リチウムイオン電池(2次)の研究開発で功績が認められ、
共同研究者という形で旭化成名誉フェローの吉野彰さんがノーベル賞を受賞しました。
これで日本人のノーベル賞受賞は2013年から2019年まで7年連続と過去最長を記録しています。
今後、ノーベル賞授賞式に参加が予定される吉野彰さんですが、
研究者の道を志すきっかけとして「ロウソクの科学」を上げて話題になっています。
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吉野彰さんは現在、ノーベル賞受賞を受けて様々なメディアからインタビューを受けているようですが、
あるメディアからの「研究者を目指すきっかけはなんだったのか?」という質問に対して、
「小学校の先生に紹介してもらった本「ローソクの科学」です」と答えていました。
吉野彰(ノーベル賞)が実質的にオススメをした形になる「ローソクの科学」という書籍は、
調べてみると電磁気学の大家「ファラデー」が著作の本のようです。
日本では翻訳者・出版社の違いから
- 「ロウソクの科学」が教えてくれること (サイエンス・アイ新書、白川英樹 (監修), 尾嶋好美 (翻訳))
- ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科 (角川つばさ文庫)
- ロウソクの科学 (角川文庫、三石巌 (翻訳))
- ロウソクの科学 (岩波文庫、竹内 敬人 (翻訳))
といった形で書籍が出版されています。
amazonで見る限り、すでにロウソクの科学は在庫なし・入荷待ちといった状態となっています。
その他、都内の大手書店の在庫・お取り寄せ・お取り置き状況はそれぞれ下記のページで確認できます。
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リチウムイオン電池は今でこそ多くの電子機器に搭載されてモバイル機器のスタンダードになっているものの、
安全性・容量という問題を抱えていて、吉野彰さんがノーベル賞を受賞したのは、
電池内の素材を工夫することで飛躍的に安全性を高めつつ高容量を実現したからです。
電池というのは容量が多くなればなるほど危険性が高くなるもので、
安全性と高容量というのは基本的にトレードオフの関係があります。
安全性を重視するのであれば容量はできるだけ小さいほうが良いわけですが、
低容量の電池なんて実用向きではないですよね。
こうしたトレードオフの関係を様々なアイデア・工夫によって解決するのが、
研究者としての腕の見せ所でもあり、忍耐力・集中力・継続力が問われるところです。