降水量20mmはどのくらいの強さの雨になるんでしょうか?
ゴルフやキャンプとかアウトドアは可能?天気予報で降水量20ミリが予想される場合、車や自転車には乗れるんでしょうか?
降水量20mmの雨はどのくらい?
降水量20mmの雨はどのくらいなのかというと、地域によって異なりますが、1時間20-40mmで「大雨注意報」、40-60mmで「大雨警報」が出される目安です。ですから20mmは注意報の出る境目ということになります。20mm/時間から大雨と言えます。
降水量は次のように定義されています。
降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ(単位は㎜・ミリメートル)
単位を体積に換算にすると
100cm × 100cm × 0.8cm = 8,000cm3(立方センチメートル)
「1リットル=1,000cm3」ですから1m×1mの箱には1時間で8L(リットル)、たった10分でもその1/6に相当する約1.67Lもの雨が降ることになります。
降水量8mmの雨の時に傘はささなければ、まるでプールに飛び込んだ科のように間違いなくずぶ濡れになります。
外に出るのが嫌になるくらい強い雨ですので、合羽を着たり傘をささないで歩くなんていうのはとてもできない雨の強さになります。
一般的に降水量に対して雨の強さはどのくらいの体感になるのかというと、次のような目安があります。
雨量とは、ある時間内に降った、または降ると予想される雨の量です。
天気予報では次のようなものが有ります。
・時間雨量 = 観測時刻から過去1時間に降った雨量
・累計雨量 = 降り始めからの総雨量
・そのた 24時間雨量など
雨の降り方と雨量の程度は次のような目安が有ります。いずれも1時間雨量
・10~20mm = やや強い雨 (ザーザーと降る雨)
・20~30mm = 強い雨 (どしゃ降りの雨)
・30~50mm = 激しい雨 (バケツをひっくり返したように降る雨)
・50~80mm = 非常に激しい雨 (滝のように降る雨)
・80mm以上 = 猛烈な雨 (息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる雨)
降水量20mmの雨だと傘をさしていても濡れるほどなので外に出れば一瞬でずぶ濡れになります。
寝ている人の半数くらいが雨に気がつくくらいの雨音で側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まります。
見通しが悪くなってワイパーを速くしても見づらくなり、車の運転がしんどいと思うのがだいたいこのくらいの雨量です
降水量20mmでゴルフは?
雨のゴルフとなると、だだでさえ普段通りのスイングでラウンドすることなんてできません。
ティーショットはランが出づらいので、なるべくキャリーで飛距離を稼ぐために低い球筋よりも高めの球筋を心がけなければいけません。
雨の日はグリップが滑りやすいうえ、フェアウエイやラフも芝が水を含んでいます。そのため、アイアンはインパクトが緩まないように強く意識しなければいけません。
なんとかグリーンに乗っても雨で摩擦力が増えることから球が転がらず、パットはショートしがちになることから、いつもよりも強めにミートさせる意識を持たなければいけません。
雨の日は普段より意識しなければいけないことが増えて、スイングも変えなければいけませんから、10打ほどスコアが悪化することは覚悟したほうが良さそうです。
一般的に降水量0.5mm以下であれば、ゴルフはまあまあ普段通りプレーできると言われていて、降水量1mmであれば傘がなければプレーするのは難しくなってきます。
降水量2mm以上にになると傘だけでは雨をしのぐことができなくなり、いよいよレインウェアが必要になります。
降水量5mm以上になってきたらゴルフは中止・キャンセルするのが賢明です。
ただ、ゴルフは自然の中でプレーするスポーツなので「降水量●●mmを超えたら中止」といった基準は基本的にありませんがさすがに降水量20mmを超えるような場合にはゴルフ場の方が安全確保のため中止・キャンセルにすることが予想されます。
逆に、ゴルフ場がクローズにならない限り、基本的に雨によるキャンセルはキャンセル料がかかるため、降水量1ミリや2ミリ程度の小雨ならプレーするケースが多いでしょう。
ゴルフ場のキャンセル料の相場は天候不良に関わらず一人あたり1,500円~3,000円が大体の相場のようです。
ただし台風接近など暴風雨となることがあらかじめはっきりしている場合には、キャンセル料を無料にしてくれることもあります。
降水量20mmで自転車は?
