映画「紅の豚」の最後の方でフィオにキスされたポルコ(マルコ)は人間の姿に戻ったんでしょうか?
空賊カーチスの反応から、最終的には人間に戻った様子ですが、顔は意図的に映されていません。
紅の豚でポルコは最後に顔が人間に戻る?飛行機は?
映画「紅の豚」の最後について宮崎監督は『風の帰る場所』(2001年11月、pp.329)で、
「人間に戻ってもまたすぐに豚に戻り、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」とコメントしています。
カーチスとの勝負後、駆けつけたジーナの言葉やカーチスのセリフから考えるとポルコは一瞬だったのかもしれませんが人の姿に戻ったようです。
ただ、カーチスとの勝負前夜にも、ポルコは人間の姿で弾丸をチェックしてるところをフィオに目撃されています。
ポルコはもしかしたら自分で自分にかけた、豚になる魔法はいつでも自分で解けるのかもしれません。
または、フィオの自分への純粋な気持ちに触れるような自分の心を揺り動かす出来事(フィオが言っていた「カエルになってもお姫様のキスで戻れる」)があった時に、うっかり魔法がとけて、人間の姿になってしまうのかもしれません。
ポルコ(マルコ)はもともと、戦争や世情に嫌気がさして自分で豚の姿になることを望み、今のような生活を選んでいることから、普段は憎まれ口ばかりですが本当は澄み切った心の持ち主という設定なのかもしれません。