オーバーロードでラナー王女の正体は?
クライムと共に悪魔となっていますがなぜ受け入れたんでしょうか?
またアインズはなぜラナー王女に守護者と同じ地位をあげたのでしょうか?
オーバーロードでラナー王女の正体は?
ザナック第二王子がラナーを「化け物」と言ってました
大虐殺の現場でアインズが殺さないように注意していたのはガゼフ、国王、レエブン、そしてクラインだったのではと思われますが、デミウルゴスと繋がっていたからでしょう。
王都襲撃でラナーがクライムに危険な役目を任せたのは「殺されない」から。
シャルティアがブレインを見逃したのはクライムがいたから。
ついでに、市民が倉庫に残ってたのもデミウルゴスの仕込みと思われる。クライムに手柄を立てさせるのが目的としか思えませんし。
ラナーは王国が滅んでも別に構わないと思っています。
むしろ滅んでくれれば姫ではなくなるので、クライムと結ばれる障害がなくなる程度のことは考えているでしょう。
10巻にてアルベドが「私も会ってみたい」とデミウルゴスに言っていますが、逆に言えば「デミウルゴスはラナーと面識がある」ってことですし、「約束を果たさなくてはいけない」とデミウルゴスが言っています。
ラナー王女はどうしてアルベドたちに正体を発見(賢いってバレた)されたのかというと、デミウルゴス曰く「セバスが王都において調査した情報を分析した結果」だそうですね。
そして、王都に赴いた際にデミウルゴスが直接会って確かめて、彼女と密約を交わしたと言う事になるのかと。
ただ、ザナックやレエヴンやジルクニフと違うのは、デミウルゴスが恐らくラナーの正体を能力的な側面だけでなく精神的な側面からもかなりの正確さで見抜いていた事ではないかと思われます。
アインズはラナー王女を悪魔にすると守護者と同じ地位を与えていますが、要するに有能過ぎる現地勢のヘッドハンティングですね。
アインズさん自身は有能過ぎるラナーを不安に思ってる節がありますが人間を軽視するデミウルゴスとアルベドが特に気に入っているのです。
軍門に下った経緯等の描写自体はありませんけれど、状況だけから推測するに部下から王国に関する報告を聞いたデミウルゴスがゲヘナ前に会いに行って会話してみた所、ラナーがあの本性を出したのでしょう。自分(デミ)やアルベドに匹敵する智謀、ナザリック勢同様の人間をゴミクズ同然に語る考え方。そしておそらくは会ってすぐに理解してこうべを垂れ、ナザリックに忠誠を誓ったのでしょう。
ラナーという人間を知れば知るほどデミウルゴスもアルベドも、ナザリックの足りない人材として欲しいと思う程に。
人間軽視の考えを持ち、カルマ値も低い二人に気に入られるとは、ラナーは余程の闇を見せたんでしょう。
二人からの推薦もあり、アインズさんが現地勢の協力者としてラナーを受け入れる事になるわけです。
あと守護者といってもナザリック内ではなく、現地勢をまとめる担当の守護者予定という意味です。近いうちに王国は滅ぼす予定だし、帝国は属国化済み
これからも支配領域は増えていくわけですが、支配後はチカラよりも頭を使う仕事が増えていきます。
本来なら信頼できるのは身内だけ・・とナザリックから人材を出していきたい所ですが、アホの子のシャルティアや、人間を優遇してしまうセバス。戦力としては充分でも不安要素もあります。現状では頭脳労働が必要な時にはアルベドやデミウルゴスにばかり負担がかかっているんです。
そこでラナーなわけです。
彼女はアルベドやデミウルゴスに匹敵する頭脳の持ち主の為、安心して代わりを任せられるというわけです。現状のアルベドとデミウルゴスの負担が軽くなる予定な為、そりゃ二人が是非にとも推薦する訳です。
ラナーが守護者についたあかつきには、アルベドはナザリックの内政とアインズさんの政治のサポートに専念できる。
デミウルゴスは外交?や、現地の調査に専念できる。
ラナーは王国が滅んだあと、ナザリックからの絶大なバックアップを受けてクライムと二人だけでいつまでも幸せになれる。その代わり、ナザリックに恭順した支配領域を治めるサポートをする。
ラナーの智謀からすればそれは容易い事であり、守護者とはその為の地位でもあります。
オーバーロードでラナー王女は悪魔で裏切り?
オーバーロード本編でラナー王女は裏切ってはいませんし、裏切りの予兆もありません。
箱を開けて悪魔になると、その後ナザリックに入ってアインズに服従しますが別に本気でアインズに忠誠を抱いているわけではない(勘違いで敬意はもっているかもしれないが)ので、もし魔導国寄り明らかに強大な勢力が出現すれば裏切る可能性は普通にあります。
勿論、相手が裏切りを許容する存在で且つ、アルベドやデミウルゴスやパンドラを中心にナザリック勢にバレないという前提があればの話になります。
少なくとも彼女はナザリック勢のような忠誠心と無縁の存在であることは確かです。
なおそういう意味ではフール―ダも魔法に置いてアインズ寄り圧倒的に上(強さというより魔法に対する知識)の相手が来た場合裏切る可能性がある人物です。
ただラナー王女にとってクラインとの愛が最重要でようやく叶ったことですからナザリック側がクラインの扱いを卑下しなければ問題ないでしょう。
自分のせいでラナーが悪魔になってしまった(「クライムの蘇生のために魔導王に忠誠を誓い人をやめて悪魔になった」という事になっています。)罪悪感でクライムはよりラナーから離れられません。
ラナー自身から
「一人で永遠を生きるのは辛いので共に悪魔となって永遠を生きて欲しい」
と懇願されています。
ラナーがクライムも魔導王陛下に服従を誓ってくれますかという発言に対し服従を誓わないという選択肢はないという風に地の文で心情描写がされているので反乱などは間違いなくしないでしょう。
しかも互いに悪魔になったことで永遠に一緒です。