鋼の錬金術師でロイ・マスタングの目はどうなった?
マスタングは真理の代償に失明・視力を失いましたが視力回復した?
ロイ・マスタング(鋼の錬金術師)の目は?視力回復した?
鋼の錬金術師でロイ・マスタングは真理の代償に失明・視力を失いましたが視力回復します。
お父様をアルが撃破しその混乱の収束に軍部が当たっているときに、軍仮設テントで視力を取り戻します。
まず、ロイ・マスタングが軍の仮設テントでうなだれて座っているところにノックス先生が訪れます。
そこでマスタング大佐は、ノックス先生に視力を完全に失ったこととその理由、「国の未来を見据えた者に対する、視力を奪うことによる『正しき絶望』」を明かします。
それを聞いたノックス先生は、途中で会ったというティム・マルコー医師をテント内に招き入れます。
外でワケを聞いていたマルコー医師は、混乱収束後の新イシュヴァール政策(各地のスラムに散住するイシュヴァールの民たちを集め、イシュヴァールの土地を返還し安住を軍が保障すること)と、そこで自分(マルコー医師)が医師活動をしながら住む事を認める事を交換条件に、賢者の石をマスタング大佐に渡し、マスタング大佐はその賢者の石と引き換えに視力を取り戻します。
(作中では、取り戻した様子等は描かれませんでしたが、アームストロング少佐が「視力がなければ軍を退役させられる」と話していることと、後の後日談的写真が沢山描かれているページの中の一枚の写真で、アームストロング(位章的に大総統の1つ下・大将)と補佐官リザ・ホークアイが軍服を着て軍を指揮している写真があり、エドたちが後日聞いているラジオで「マスタング准将が本格的にイシュヴァール政策に乗り出し・・・・」と放送していること、そしてキング・ブラッドレイ大総統の後を継いで大総統に就任したグラマン大総統とブラッドレイ婦人のアフタヌーン・ティータイムでの会話「東はマスタング君、北はアームストロング君が・・・」という言葉から軍に属し続けていると様子が見て取れます)
ロイ・マスタング(鋼の錬金術師)視力の対価になぜ賢者の石?
ロイ・マスタングはマルコーからイシュバールの復興のために賢者の石をつかってくださいといわれて視力を回復さています。
「鋼の錬金術師」の世界ではどうやら、代価は術師の身体ではなくても賢者の石でもOKのようです。
大佐の場合、視力を代価に真理を見た→賢者の石を代価に視力を返してもらった、もしくは治したです。
アルフォンスもエドの扉を代価に(アルは代価を払っていない)すべてを返してもらっていますが大佐もアルも錬成陣無し錬成はできるはずです。
ホーエンハイムはクセルクセスでフラスコの中の小人に扉を開かされましたが(大佐がプライドにされたのと似たような感じ?)その後フラスコの中の小人に賢者の石で身体を造ってもらった後も扉を開けた者、人柱としてお父様に目を付けられていました。
賢者の石で身体を取り返しても真理の情報はそのままなはずです。
まとめ:ロイ・マスタング(鋼の錬金術師)の目は?視力回復した?
鋼の錬金術師でロイ・マスタングの目は一度視力を失いましたが、賢者の石を使い再び視力が戻りました。
マスタングの場合は、すでにある賢者の石の使用でその材料となった魂の救済として、国の建て直しのために視力は必要として治癒したと思います。
イズミの場合も同様に賢者の石を使えば治癒できたはずです。
ですが、個人の欲望の下に禁忌を犯したという事実を他人の魂を使えば帳消しにできる、とは伝えたくなかったホーエンハイムの気持ちが「治せない」という言葉になったと思います。
ホーエンハイムはイズミの内臓を整理する時に、完全に治さないのは「あなたの罪の証だから」と言っています。
イズミ自身が望んでいるわけでもないのに、彼女の戒めを勝手に消し去るのは単なるおせっかいなのでホーエンハイムは完全に治す事はしませんでした。
鋼の錬金術師の世界の理屈で治せないという意味ではありません。
なお、同じ人体錬成とはいっても、マスタングと、エルリック兄弟・イズミ・ジュドウとはかなりケースが違うので一緒くたにはできません。
マスタングは自分一人で直接的に術を行ったのではなく、プライドが仲立ちをすることで無理矢理に行わされました。
無理矢理にマスタングに扉を開かせた際、プライドはかなりのエネルギーを使ったのか、顔面を剥離させています。
マスタング自身が人体練成を行っていたらマスタングだけが代価を持っていかれるのでしょうが、プライドが間に立っているため、プライド側も多くを持っていかれたという事の表れです。そうなる事がわかっていたからこそ、ホムンクルスは切羽詰まった状態になるまで、強制的に扉を開かせようとはしませんでした。
プライドが犠牲を多く払った分、一方でマスタングが奪われる物はかなり少なくなりました。そのため、角膜か神経のような微小なものだけを持っていかれたのでしょう。