NASA火星探査機「パーシビアランス(パーサヴィアランス )」が2012年8月に火星に着陸した「Curiosity(キュリオシティ)」、2018年のインサイトに引き続き火星着陸に成功しました。
パーシビアランス(火星探査機)が着陸成功!
(ブルームバーグ): 米航空宇宙局(NASA)の探査車「パーシビアランス」が火星着陸に成功した。着陸地点のクレーターはかつて川が流れ込んで形成されたデルタ地帯で、微生物が活動していた痕跡が見つかる可能性があると期待されている。
米東部時間午後3時55分(日本時間19日午前5時55分)に管制官らが着陸のシグナルを受信した。パーシビアランスは7月30日にフロリダ州ケーブカナベラル空軍基地で打ち上げられ、飛行距離は2億9200万マイル(約4億7000万キロメートル)に及んだ。
パーシビアランスには「インジェニュイティ」と名付けられた小型ヘリコプターも搭載されている。状況次第で3月にも飛行を試みる可能性があり、人類史上初めて地球以外の惑星で大気中を飛行することになる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2700322592378961c0e60bf584ce23467a99495a
NASA火星探査機「パーシビアランス(パーサヴィアランス )」は大気圏突入から着陸までの「恐怖の7分間」を無事くぐり抜けると、火星の赤道に近い「ジェゼロ・クレーター」に着陸。
今後、氷点下130度まで下がる火星の過酷な環境に耐えながら地表の岩石などを採取
火星に生命が存在した痕跡の発見という使命を果たすことが期待されているパーシビアランスは2031年に地球に持ち帰る予定。
パーシビアランスの英語の意味は?
NASA火星探査機「パーシビアランス(パーサヴィアランス )」は英語で「Perseverance」、日本語だと忍耐という意味になります。
探査車の大きさは小型車ほどで重さは約1トン。
火星表面を調査する7種の科学機器、計23台のカメラ、さらに2つのマイクを搭載している他、火星ヘリコプター「インジェニュイティ」 (Ingenuity)による飛行実験も計画されています。
数十億年前の火星は温暖で液体の水があり、微生物が生きられる環境だったと考えられています。
かつて地球外に生命が存在したことが確認されれば、生命誕生の謎に迫る手掛かりが得られる。
パーシビアランスの火星着陸成功でネットの反応は?
NASAは、火星探査プログラムのスローガンとして「Follow the Water(水を追え)」を掲げ、一連の探査を行ってきた。地球外生命体がいったいどのような姿をしているかは分からないが、少なくとも地球の生命を見た限り、水の存在が生命にとって欠かせない存在である可能性が高いためだ。
地球に生命が誕生したのは約40億年前。同時期の火星は、地球と同じように暖かく、水も豊富に存在していた可能性が高いことが明らかになっている。実際、キュリオシティはこれまでの探査によって、実際に水が流れていた痕跡を発見、「生命が存在できた環境」がかつての火星にあった可能性を見出した。
実際に火星に生命が存在していたことを確かめる重要な鍵になるのは、生命のもととなる「有機物」の発見だ。キュリオシティは、火星でごく微量の有機物を発見している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e484bbb0cb7878dfe8a6ead33935c008ab58eb03
ただし、生命の活動によって作られた有機物なのか、生命の存在とはまったく別のプロセスで作られた有機物なのかまではわかっていません。
そこで、NASA火星探査機「パーシビアランス(パーサヴィアランス )」では、「生命」の直接的な証拠となりうる有機物の探索を目指しています。