生後3ヶ月の子犬ポメラニアンの噛み癖で悩んでませんか?
あまりの噛みつき・飛び付き、落ち着きのなさにイライラを我慢していないでしょうか?
ペットショップから来た日から舐めることをせず甘噛みするポメラニアンもいますが、3ヶ月の噛み癖はどんな風にしつけをすると良いんでしょうか?
「痛い!!」と言って教えるようにしてもだんだん酷くなるような噛み癖の直し方は?
ポメラニアン3ヶ月の噛み癖の直し方・しつけは?
ポメラニアン3ヶ月の噛み癖が甘噛みというよりも本気噛みばかりで手はいつも傷だらけ
しかも乳歯なので、先がとがっていてかなり痛い上に、歩いていれば、追いかけてきて足首をガブっと食いついたり、ジャンプして服のすそを噛んで破ったり。
生後8ヶ月齢前後までの犬は歯の抜け替わり時期なので、みんな噛みます。食欲と同じく噛み癖・噛みつき欲求があるものです。
3ヶ月のポメラニアンにはその噛みつき欲求をどう満たしてあげられるかが、重要です。
飼い主さんとの遊びなどの中で、噛みつき欲求が十分に満たされれば、問題となる噛み癖は治っていくものです。
問題は、噛んで欲しくない物を噛ませていれば、成長段階でも、成犬になっても、その噛んで欲しくないものを噛む習慣を作ってしまうということです。
3ヶ月のポメラニアンの子犬は噛むのも仕事のうちです。
ですから、噛んでいい物をどんどん噛ませ、噛んで欲しくない物は噛む体験をさせない(しまう、または苦くする)ことです。
人間の言葉を人間のように理解できない犬達に対して、言葉で叱ることは、効率的ではありません。
効果とリスクを考えれば、如何に叱らないで育てていくかを考えることです。
そうした視点に立った場合に必要なことは、犬への正しい理解と犬に何かを伝えるにはどうしたらいいかを、飼い主自身が理解することとなります。
甘噛みをさせないために、マズルをつかんだり、仰向けに押さえ込んだり、首根っこをつかんだりするなどの体罰は効果も期待できず(飼い主が噛みつかれるようになるなどの)リスクがありすぎるので、絶対にやるべきではありません。
犬が嫌がることをして教えることは、人と犬との関係性を崩すことにもなるのです。
ちょっとした勘違いの行動・間違った犬のしつけが、3か月のポメラニアンが成長した後の行動に大変な悪影響を与えることがあります
ネットにあふれている信憑性の低い犬のしつけ方には安易に手を出さないようにくれぐれも注意をしてください。
昔は嫌な経験をさせて教えていましたが、その時代にはそういう教え方しか知らなかったのです。
でも今は違います。そういう教え方でなくても、教えられる方法が主流となってきているのです。
甘噛みの対処法では無視する方法もありますが、無視という方法は学習理論的には「いいことをなくす」に当たるのですが、無視しても噛む行為はそれ自体楽しい場合がほとんどですから(いいことはなくならない)、効果が期待できるシチュエーションはそれほど多くありません。
活動的な子犬であれば、噛みが強烈になると感じるのも珍しくないことです。
甘噛みとも本気噛みとも区別がつかないような噛み方と感じる場合ですが、その区別がつかないのは、犬の表情やボディランゲージなどが読めないからです。
犬の表情やボディランゲージなどが読めないのであれば、これまで思っていたり、経験したことは忘れて、初めてワンちゃんを飼うつもりで、犬のこと、犬に何かを伝えるにはどうしたらいいかを、イチから学び直す方がいいと思います。
ポメラニアンをはじめ犬が生後4ヶ月齢になる以前を、一般的に社会化期と呼びます。
この時期は飼い主さんが、嫌なことをしない、何かを強要しない、楽しい、おいしいものを提供してもらえる、そうしたいい存在と伝えることが重要です。
手を使って嫌なことをしたり、不快感を感じさせたりしないことが重要なのです。
子犬には手に注目できること、手についてくることを、遊びの一環として教えてあげてください。
また、マズルコントロールやホールドスチールは、子犬の甘噛みの対処法としては現在はおすすめされていません。
犬は他者から無理やりに押さえつけられることはありません。
お腹を見せる犬は、自らがその姿勢を見せるのです。
古い考えを元にした本などでは、叱り方としてそう書かれていますが、はっきり言って間違いです。
犬は嫌なことがなくなる行動を高めます。
無理に押さえつけられるのは当然嫌なことです。
噛みつくことでその嫌なことがなくなるわけですから、噛みつく行動は高まります。
これは甘噛みではなく本気噛みです。
また興奮性の高い犬では、遊びになってしまうこともしばしばあります。
オモチャを与えても手や足を噛むのは手や足の方が魅力的だからで、オモチャを手や足よりも魅力的になるように動かせば、オモチャに噛みついてきます。
愛犬のポメラニアンとどこにでも連れて行ける、楽しい時間を共有できる存在にに育てたいのであれば、犬のしつけ教室で実践されている正しいやり方が絶対です。
ただポメラニアンのしつけをドッグトレーナーに任せきりにしたり、パピークラスのようなグループレッスンをしてしまうと、結局はドッグトレーナーの言うことは聞くけれど飼い主の言うことは聞かない、噛み癖が治らないといったことになりがちです。
愛犬のポメラニアンと一緒に仲良く生活し家族のような存在にするためには、結局、飼い主自身が正しいやり方で犬のしつけを実践することが必須となります。
現代はプロのドッグトレーナーによる実績のある犬のしつけを動画で簡単に学べることができるので、噛み癖がさらに悪化する前に試してみることをおすすめします。
大げさに言うつもりはないものの、最初は単なる噛み癖が次第にエスカレートしてしまい手に負えないほど狂暴化してしまうケースもあります。
そうなってしまうといよいよポメラニアンを保健所に連れて行くことも頭をよぎるようになってしまうので、最悪の結果に招いてしまう前に正しいやり方で噛み癖を直して、ポメラニアンとの良好な関係を築くようにしましょう。