プロジェクト・チャイルド・セーブは、日本はおろかアメリカでもほとんど知られていないものの、子供の誘拐・連れ去りを救出・保護してくれる組織のこと。
子供を海外に誘拐して連れ去る犯罪は世界的な問題となっていますが、プロジェクト・チャイルド・セーブそれこそ体を張って命がけで子供を無事に親の元に返すことを生業としています。
しかもボランティアで!
ちなみに、メキシコ首都・メキシコシティでは公的な救急車の数があまりにも少ないことから、違法ながら民間で救急車を運転する仕事も行われているそうですす。
プロジェクト・チャイルド・セーブとは?
プロジェクト・チャイルド・セーブとは、あらゆる文化圏の子どもたちを保護し、危害から救い、搾取を防ぎ、生活を向上させることを目的としています
プロジェクト・チャイルド・セーブのフェイスブック:@ProjectChildSav
プロジェクト・チャイルド・セーブ公式HP:projectchildsave.com
(I)教育
(II)研究・調査
(III)行動・介入
を通じた活動を行い現在までに、Project Child Saveは600人以上の子どもたちを危険から救い出してきました。
プロジェクト・チャイルド・セーブは、教育や啓蒙活動、調査や介入を通じて、子どもの誘拐や性犯罪の防止に貢献する非営利団体です。
セキュリティの専門家であるタイ・リッターは、プロジェクト・チャイルド・セーブの創設者であり、毎週のようにさまざまな団体で講演を行い、脅威を明らかにし、家族のための予防策を提案しています。
タイは、「My Body is my Own」、「The Complete Child Protection Handbook」などの著書があります。
プロジェクト・チャイルド・セーブは、国際的なネットワークを通じて、自分の意思に反して誘拐され、性的奴隷として売られた罪のない子どもたちを見つけ出し、愛する人のもとに返しています。
毎年、何千人もの子どもたちが家族のもとから連れ去られ、性的奴隷として小児性愛者のもとに売買され、児童ポルノに利用されています。
これらの子どもたちは、薬漬けにされ、ほとんどの場合、トイレもないような最も卑劣な状況で監禁されています。
多くの子どもたちが医療を必要としていますが、希望を持てないまま、恐ろしく短い命を宣告されています。
このような子どもたちのほとんどは10代か10代前半で、家族のもとに戻ることはほとんどありません。
理由は簡単で、お金です。奴隷制度は儲かるビジネスであり、拉致被害者を救出するための費用は、ほとんどの人にとって手の届かないものです。
一般的な家庭ではこのような費用を負担することができないため、拉致被害者は何もできないまま、残りの人生に影を落としてしまうのです。
残念なことに、一般の人々はこのような恐ろしい行為を知らないか、あるいは否定していますが、Project Child Saveはそのような情報を広め続けています。
プロジェクト・チャイルド・セーブの救助チームは、元ネイビーシールズ、グリーンベレー、アーミーレンジャーなどの専門家で構成されており、搾取されている子どもたちに医療面や心理面でのニーズを提供しています。プロジェクト・チャイルド・セーブのメンバーは、子どもたちを救うために献身的に活動していますが、その活動に対して報酬はありません。プロジェクト・チャイルド・セーブ」への寄付金は、子どもの誘拐防止のための家族への教育、誘拐された子どもの居場所を特定するための情報提供、そして、子どもたちを人身売買業者や児童ポルノ製作者から救い出すためにのみ使用されます。
これまでに600人以上の子どもたちを救出してきました。
プロジェクト・チャイルド・セーブが成長するにつれ、私たちは、一般の人々への教育を継続し、予防のための健全なステップを教え、信頼できる情報収集を増やし、より多くの資格のある救出チームを訓練し、一人でも多くの子供たちを性的奴隷から救出することで、支援活動を拡大していきます。
プロジェクト・チャイルド・セーブの活動内容がすごい!
プロジェクト・チャイルド・セーブの活動の様子はこれまでに日本のテレビ番組でも何度か紹介されたことがあります。
アメリカでは子どもたちが1日2000人以上も行方不明になっていて、そのほとんどが誘拐によるもの。
子どもを誘拐する目的は身代金でなく写真や動画を国外で撮影し、ネットで売りさばくためだという。特にキンパツで青い目の女の子は高値で取引されているんだとか。
2005年。アメリカ、ハンティングトンビーチ。
6歳の 娘ジェニー(仮名)と母親は、いつものように自宅の庭で遊んでいた。
すると自宅の中の電話が鳴る。母は、娘を庭に1人残し自宅の中へ。
しかし、全く相手の 声が聞こえない。母はそのまま庭へ戻った…すると娘がいない!
ちょっと目を離したすきに、自宅の庭から忽然と姿を消した1人の少女。
母親は警察に通報。地元警察は捜査を開始 するが、全く手がかりを掴めず捜査は難航。また犯人から身代金の要求など一切無かった・・・
ジェニーの捜索にはFBIも加わり、範囲を広げ、捜索を続けるが、結局、何の手がかり もつかめないままだった。
業を煮やしたジェニーの母親は探偵に調査を依頼すると、人身売買組織による誘拐を示唆され、行方不明となってからおよそ1年半後ついに居所が判明した。
なんと娘は遠く離れた南米・ブラジルにいた!
探偵からの情報をもとに警察に救出してもらおうとするが、警察やFBIには海外で捜査することができない。
なす術無く途方に暮れていると探偵から「プロジェクトチャイルドセーブ」という団体を紹介されます。
プロジェクト・チャイルド・セーブは誘拐された7歳の女児を救うためにメンバーを招集。
女児はブラジルに拠点を置く組織に誘拐され、話し合いに応じるような相手ではない。
プロジェクト・チャイルド・セーブはジャングルに向かい、ある目印を見つけ、そこに隠されている武器を手にします。
アメリカから武器を持って国外に出るのは犯罪なので、地元の協力者が準備していた武器で武装する必要があるのです。
敵を殺すことなくアジトを制圧し、無事女の子を救出してアメリカに帰りました。女の子が誘拐されて1年半後のことです。
メンバーが元特殊部隊出身といえども、今までに3人亡くなってるそうですが、彼らは子供の救出が目的なので、自分たちが攻撃された時か、子供達を守るためにしか武器は使いません。
ちなみに、誘拐犯は信じられない方法で子どもたちを狙う事例もあるそうです。
シアトル(アメリカ)に住む家族から2人の姉妹が誘拐された事件では、誘拐犯は火災報知機を鳴らし、その混乱に乗じて犯行を行ったとのこと。
国際刑事警察機構(ICPO)から両親に姉妹はパナマで生きていることを告げられるものの、この事件の解決にもプロジェクト・チャイルド・セーブは名乗りを挙げています。
「プロジェクトチャイルドセーブ」については、アメリカ人でも知らない人も多いんだとか。
インターポール(国際警察機構)は調査しかできないので、その情報をその国の警察に伝えるくらいしかできません。
それで、インターポールから依頼されることもあります。