パンダはなぜ中国のものなのですか?中国以外にパンダは生息していない?
中国以外でジャイアントパンダが一番多く生息しているのはどこの国?
パンダ なぜ中国だけ生息? 中国以外は?
ジャイアントパンダは中国のある一部の山地にしか生息していません。
中華人民共和国の甘粛省、四川省、陝西省に生息しています。かつては、ベトナム北部、ミャンマーにも生息していましたが今はいません。
自然の生存競争で追いやれれ、その地域でのみ残った種だと思われます。
パンダの祖先がああいう過酷な環境でも生きれる進化を遂げ、そこが中国の一部だった(になった)からだと思います。
その地域に多く存在する笹などを主食として生き長らえてきました。笹を主食にするようになったのは、それしか食べるものが無かったからだと思われます。
特に主食が笹で、笹ならなんでも食べるというわけではなく、日本の動物園のパンダでさえ、食糧の調達が難しく多額の費用がかかる状況です。
よって、他の地域に行けば自然には生きてゆけないのでしょう。それくらい存続が微妙な動物です。
中華人民共和国の中国共産党は各国との関係発展のために相手国にパンダを贈呈する、いわゆる「パンダ外交」を展開してきました。1972年10月に上野動物園に初めて来園したパンダのランランとカンカンは、日中国交正常化により上野動物園に中国から2頭贈られました。
現在では、ワシントン条約とその加盟国が独自に条約運用のために定めた法の影響で学術研究目的以外での取引は難しいため、外交としてパンダが贈られることはなくすべて「中国籍」でレンタルとなっています。過去に中国から贈られたジャイアントパンダはその当事国の国籍を持っています。片方の親が中国籍であれば生まれた子供はすべて「中国籍」となり、レンタルの課金対象になります。レンタル料は中国でのジャイアントパンダの研究費や生息地保護資金に充てられています。
まとめ:パンダ なぜ中国だけ生息? 中国以外は?
ジャイアントパンダなら野生では中国にしか分布していません
台湾には台北市立動物園にしかいません。もともとは中国から寄贈された2頭と、その子供です。
ジャイアントパンダはワシントン条約の附属書Iに記載されています。そのため、原則的に商業目的の売買は禁止されています。
ちなみに、アドベンチャーワールドは共同研究先である成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の日本支部として繁殖研究しています
中国は、現在、「国外」に出しているパンダの扱いを、すべて「共同繁殖研究」という名目の元、共同研究費を払ってもらっています(唯一の例外が台湾の台北動物園で、所有権自体が移動しています。ここを海外扱いすると、台湾という国を認めてしまうことになるという政治的判断です)。
この支払が、フツー「レンタル費」と呼ばれているモノです。
なので上野のシャンシャンよりはのんびり滞在出来ます
※概ね4年位で中国に繁殖要因として帰ります
アドベンチャーワールドの全てのパンダは成都大熊猫繁育研究基地本部が所有権を持ってます
パンダ なぜ中国だけ生息? 中国以外はワシントン条約で保護
バンダは絶滅危惧種だから、ワシントン条約で売買譲渡が禁止されています。
ただ、パンダの場合、「レンタル」ということで、特別に中国から海外に出していいことに解釈されています。
国際法で、売買や譲渡ができないからレンタルという形です。
その特別許可の大義名分は、パンダの繁殖技術の向上のため、保護費用の捻出など
日本の繁殖技術や飼育能力は、中国側も評価していて日本へのレンタル料は1頭、格安の8000万円程度ですが、アメリカとかには2倍以上、約2億円弱でレンタルしています。
そして、その最終目的は、日本も飼育記録やデーターなどを中国のパンダ保護区に提供して、最終目的は、育てたパンダは、中国の自然にもどしてやり、絶滅の危険から、パンダを保護するという精神です。