人が傘をさすかどうか迷う降水量は0.5㎜と言われています。
0.5㎜は霧雨程度の雨で長時間、外にいるようであれば、傘があった方が良い雨量で、降水量が1mmになるとほとんどの人が傘を指すことになります。
降水量1㎜程度なら濡れるのを覚悟して自転車に乗っても良さそうですが、降水量20mmだとそうは行きません。
降水量5mm以上になってくると傘をさしていても濡れてしまう程の雨になるので、降水量20mmだと自転車はとても乗ることはできません。
降水量20mmが予想される日にどうしても自転車に乗らなければいけない場合
雨具を着用する。
ヘルメットを着用する。
ライトを点灯する。
スピードを落として走る。
急ブレーキを避ける。
路面状況に注意する。
滑りやすい場所では降車する。
無理をせず、休憩をとる。
また、以下の点にも注意してください。
雷雨の時は、自転車に乗らない。
川や海などの水辺には近づかない。
高所には登らない。
木の下に立たない。
電線に触れない。
これらの注意点を守って、安全に自転車に乗ってください。
降水量20mmで車の運転は?
降水量20mmが予想される日にどうしても車の運転をしなければいけない場合
天気予報や雨雲レーダーをこまめに確認し、雨が強くなる前に出発する。
視界が悪くなるので、早めにヘッドライトを点灯する。
車間距離を十分にとり、急ブレーキや急ハンドルを避ける。
水たまりには進入しないように注意する。
冠水した道路では立ち往生する危険があるため、無理に走行しない。
万が一、立ち往生した場合は、車を降りずに助けを待つ。
また、車の点検も忘れずに行いましょう。特に、タイヤの空気圧やブレーキの状態を確認してください。
特にタイヤの状態が悪いとブレーキが利きにくくなったり、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなったりします。
空気圧や溝のチェックはもちろん、傷やひび割れ、すり減りが偏り、サイドが不自然に膨らんでいないか、タイヤサイドに記載された製造年まで念入りに確認しましょう。
また、タイヤの溝が十分残っていて見た目に異常がなくても、ゴムは自然に劣化します。
製造年から4~5年以上経過している場合は交換を検討しましょう。*タイヤの使用環境によって変わります。
タイヤの他にもワイパーの動きやワイパーのゴムに不具合がないかをチェック。ウィンドウの油膜を落としたり、サイドミラーをコーティングしたりすることで、雨の日の視界を確保します。
急な大雨で長時間停車しなければならない時にそなえ、簡単な防災アイテムを積んでおくと安心です。
大雨対策には緊急脱出用のハンマーがあると安心です。他にも防寒用のアウターや毛布、使い捨てカイロ、レインコート、携帯用のトイレ、軍手、長期保存が可能な水と食料などをセットにしてトランクへ。
まとめ:降水量20mmの雨はどのくらい?自転車や車で外出は?
降水量20mmは、1時間に20ミリメートルの雨が降ることを意味します。これは、強い雨と見なされ、傘をさしていても濡れてしまうほどの雨です。また、道路が冠水したり、川が氾濫したりする危険性もあります。そのため、ゴルフやキャンプなどのアウトドア活動は避け、自転車に乗ることも危険です。
以下に一般的な雨の強さの目安を示します(ただし、地域や気象条件によって異なる場合があります)。
弱い雨: 0.5mm/時未満
軽い雨: 0.5mm/時から1.0mm/時
中程度の雨: 1.0mm/時から4.0mm/時
強い雨: 4.0mm/時から16.0mm/時
激しい雨: 16.0mm/時以上
降水量20mmの雨が降った場合、できるだけ屋内に避難することが重要です。また、外出する必要がある場合は、雨具を着用し、足元に注意してください。
自転車に乗る場合、雨によって路面が滑りやすくなるため、ブレーキやコーナリング時に特に注意が必要です。速度を抑え、急な動作を避けるようにしましょう。また、白線やマンホールなど、特に滑りやすい箇所にも注意を払いましょう。
また雨の日は一部の道路が水没したり、水たまりが発生したりする可能性があります。事前に予定ルートを確認し、安全な道を選択しましょう。可能な場合は、車道よりも歩道や自転車専用レーンを利用することをお勧めします。
車の運転では 急ブレーキや急加速は避け、スムーズな操作を心掛けましょう。特にブレーキは、軽くペダルを踏むようにし、タイヤのロックを防ぐためにアンチロックブレーキシステム(ABS)を活用しましょう。
また雨天時はブレーキ距離が延びるため、他の車両との安全な車間距離を確保することが重要です。事故や急ブレーキによるスリップを防ぐため、前方の車両との距離を適切に保ちましょう。