導王に変えられてしまい、既に悪魔になってしまったとラナーは告白。絶望に塗りつぶされるクライムに、
【魔導王に服従を誓う代わりに、その代価としてクライムを蘇生してもらった】
と言います。
つまり、敬愛するラナー様が魔導王に服従することになってしまった理由が自分であり、負けた自分なんかを蘇生する為に悪魔に転生したと言われたら当然クライムの心は砕けます。
そんなラナー様が、自分は悪魔転生したのでこれから永劫の時を生きる事になるけど一人は寂しい・・・貴方も悪魔へと転生してほしいと願ったら
心の折れたクライムは当然「はい」と答えました。
ラナーの最終目標は愛するクライムと永遠を生きることであり
それがクライムと一緒に悪魔へと転生して永遠を生きることであり
真面目で堅物なクライムをどうにかして悪魔へと転生させる方法としてラナーが取った方法が一度クライムを殺すという方法で、死んでしまったクライムを生き返らせるために大事なラナー様が悪魔へと転生しまったという「クライムが原因であり理由」という事、国は滅んでしまって囚われている現在の状況で【お互いがお互いだけに依存し、お互いだけを想い永遠を生きるしかない】まさにラナーの理想の世界なんです。クライムは蘇生されたという状況まで追い詰められないと悪魔転生を受け入れたかわかりません。
理想の状況に到達する為の手段としてクライムの死亡を受け入れたかと。それにすぐに蘇生されますし。
クライムはラナー自身から
「一人で永遠を生きるのは辛いので共に悪魔となって永遠を生きて欲しい」
と懇願されています。
クライムが断る事は絶対にないでしょう。
ラナー王女の正体は?
オーバーロードでラナー王女の正体ははデミウルゴスから、「人間の域を超えた天稟の頭脳」と認められる程の頭脳の持ち主。
それ故に周囲に自分と同等の者が皆無である事に失望して、人間の全てを見下してきた性格破綻者。“精神の異形種”とも称されている。
アインズはなぜラナー王女に守護者と同じ地位をあげたのかというと、要するに有能過ぎる現地勢のヘッドハンティングですね。
アインズさん自身は有能過ぎるラナーを不安に思ってる節がありますが人間を軽視するデミウルゴスとアルベドが特に気に入っているのです。
軍門に下った経緯等の描写自体はありませんけれど、状況だけから推測するに
部下から王国に関する報告を聞いたデミウルゴスがゲヘナ前に会いに行って会話してみた所、ラナーがあの本性を出したのでしょう。自分(デミ)やアルベドに匹敵する智謀、ナザリック勢同様の人間をゴミクズ同然に語る考え方。そしておそらくは会ってすぐに理解してこうべを垂れ、ナザリックに忠誠を誓ったのでしょう。
ラナーという人間を知れば知るほどデミウルゴスもアルベドも、ナザリックの足りない人材として欲しいと思う程に。
人間軽視の考えを持ち、カルマ値も低い二人に気に入られるとは、ラナーは余程の闇を見せたんでしょう。
二人からの推薦もあり、アインズさんが現地勢の協力者としてラナーを受け入れる事になるわけです。
ラナーは結局クライムと幸せに暮らせればあとはどうでもいいという考えの持ち主です。その道につながるならそれこそ悪魔に魂を売ってもよいという考えの持ち主。その為あっさりとナザリックに協力を申し出たのでしょう。
あと守護者といってもナザリック内ではなく、現地勢をまとめる担当の守護者予定という意味です。近いうちに王国は滅ぼす予定だし、帝国は属国化済み
これからも支配領域は増えていくわけですが、支配後はチカラよりも頭を使う仕事が増えていきます。
本来なら信頼できるのは身内だけ・・とナザリックから人材を出していきたい所ですが、アホの子のシャルティアや、人間を優遇してしまうセバス。戦力としては充分でも不安要素もあります。現状では頭脳労働が必要な時にはアルベドやデミウルゴスにばかり負担がかかっているんです。
そこでラナーなわけです。
彼女はアルベドやデミウルゴスに匹敵する頭脳の持ち主の為、安心して代わりを任せられるというわけです。現状のアルベドとデミウルゴスの負担が軽くなる予定な為、そりゃ二人が是非にとも推薦する訳です。
ラナーが守護者についたあかつきには、アルベドはナザリックの内政とアインズさんの政治のサポートに専念できる。
デミウルゴスは外交?や、現地の調査に専念できる。
ラナーは王国が滅んだあと、ナザリックからの絶大なバックアップを受けてクライムと二人だけでいつまでも幸せになれる。その代わり、ナザリックに恭順した支配領域を治めるサポートをする。
ラナーの智謀からすればそれは容易い事であり、守護者とはその為の地位でもあります。
引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13188937953
元々ラナーの人生に置いて『己に比肩する知恵者』など存在し得ないはずでしたが、デミウルゴスと出会いアルベドと出会った事で彼女は自身と同レベルで思考を行う存在を初めて知りました。
そしてそんなデミウルゴスやアルベドが「自分たちを遥かに超える智者」として崇拝する相手…つまりアインズを疑う余地なく信じ込んでしまっているようです。
ザナックもアインズに対するラナーの評を聴いてある種の畏敬を抱いているのを感じ取っています。
ナザリック所属後も、アインズの思い付きの行動の裏を読んでデミウルゴスのごとく誤解して戦慄しています。
もし仮にデミウルゴスやアルベドに出会うより先に、アインズと顔を合わせていたら場合によってはアインズの能力を看破していた可能性はありますが(あるいはそれでも深読み誤認していたかもしれないが)…良かったのか悪かったのかそうはなりませんでした。