セクハラに始まって、パワハラ、マタハラ、モラハラと様々ないやがらせ行為(ハラスメント)問題が顕在化する中で、
12月4日に放送されたスッキリではペイシェントハラスメント(ペイハラ)なるものが紹介されて話題になっています。
病院に入院中だったり外来で診察を受けにきた患者(ペイシェント)によるハラスメントがペイハラで、
医師が患者に対して行うドクハラとはちょうど真逆のいやがらせ行為と言えそうです。
ペイシェントハラスメント(ペイハラ)がスッキリで話題
医療現場では以前から「モンスターペイシェント」と呼ばれる人たちがひそかな問題となっていて、
医師や看護師、薬剤師などの医療従事者や医療機関に対して自己中心的で理不尽な要求を繰り返す患者のことを指していましたが、
ペイシェントハラスメント(ペイハラ)は、モンスターペイシェントによる嫌がらせ行為のことを指す言葉と考えて良さそうですね。
過去には「蚊に刺された」「歯が痛い」といった理由で救急車を呼んだり、挙句の果てにはタクシー代わりに救急車を呼ぶといったケースも報道されていましたが、
スッキリで紹介されていたペイハラの事例としては、
- 医師の診断よりもネットの情報を信じる
- 薬の量が少ないとクレーム
- 予防接種の副作用で熱が出たと怒鳴り込む
- 別の病院を訴えるための診断書を作成しろと要求
といったものが挙げられていました。
ただ医療機関の方も、ペイシェントハラスメント(ペイハラ)やモンスターペイシェントに泣き寝入りしているわけではなく、
院内ポリスなどの職員を設置して自衛を始めている医療機関も出てきているようです。
警察OBを職員として雇ってペイハラやモンスターペイシェント対応にあたってもらうというもので、
他にも、院内暴力を早期に発見・通報するため監視カメラや非常警報ベルを病棟に設置するといった事例もあるようです。