臨床検査技師は体のなかに潜む病気や細菌、ウイルスなどを検査で見つけ出し、医師に情報を伝えることで、病気の診断や治療に貢献する仕事
2024年の第70回臨床検査技師国家試験は下記のような日程・内容で行われました。
■臨床検査技師国家試験の日程・時間
2024年2月14日(水曜日)
午前(9時30分~12時00分)100問:2時間30分
午後(13時30分~16時00分)100問:2時間30分
■臨床検査技師国家試験の出題範囲・問題数
医用工学概論(情報科学概論及び検査機器総論を含む。)
公衆衛生学(関係法規を含む。)
臨床検査医学総論(臨床医学総論及び医学概論を含む。)
臨床検査総論(検査管理総論及び医動物学を含む。)
病理組織細胞学、臨床生理学、臨床化学(放射性同位元素検査技術学を含む。)
臨床血液学
臨床微生物学及び臨床免疫学
■主催団体
厚生労働省 医政局医事課試験免許室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
臨床検査技師国家試験運営本部事務所
〒135-0063 東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館7階
TEL 03-5579-6903
臨床検査技師国家試験解答速報2024
2024年の臨床検査技師国家試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
日本医歯薬研修協会
twitterのハッシュタグ「#臨床検査技師国家試験解答速報」
5ch
「資格の大原」や「ユーキャン」「LEC東京リーガルマインド」などでは臨床検査技師国家試験の解答速報は発表していないようです。
X(旧twitter)のハッシュタグでは他にも「#臨床検査技師国家試験」や「#臨床検査技師国家試験解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
正式な回答は後日、厚生労働省のHPで「第70回臨床検査技師国家試験問題および正答について」として発表されます。
臨床検査技師国家試験の合格基準は?
臨床検査技師試験は、合計200点満点中120点(60%)以上が合格基準です。
配点はおおむね次の通りです。※配点の比重は科目ごとに異なります。
臨床検査総論(20点)
臨床検査医学総論(10点)
臨床生理学(26点)
臨床化学(32点)
病理組織・細胞検査学(28点)
臨床血液学(18点)
臨床微生物学(22点)
臨床免疫学(22点)
公衆衛生学(10点)
医用工学概論(12点)
臨床検査技師国家試験の合格率は?
実施年度 合格率
令和4年度 第69回 77.60%
令和3年度 第68回 75.40%
令和2年度 第67回 80.20%
令和元年度 第66回 71.50%
平成30年度 第65回 75.20%
平成29年度 第64回 79.30%
平成28年度 第63回 78.70%
平成27年度 第62回 76.40%
平成26年度 第61回 82.10%
平成25年度 第60回 81.20%
平成24年度 第59回 77.20%
合格率はおおよそ75?80%ほどで推移していますが、2020年は合格率が71.5%と、例年より低い合格率でした。2023年は5,002人の受験中3,880人が合格し、合格率は77.6%でした。
臨床検査技師国家試験の難易度,受験生感想まとめ
臨床検査技師は、医師の指示のもとで、患者の血液や尿、組織などの検体を取り、それらを検査するお仕事をしています。具体的には、病院やクリニックなどで、医師からの依頼を受けて検査を行います。
この検査は、患者さんが病気かどうかや、病気の進行具合などを調べるために行われます。血液検査や尿検査、組織の細胞を調べる細胞検査など、さまざまな検査があります。
臨床検査技師が行う検査の結果は、医師に報告され、それをもとに正しい診断や治療が行われます。つまり、臨床検査技師のお仕事は、医療の土台を支えるとても重要なものなのです。
臨床検査技師は、血液や尿などの検査だけでなく、生体検査という体の内部や表面を調べる検査も行います。例えば、心電図や超音波検査などがあります。
医療の現場では、正確な検査結果がとても大切です。そのため、臨床検査技師は、検査機器を使って慎重に検査を行い、正確な結果を出すことが求められます。