映画「プリンセス・トヨトミ」で、富士山の十字架はどういう意味だったのでしょうか?
富士山の麓に白い十字架のシーンは何を意味していたんでしょうか?
最後のシーンの国松を助けた武将は誰という意味なのでしょうか?
プリンセストヨトミ|富士山の白い十字架の意味は?
映画「プリンセス・トヨトミ」で、富士山の十字架はどういう意味だったのかというと、富士山の白い十字架は、大阪国が表に出る時赤く燃え上がるように、富士山にも静岡国?とようなものがあるんだよ。
大阪以外にも独立国はあるんだよっていう比喩らしいです。
机の引き出しが空だったのは、職員がみんな地下道から
持って行ったから。よくわからないけど。
それと、地元民に言わせれば、新幹線から見える静岡県側の富士山のはずなのに、富士山自体は河口湖から見た富士山に合成されてます。
真夏なのに雪が冬並みにあります。
プリンセストヨトミ|国松を助けたのは松平の先祖?
「最後のシーン、国松を助けた武将」について松平元のご先祖様だという考察がみられます。
あの武将、演じていたのは、松平元と同じく「堤真一」です。
声からもわかりますし、また、エンディングのスタッフロールのところでは、あの武将と松平を並べた画像を見せたりなどしており、両者の関係性を示唆しているのでしょう。
なので、要するに、
「400年前の因果(縁)が、今になって、また接点を持った」
という演出だと考えられます。
まとめ:プリンセストヨトミ|映画のパンフの富士山の白い十字架
(原作者の万城目学)
「あれは幼稚園のころの僕の実体験なんですけど、
今となってはあれが夢だったのか現実なのか僕にも分からない。
でも、物語的には松平に赤く燃える大阪城を見たという幼少期の記憶を
思い出させる呼び水として、
鳥居が不思議な思い出を話すといった程度のものなんです。
映画ではそれをクローズアップし過ぎかなって(笑)」
(監督の鈴木雅之)
「あれは大阪の企みなんて日本のほんの一部の出来事で、
ほかにもいっぱいあるんだゾって感じを出したくて。
『インディ・ジョーンズ』シリーズのラストのように、
今回はたまたま大阪の話だったけど、もしかしたら静岡や仙台でも
何か企んでいるかもしれないよってニュアンスを感じてもらいながら、
サラっと終わっていくことを目指したんです(笑)」
原作者の意図=松平の記憶を呼び覚ます呼び水
(あくまで「その程度」のものであって、それ以上のものではない)
監督の意図=大阪の秘密に限らず「他地域の秘密」もあるかもよ?という示唆
ということになるわけですね。
「大阪国」という非現実的なものを現実に見てしまった松平の心象描写として、原作にあった「富士山の麓の十字架」を登場させたのかもしれません。