連立不等式の領域の解き方|xy平面の面積の求め方

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連立不等式の現す領域の面積を問う問題の解き方について。

xy平面において連立不等式の表す領域Dの面積はどうやって求めると良いんでしょうか?

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連立不等式の領域の解き方・面積の求め方

xy平面でx^2+y^2≦-2,y-x^2≧0

領域はy軸に関して対称なのでx≧0のときのみ考える。

するとx^2+y^2=2・・・①とy=x^2・・・②の交点は、②を①に代入することで
y+y^2=2

移項するとy^2+y-2=0

因数分解して(y+2)(y-1)=0

y=x^2≧0より、y=1

またx>0よりx=1と決まる。

するとx≧0における領域は

y^2=2-x^2のy>0の部分、すなわち

y=√(2-x^2)と、y=x^2で囲まれる。

積分で表すと

∫[0~1]√(2-x^2)-x^2 dx・・・③

ここでx=√2sinθとおけば、dx/dθ=√2cosθ

またx:0→1に対してθ:0→π/4だから

③は

∫[0~π/4]{√(2-(√2sinθ)^2)-(√2sinθ)^2} -√2cosθ dθ
=∫[0~π/4]{√{2(1-(sinθ)^2)}-2(sinθ)^2} -√2cosθ dθ
=∫[0~π/4]{√2cosθ-2(sinθ)^2} -√2cosθ dθ
=∫[0~π/4]{2(cosθ)^2-2√2(sinθ)^2cosθ} dθ
=∫[0~π/4]{2-(1+2cosθ)/2-2√2-(1/3){(sinθ)^3}’} dθ
=∫[0~π/4]{(1+2cosθ)-2√2/3{(sinθ)^3}’} dθ
=[θ+2sinθ-2√2/6(sinθ)^3][0~π/4]
=π/4+2sinπ/4-2√2/6(sinπ/4)^3
=π/4+2-√2/2-2√2/6-(√2/2)^3
=π/4+√2-2√2/6-1/2√2
=√2+π/4-1/6

これはx≧0のみの面積で、実際はx≦0の部分も同じ面積だから
2-(√2+π/4-1/6)
=2√2+π/2-1/3(答)

xy平面でy≧|x^2-1|、y≦-x^2+2x+3

y≧│(x^2-1)│
y≦-x^2+2x+3=-(x-3)(x+1)

x^2-1=-x^2+2x+3
2x^2-2x-4=2(x^2-x-2)=2(x+1)(x-2)=0

-1 < x < 1
S1={(-x^2+2x+3)-(-x^2+1)}dx={2x+2}dx={x^2+2x}
=4

1 < x < 2
S2={(-x^2+2x+3)-(x^2-1)}dx={-2x^2+2x+4}dx={-(2/3)x^3+x^2+4x}
=(7/3)

S=4+7/3=19/3

xy平面でx^2+y^2≦1, y≧x^2-1/4

まず x^2+y^2=1、y=x^2-1/4の 連立方程式をといて
y=1/2, x=±√3/2 面積S
S=2∫(0,√3/2)[(√(1-x^2)-(x^2-1/4)]dx
=2(∫(0,√3/2)[(√(1-x^2)dx-∫(0,√3/2)(x^2-1/4)]dx )
∫(0,√3/2)(x^2-1/4)]dx =0
∫(0,√3/2)[(√(1-x^2)dxは普通にけいさんせず、扇方と三角形
の面積の和として求め、扇形は半径1角度60度、三角形は正三角形
の半分斜辺1
∫(0,√3/2)[(√(1-x^2)dx=π*1^2/6+(1/2)(1/2)(√3/2)
=π/6+√3/8
S=2∫(0,√3/2)[(√(1-x^2)dx=2(π/6+√3/8)=π/3+√3/4

xy平面でx^2 + y^2 ≦ 1 、 y ≧ x^2 – ( 1/4 )

x2 + y2 = 1 と y = x2 – 1/4 の交点を求めてみます。

x2 = y + 1/4 より (y + 1/4) + y2 = 1 から

4y2 + 4y – 3 = 0, (2y + 3)(2y – 1) = 0

-1 ≦ y ≦ 1 の範囲しか取らないので y = 1/2

よって x2 = 3/4 より x = ±√3/2 です。

つまり交点は (√3/2, 1/2), (-√3/2, 1/2) なので

(cos30゚, sin30゚), (cos150゚, sin150゚) です。

よって交点の座標を A, B とすると ∠AOB = 120゚

扇形AOBの面積は (π×12)×120゚/360゚ = π/3

△AOB は AB = √3, AH = 1/2 なので

△AOBの面積は 1/2×√3×1/2 = √3/4

線分ABと y = x2 – 1/4 で囲まれる部分の面積は

∫[-√3/2→√3/2]{1/2 – (x2 – 1/4)}dx

= {√3/2 – (-√3/2)}3/6 = √3/2

よって求める面積は

π/3 – √3/4 + √3/2

= π/3 + √3/4

まとめ:連立不等式の領域の解き方・面積の求め方のコツ

連立不等式の現す領域の面積を問う問題の解き方について、コツをいくつか挙げます。

不等式を図示します。
不等式のグラフが交わる点を特定します。
交点によって、領域をいくつかの部分に分けます。
各部分の面積を求めます。
各部分の面積の和を求めます。

例えば、連立不等式x^2+y^2≦2,y-x^2≧0の表す領域の面積を求める場合、まず、不等式を図示します。

次に、不等式のグラフが交わる点を特定します。グラフが交わる点は、(0,0)と(1,1)です。

次に、交点によって、領域をいくつかの部分に分けます。領域は、半径2の円の領域と、y=x^2のグラフの下の領域に分けられます。

次に、各部分の面積を求めます。半径2の円の面積は、π・2^2=4πです。y=x^2のグラフの下の領域の面積は、グラフの両端の点(0,0)と(1,1)を結んで得られる直角三角形の面積に等しいので、1/2・1・1=1/2です。

最後に、各部分の面積の和を求めます。4π-1/2=7π/2です。

したがって、連立不等式x^2+y^2≦2,y-x^2≧0の現す領域の面積は、7π/2です。

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