PSN(プレイステーションネットワーク)から届く利用規約の変更メールは本物?迷惑メール?
無視・放置で大丈夫なんでしょうか?
PSN利用規約の変更メールは本物?プレイステーションネットワーク
PSN(プレイステーションネットワーク)から届く利用規約の変更メールは本物かどうかについて、2023年11月21日頃に送信されたものについては少なくとも正規のメールです。
PSN(プレイステーションネットワーク)公式ページでも改定予定の規約と改定内容についてアナウンスされています。
ただ、迷惑メールなのか正規メールなのか不安な場合、以下のポイントに注意してを見分けるようにしましょう。
日本語が不自然である
日本語の助詞や、敬語の使い方に何らかの不自然さがある場合は要注意です。また、文字のフォント(字体)やスペース・改行・句読点の使い方にも不自然さがないか、観察してみましょう。
たとえば、以下のようなメールは不自然です。
お客様情報の変更を受け付けました。
ご登録のメールアドレスに、変更された内容をお送りいたしました。
ご確認をお願いいたします。
このメールは、日本語の助詞や、敬語の使い方に不自然さがあります。また、メールアドレスが「お客様情報の変更を受け付けました」と連続して書かれていたり、句読点が適切に使われていなかったりします。
「至急」「緊急」「アカウントを停止しました。」といった対応を急ぐべき表記がある
「至急」「緊急」「アカウントを停止した」など、対応を早く行わないと悪影響が起こることを示唆する記述がタイトルや、本文にあることも不審なメールによくあることです。
たとえば、以下のようなメールは不自然です。
ご利用のアカウントが停止されました。
至急、ご連絡ください。
このメールは、「アカウントが停止されました」という重大な内容なのに、対応を急ぐように促すような表現が使われています。また、メールアドレスが「ご利用のアカウントが停止されました」と連続して書かれていたり、句読点が適切に使われていなかったりします。
送信元メールアドレス・ドメインが不自然である
不審な送信元メールアドレスには、有名企業のドメインを装っているものもあります。またドメイン名が不自然なものも見られるのです。
送信先が多数で、知らない人のものも含まれている
スパムメールや、デマを広げるためのメールでは、多くの人に受信されることを狙います。これと同様に、詐欺目的のメールも、多くの人に開封されることを意図して、送信先が多数になることがあります。
たとえば、以下のようなメールは不自然です。
【重要】お客様のクレジットカードの利用制限が解除されました。
https://www.example.com/update
このメールは、送信先が「○○さん」「△△さん」「□□さん」など、さまざまな名前で送られてきます。また、URLが添付されていますが、クリックしてはいけません。
タイトルやメール内容に心当たりが無い
「お客様情報の変更を受け付けました」「お問い合わせの件について」などのタイトルや、メール内容は、よくあることなので、自分に本当に関係があるのか、確認しないまま開封することもありがちです。しかし、これも開封されることを意図した悪意ある攻撃者の手口の1つです。
たとえば、以下のようなメールは不自然です。
【重要】お客様のアカウントが停止されました。
https://www.example.com/update
このメールは、タイトルに「重要」と書かれていますが、自分に関係のないメールである可能性が高いです。また、URLが添付されていますが、クリックしてはいけません。
PSN利用規約の変更メールの主な内容
2023年11月21日頃に送信されたPSN(プレイステーションネットワーク)から届く利用規約の変更メールの主な内容は次のとおり
・アカウント作成・利用時における正確かつ完全な個人情報の提出要求の明確化(2条)
・ファミリーメンバー(子ども)の行動に関するファミリー管理者への通知の明確化(2条)
・アカウントおよび決済のセキュリティ保護措置の追加(2条、5条)
・コミュニティー行動規範の改定(3条)
・第三者のサービス規約の遵守義務の明確化(4条)
・プロパティー保護を目的とした禁止行為の追加(7条)
・規約違反およびそのおそれがあるときのPlayStation製品の使用停止措置の明確化(11条)
・情報の訂正対応の明確化(12条)
・規約変更時における告知方法の明確化(13条)
・カスタマーハラスメントへの対応の明確化(13条)