ボクシングで禁止されているラビットパンチとは？
プリチャードコロンは何があったのでしょうか？事故で後遺症？
ラビットパンチとは？
「ラビットパンチ」とは、ボクシングや格闘技において、故意に相手の後頭部へ打撃を与える行為のことを指します。後頭部に強烈な打撃が加えられると、頭部に深刻なダメージをもたらす可能性が高く、非常に危険な行為です。このため、ボクシングやほとんどの格闘技において、ラビットパンチは厳格に禁止されています。
この言葉の由来は、狩猟においてウサギを屠殺する際に、ウサギの後頭部を叩くことがあったことに由来しています。この行為がラビットパンチの語源とされています。
プロボクシングでは、団体によってルールや表現に若干の違いがあるかもしれませんが、後頭部への攻撃は概ね「ラビットパンチ」として反則に規定されています。ラビットパンチは非常に危険な行為であり、選手の生命に関わる危険性が高いため、ボクシング界では厳格な処罰が行われます。
ボクシングはスポーツの一環でありながら、選手たちの安全を確保するために厳しいルールが存在します。ラビットパンチはその中でも特に危険な反則行為の一つであり、選手の安全を守るために禁止されています。
プリチャードコロン事故は何があった？
元プロボクサーのプリチャード・コロンという選手は試合中ラビットパンチ(後頭部へのパンチ)をなんどもくらって遷延性意識障害を患ってしまったそうです。
対戦相手の選手からラビットパンチなど複数の反則攻撃を受けた後、ダウンを喫しますがリングサイドの医師がコロンに試合続行を許可。
結局は、コーチが試合終了と勘違いして、彼のグローブを外したため第9ラウンド終了後に失格となりましたが、コロンは現在、重い後遺症に悩まされているようです。
プリチャードコロンの対戦相手の現在は？
プリチャードコロンにラビットパンチを浴びせた対戦相手はテレル・ウィリアムス。
プリチャードコロンにとってプロデビュー2年目の2015年10月17日、バージニア州のイーグルバンク・アリーナで行われたセミファイナル戦のことでした。
戦績14戦全勝12KOテレル・ウィリアムスと戦績16戦全勝13KOのプリチャード・コロンによるスーパーウェルター級無敗のホープ同士の一戦でした。
対戦者のウィリアムスは、この試合の後、SNSなどからも姿を消してしまったようです。
まとめ：ラビットパンチとは？プリチャードコロン事故は何があった？
ラビットパンチとは、ボクシングで、相手ボクサーの頭の後ろを故意に打つパンチのことです。
ボクシングでは、相手の頭や顔を打つことは許されていますが、後頭部を打つことは禁止されています。これは、後頭部は神経が集中している場所なので、後頭部にパンチを受けると、脳に障害が残る可能性があるからです。
ラビットパンチは、非常に危険な反則行為であり、犯した選手は失格などの厳しい処罰を受けることになります。
ラビットパンチは、ボクシングだけでなく、他の格闘技でも禁止されています。
ラビットパンチの後遺症に悩まされていたプリチャード・コロンの現在は、2021年の手術が無事に成功したと報じられています。
プリチャール・コロンには名誉ある WBC チャンピオン ベルトが授与されたそうです。
