「ルビを振る」とはどういう意味?
漢字に読み仮名を振るときの「ルビ」とはどういう意味なんでしょうか?語源は?
ルビを振る語源・意味は?
漢字に読み仮名を振るときの「ルビ」とはどういう意味なのかというと、ルビは、5号活字の振り仮名に用いた7号活字の大きさが、イギリスで「ruby」と呼ばれる欧文活字と同じ大きさだったため、仮名用の活字を「ルビ」と呼ぶようになり、振り仮名のことも「ルビ」と呼ぶようになった。
「ruby」は宝石のルビーのことで、欧米では活字の大きさを宝石名で呼び、5ポイント活字を「pearl{真珠(しんじゅ)}」、5.5ポイント活字を「agate{瑪瑙(めのう)}」といった。
「ルビを振る」漢字に振り仮名を付けること
「総ルビ」文章中のすべての漢字に振り仮名が付いていること
「ぱらルビ」文中の一部の漢字にだけ振り仮名を付いていること
ルビとふりがなの違いは?
「ルビを振る」は、漢字に”ふりがな”を付ける(振る)ことです。
ルビ [ruby]とは、一般に漢字のふりがなをいいます。また、ふりがな用の小さな活字のことです。
るびとふりがなの違いについて、ふりがなは、そのまんまの意味です。
ルビは、単語の読み方を例えば
『強敵』を『とも』
『愛』を『らぶ』等、
任意で別の読み方や意味に指定したい時に使います。
ふりがなをルビというのは英語でふりがなを宝石のルビー(ruby)と呼んでいるからです。
宝石のようにちりばめて飾っているように見えるのが語源です。
まとめ:ルビを振る語源・意味は?
「ルビ」は英語です。
由来は、宝石の「ルビー」です。
元々イギリスの印刷業界では、活字の大きさに対して宝石の名前を通称としてつけて呼んでいました。
4.5ポイントはダイヤモンド、5ポイントはパールとなっています。
そして5.5ポイントがルビーと呼ばれていました。
そして、日本の印刷業界で振り仮名を振る際によく使われた7号活字の大きさが1.884ミリで、イギリスの「ルビー」と呼ばれるものの大きさが1.933ミリとほぼ同じ大きさだったために、日本でも「ルビー」がなまった「ルビ」と呼ばれるようになり、その後に振り仮名全体のことも「ルビ」と呼ぶようになりました。