大みそか恒例のNHK紅白歌合戦(2019年で第70回)に紅組・白組でそれぞれ出場するアーティストはすでに発表されていますが、
その中でちょっとした話題になっているのが「foorin Team E」ではないでしょうか。
紅組に初登場となる「foorin(フーリン)」が出演し、米津玄師作詞作曲のパプリカを披露する予定となっているものの、
パプリカを英語歌詞に翻訳した英語版のパプリカも準備されていて、英訳パプリカを歌うのが「foorin Team E」です。
パプリカ英語歌詞の翻訳(英訳)をしたのは誰?ネルソン・バビンコイとは?
紅白歌合戦で「foorin Team E」が披露する予定の英語版パプリカは誰が英語歌詞に翻訳をしたのかというと、詳細は明らかにされていません。
ただ、調査をしてみると、ネルソン・バビンコイというシンガーソングライターが英訳を手掛けた可能性が高いことがわかってきました。
彼のブログを見てみると、2019年9月30日の記事で「米津玄師の楽曲の公式英訳を大公開!」というタイトルとともに
ネルソン・バビンコイによる「海の幽霊」「パプリカ」「馬と鹿」のオフィシャル英訳が公開されました!今後の米津玄師さんの楽曲の英訳もお楽しみに!
https://www.nellybc.com/news/2019/10/7
とつづられていることが理由で、ネルソン・バビンコイはアメリカ人ながら日本人に引けを取らないほど流暢な日本語を話すことができることから、
これまでに様々な日本人アーティストのカバー曲を披露しているアーティストでもあります。
追記:英語版パプリカのMVがyoutubeで公開され、概要欄にネルソン・バビンコイ(NELSON BABIN-COY)の名前が明記されましたね。
ネルソン・バビンコイwikiプロフィール(国籍,テレビ出演歴)
本名:ネルソン・バビンコイ(NELSON BABIN-COY)
出身地:カリフォルニア州バーバンク市
生年月日:1985年9月27日
職業:シンガーソングライター、俳優、プロ外人(←?)
ネルソン・バビンコイはシングルマザーの一人っ子だったことから若い頃から強い自立心を持っていたようで、
15歳の時にバーバンク市と群馬県太田市との間で姉妹都市提携を結んでいたことから2週間の交換留学をきっかけに初来日して以来、無類の日本好きになります。
前述のとおりシングルマザーの一人っ子という境遇だったものの、
日本のホストファミリーで家族の温かさに触れることができたことが、
ネルソン・バビンコイには衝撃的な経験となったようです。
アメリカに帰国するとすぐに独学で日本語を勉強しつつ、世界的にも名門の一つであるカリフォルニア大学の中でも、
特に優秀な人材が集うことで知られているバークレー校(UC Berkeley)に入学。
ネルソン・バビンコイは1年目はコンピューターサイエンスを専攻するものの、
二年目にはUCバークレー校でも単位として認められる一年間の海外留学で慶応義塾大学に在籍し、日本語能力試験1級も取得していますが、
留学中に、路上ライブも多数行ったそうです。
「外人が日本人の曲を上手に歌っていたらスカウトされるに違いない」と安易な発想を持っていたようですが、
実際にインディーズ事務所から声かけられ、同じ事務所に所属していた女性ボーカルと組んでメジャーデビューを目指すことになったものの、就労ビザが下りずそのまま帰国。
ネルソン・バビンコイはシングルマザー育ちとはいえ、父親は身近にいたようで、
音楽好きの父親から良くイーグルスとかジャクソンブラウンなどを5、6歳ぐらいの夏に毎日聴かされていて、
ギターも15歳の誕生日に、父にプレゼントしてもらっていたんだとか。
その後、2007年10月に再来日して、本格的に音楽・芸能活動をスタートさせ、
現在は東京在住で「SEKAI NO OWARI」や「THE BAWDIES」などに英語歌詞の提供や英語プロデュースを行ったり、
多くのNHK WORLD番組に出演や英語監修をこなしています。
ちなみに、英語歌詞のパプリカは12月からNHKの「みんなのうた」でも放送予定なので、
NHK紅白歌合戦2019に先駆けてパプリカの英語版の放送を楽しむことができますよ。